僕は君を知らない。だけど君は僕を知っている。

いわゆるバックアップだとお思い下さいませな。
しかし、先は不明。

とある高嶋易断 1の巻

2005-08-10 21:43:09 | 日々色々

何年からも前の話になりますが、私の住んでいる田舎の方では
朝の新聞の折り込みチラシに、『高嶋易断鑑定』とかいうのが
ちょくちょく一緒に入っています。


いつも、文面を読んで胡散クサソ~だなと思っていたのですが
ある日私の中で、不思議な好奇心がムクムクと頭をもたげてきました。


私は、このチラシを胡散クサイとは思うが、本当の所はどうなのか?

このチラシだけではなく、実際に一度鑑定してもらってから判断しても
イイんではないか?

実際に一度鑑定を受けお話をしてみてから最終判断をすべきだ!

と思い始めたのです。

鑑定料は2000円となっています。


占い師さんに、一回みてもらったとしても普通それぐらいは
かかるので、まぁ、勉強代として払ってみてもいいか~と
思える金額でした。


そして、もうひとつ私を、その気にさせたのは、その鑑定師さんの
チラシに掲載されている写真でした。

私が以前に、バイトで働いていた所の社長に感じというか雰囲気が
ヒジョーに良く似ておられたのです。

鼻の下で丁寧にたくわえられた四角い形の豊かな鬚
(しかし、顎には無い)
ふわんと広がった髪の毛と濃い感じの丸顔 。


う~ん。。。
似てるなぁ~と思ったのです。


もちろん別人なのは細かい所を見ると分かるのですが
タイプが似ているといいましょーか

はっきり言って私はその社長をスキでは無かったのですが
(多分私と一緒に働いていた女の子達は、ほとんど
そうだったと思います。


でもなんだか、この鑑定師さんも、あの社長のようなタイプ
なのかなぁと確認してみたくなってきたのです。


それで、チラシに書いている日時に、鑑定を受けに
向かいました。
チラシには、ウチの市の公民館の一室を2日間かりて
開催となっていました。


当日、公民館のその部屋の前には受け付け机が置かれ
女の子が二人座っていました。

二人の女の子の姿は白い着物に紫の袴姿という
いかにもそれらしき格好です。


予約なしで行ったのですが、相談人が自分の順番が
くるまでに待つ為に部屋の前に置かれたであろう何脚かの
会議イスには誰も座っていませんでした。


受付の女の子に向かい
「鑑定をお願いしたいんですが…」と伝えると

「鑑定料として二千円を承ります」というので

代金を支払うと

次に「こちらの方に、お名前と生年月日のご記入をして下さい」

と言われたので、渡された紙に自分の氏名、誕生日を記入しました。


袴姿の女の子は「しばらくお待ち下さい。」
といって目の前の部屋のドアを開け中にその紙を持って
消えていきました。


残ったもう一人の女の子に
「かけてお待ち下さい」
と言われたので私は、誰も座っていない会議イスに
腰掛けしばらく待つ事にしたのです。


続く…