日本一のサッカークラブを目指すジュニアユースの指導者が語ります。
天下を取ろう!



今日はお盆休み…。

久しぶりにゆっくりと過ごした。


このような休日は特に何かをすることもなく、

結局はサッカーのことを考えてしまう…。


まったくもって趣味の乏しい男だとつくづく思う…。


ただ、今日はずっと気になっていたことを少し書きたい…。


ここ2年、3年くらいの傾向なのだが自分のことを

「監督」と呼ぶ生徒や保護者の方が急増
した…。


おそらく、小学校時代にサッカークラブに所属をしていた

生徒が増えたことが要因なのだろう…。


サッカーを指導する組織の長は確かに監督である。


自分はそのことに対して、直接どうこう言ったことは、

これまで一度もない…。


しかし、何となく違和感を感じながら日々の指導をしていた…。



先生と監督の違いが何なのか…?



生徒を「サッカーという競技を通じて一人前の大人に育てる」

いうことは基本的には変わらないと思う。



ただ、生徒や保護者の気持ちの中に、小学校の延長線上として、


サッカーを教えてくれる人=「監督」


と思っているのではないかと思うことがしばしばある…。



以前、自分が授業参観の時に「社会科」の授業をおこなった時の

ことを少し書き記したい。


「監督の社会の授業、すごくわかりやすかったです。」


非常にありがたいお褒めの言葉であったが…、その後に続いて、


「監督ってサッカーも忙しいのに、社会の授業もされてて本当に

大変ですね…。」



いよいよ、本業が何なのか分からなくなってくる…。


自分は中学校で担任をして社会の授業をして、そして高校でも

世界史の授業も担当している…。夏休みも午前中は課外授業を

受け持ち、平日は午後からしかトレーニングはできない。


自分は東福岡という組織で担任をして授業をして生徒指導を

することで収入を得ている学校の「先生」
である。


サッカーだけを教えているわけでは決してない…。


ただ、そのように思われているところに、生徒との距離が

少なからずあったのではないかと今感じている。


志波先生ではなく志波監督…。

志波監督=サッカーを教えてくれる人



自分はサッカーを教えるために教員になったわけではない。


しかし、勝ちたい気持ち、勝たなければと思う気持ちが、

徐々にサッカーを一番に教えることにつながってきたのでは

ないかと思うのである…。


部活動の一番の指導は生徒指導である…。


特に本校のように特待生の制度がない学校であるならば、

なおさらのことである…。特待生の制度がある学校でも

生徒指導に重点を置いている学校がたくさんある…。



結局は人間力を育てるしかないのである。


挨拶・返事・整理整頓をはじめ、仲間を思いやる気持ち、

物を大切にする気持ちなど、あげていけばキリがないほど

生徒指導の要素はある…。



正直、まだまだ生徒指導は不十分である…。


中総体に敗れ、福岡県リーグで勝てない試合が続く中で、

もう一度、原点回帰して生徒指導の徹底をおこなっている。


この生徒指導の成果がいつ出るかはわからない…。


ただ、一つ言えることは、生徒指導をするということは、

生徒との距離を縮めるということ
である…。


自分は、クラスでも生徒指導を受け、部活動でも生徒指導を

受けていたらきっと生徒は息苦しかろう…。


せめて好きなサッカーは怒られながらでも思いっきりさせたい…。

ボールを止める、蹴る、運ぶことのミスは何度も指導した…。

しかし、ピッチ外の指導がやっぱり甘かった。

だから大事なところで勝ちきれなかったんだと思う…。



以前、担任を8年ほど外れていた頃は、授業に行かない

クラスにいる生徒は、サッカーの時しか会わない生徒も

少なからずいた。だからこそ、サッカーの時にしっかりと

生徒指導をしなければと厳しく指導していたことを思い出す。


けれども、生徒指導を学級でも学年でも授業でも、そして部活動

でも行いつづけることで、生徒をさらに理解することにつながる

だろうし、自分の考えをもっともっと注入することができると思う。



生徒にはもっとたくさんのことを教えたい…。


生徒ともっとしっかりと向き合って、人間を育てることに

エネルギーを注いでいきたい。

もちろん、自分ができることには限りがあるけれども、自分が

できることで、それが生徒のためになると思ったことはどんどん

いろいろなことを指導していきたい
と思う…。



自分は「監督」ではなく「先生」であり、指導を受けるものは、

「選手」ではなく「生徒」である…。



サッカー選手である前に、ひとりの中学生として接していく…。


人間を育てるには長い時間がかかる…。

根気よく粘り強く生徒と向き合っていかなければならない。


けれども、サッカーを指導することよりも、人間として大切な

ものが何なのかを指導していくことが、めぐりめぐって

「天下を取る」ための近道なのではないかと最近感じている…。


本校に入学し、サッカー部に入部をしてくれている選手の

レベルは過去と比較しても素晴らしく上がってきている。


あとは、ひとりの生徒として、ひとりの中学生としてどれだけ

人間力を上げていけるのか…。そこをしっかりやっていけば、

2度目の全国の舞台は決して遠いものではないと信じている…。


ひとりの教育者として…。夢の舞台を目指して…。








コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« この1年を振り... 我々が勝つた... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 
 
・30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております
・送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております
・このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。