goo

大学2部(夜間部)募集停止について

最近、大学の2部(夜間部)募集停止について耳にします

もともと大学の夜間部は、働きながら通学する「勤労学生」のために設けられたとのことですが、大学関係者から話を聞くと、ここ数年、仕事に従事している学生はホント少ないとのことで、勤労学生の減少/少子化に伴い、募集停止の流れとなってるようです。


 2部(夜間部)の学生募集を停止及び停止予定している主な大学 
・立命館大学(2004年)
・関西大学(2007年)
・大阪大学(2008年)
・神戸大学(2008年)
・同志社大学(2008年)
大阪市立大学(2010年)
青山学院大学/経済・経営(2008年)教育(2009年)
法政大学/文学部(2009年)経済・社会・法(2010年) 
日本大学/法学部政経学科・新聞学科
横浜国立大学 工学部(2008年)


正直、仕事と両立させるための2部という理由よりも、偏差値的に入学しやすい、学費が安い、というのが2部学生の本音だとか・・・。
とはいっても、仕事しながら真剣に大学で学びたい学生にとっては選択肢が減って残念なことです・・・

大学関係者によると、2部募集停止についてはコスト面でも問題があるようで、昼間部よりもコストがかかる夜間部を削って経営負担を軽くするという理由もあると思います。
2部だからといって、講義の質を下げるわけにもいかないし、それこそ管理費も馬鹿にならないでしょうし・・・。

ただ、やっぱり僕の周りにもいるんですが、社会人になってから、改めて大学に通いたいって真剣に言ってる人、結構多いんですよ
特に地方で進学校でもない商業高校/工業高校を卒業後、何となく周りの雰囲気で就職し、社会人になって初めて大学に行きたいと思う、って。
地方だと予備校もないし、勉強したくても環境がないというか、(環境のせいにするのは良くないが・・・)進学先の高校次第で、卒業後の進路も決まってしまうケースも多々あるわけです。
はっきり言って、高校進学時にその先までも決まってしまう・・・。
そういうのちょっぴり淋しい気もします。

そういう意味で、2部(夜間部)の廃止は、やっぱり勉強したい!と思うやる気のある社会人にとっては非常に残念な傾向だと思います。
実家に帰って親父と会話すると、今からでも大学で勉強したい!なんて言ってますしね・・・。
(もう60歳過ぎてるのに・・・)
もちろん大学経営にも需要と供給のバランスがあって初めて成り立つもんですから、これだけは何とも難しいもんです。

とはいえ、2部募集停止とは逆に、夜間大学院についてはここ数年増加しています
大学卒業後、専門的な知識や技術を身につけたい社会人にはニーズがあるようです
そういう僕も、大学院ではないのですが、早稲田大学のオープンカレッジ講座の夜間でMBA講座を3ヶ月ほど受講したことがありますが、すごい人数で、受講生の多さと真剣さにビックリしたほどです
受講生全員が社会人ですごい刺激にもなりましたしね。

結構、大学を卒業して社会人になってからは、もう一度大学で勉強したい!というニーズは結構多いはず
僕も経済的余裕と時間的余裕があればすぐにでも大学院とか通ってみたいですけれど・・・


 Posted by Tanitani
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 立教大学 歴... 東京農工大学... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。