信じれば真実、疑えば妄想…

季節は巡り、繰り返しと積み重ねの日々に、
小さな希望と少しの刺激で、
今を楽しく、これからも楽しく

妄想劇場・一考編(ニュースの深層)

2017年04月19日 | 妄想劇場

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『ニュースの深層』

過去に起きていることから浮かび上がってくる
真実もある。・・・

テレビ・新聞が報じない「地面師詐欺」〜
ついに明かされた驚きの手口
12億円の被害はこうして生まれた

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役割分担された犯行 


都心のビルや土地を所有するニセの地主を仕立て上げ、
売買を仕組んで買い主から億単位の代金を騙し取る
地面師詐欺は、捜査員たちのあいだで「ニンベン」
とも呼ばれる。

「偽」の字の部首から取られた符牒だ。
1月25日、不動産業者の耳目を集めた地面師事件の
裁判の判決が、東京地裁であった。
午後1時30分、証言台に立った被告人は内田マイク
(63歳)という。

身長180cmほどの長身で、がっしりした体軀の
被告人は、丸坊主に近い白髪交じりの短髪に
黒縁メガネをかけ、黒いジャケットに赤いチェックの
シャツ。一見すると、ラグビーの監督のようないでたちだ。

その正体はかつて「池袋グループ」と呼ばれた
集団を率い、いまや日本の地面師の頂点に立つと
評判の大物詐欺師である。

「地面師詐欺は地価が高騰してきた東京でここ数年、
頻繁に起きているが、摘発できているのは氷山の一角。
その地面師がらみの多くの事件で、マイクは
何らかの足跡を残していると言われています。

例の新橋5丁目で資産家が白骨死体で発見された
変死事件でも、その名が取り沙汰されています」
(警察の捜査関係者)

内田が警視庁捜査2課に逮捕されたのは一昨年のことだ。
容疑は他人の土地の所有権を無断で移し、
嘘の登記申請をした電磁的公正証書原本不実記録・
同供用など。

もう一人の名うての地面師、八重森和夫
(逮捕時67歳)のほか、計9人が一斉逮捕された。
内田らはニセ地主を使って東京都杉並区浜田山の
駐車場を横浜市内の不動産業者に売りつけて
2億5000万円をまんまと詐取。
典型的な成り済まし地面師詐欺である。

逮捕から1年2ヵ月、検察側の懲役8年という
論告求刑に対し、今回下された判決は、
「懲役7年」。内田がまぎれもなく犯行の主犯格だと
認定している。

地面師詐欺における常套手段でもあるが、
犯行は役割分担され、何段階にも分かれた
複雑な経過をたどっている。

事件を振り返りながら、詐欺集団の組織と
犯行のシステムを解剖する。
役割分担された犯行の第一段階は、狙い目の
土地を物色し、地主の情報をかき集めることだ。
内田たちが浜田山の駐車場に目を付けたのは、
'11年5月半ばのこと。

論告公判では情報をもたらしたのが、大賀義隆
(逮捕時63歳)とされる。
内田を知る不動産コンサルタントが明かす。
「内田には女房のやっている浜松町の会社のほか、
いくつか事務所があるが、そのうちの一つでは、

パソコンで不動産登記を片っ端からあげ、
自動車で現場を視察する部隊が常駐していました。
そうして成り済ましやすい資産家の物件の
情報を常に抱えているのでしょう」

温泉街で仲間を調達

その情報をもとにニセ地主役を仕立てなければならない。
浜田山の事件で、そこに抜擢されたのが、
渡邊政志(逮捕時72歳)である。

地面師グループは事件ごとにそれぞれの役割を担う
詐欺師たちが離合集散を繰り返すが、
犯行が成功するかどうか、カギを握るのが、
成り済まし役だといっても過言ではない。

内田らが選んだ渡邊は検察の取り調べに対し、
次のように供述している。
「('11年)6月初めごろ、(共犯で逮捕された)
高橋国幹からニセ地主役をするよう指示されました。
そこで会ったのが、内田です」

成り済まし役には、本物の地主と年恰好の似た人物を
仕立て上げるが、取引現場に立ち会う必要があるので、
それらしく振る舞う演技力も欠かせない。

どのようにして探し出してくるのか。 「簡単にいえば、
グループの中に手配師がいるわけですよ。
それが今度の場合は高橋ですが、後ろに
大掛かりな手配師のネットワークがあります」 と、
先の不動産コンサルタントが話した。

「東京で仕事をする手配師の元締めは、千葉と
神奈川にいるとされます。
彼らは温泉街に人脈があり、そこから成り済まし役を
調達するパターンが多い。

千葉の手配師は、北関東の栃木や群馬の温泉地から、
神奈川は箱根や熱海などに強みがある。
抜擢されるのは温泉地のコンパニオン派遣会社に
登録をしている芸者崩れの中年女性なんかが多い。

男女とも過去はそこそこのいい暮らしをしていて、
何らかの事情で身を隠して清掃の仕事や風呂番
なんかをしている。

地方にはそういう足がつきにくい訳アリを束ねている
やくざもいて、手配師にはそのネットワークが
あるんです」

渡邊を逮捕した際、警視庁が把握していた住居は、
埼玉県のアパートだった。念のため、
そこを訪ねてみたが、住んでいた気配もなく、
単に住民票を置いていただけのようだった。
足がつかないよう、住民票だけを移すことぐらいは
朝飯前なのだろう。

身元が容易にわからない人物であること、犯罪歴の
ないことなどは成り済まし犯の絶対条件だという。
今度の事件で、渡邊は成り済まし役になった理由として
「単なる報酬目当てだった」と本音を吐露している。

億単位を騙し取る地面師詐欺で重要な役回りを
果たす成り済まし役としての報酬相場は
200万~300万円。
彼らにとってはいい小遣い稼ぎになる。

つまり成り済まし役は、曰くつきの詐欺師や
事件師ではなく素人だ。
したがって地面師グループが採用する際には必ず
面接をする。そのポイントはどこか。

「一つは、しゃべりがうまいこと。それと記憶力が
いいことでしょうか。
そこを見極め、使いものになる、と判断すれば
雇うのです」

先のコンサルタントは悪びれずそう説明した。
面接では、取引に備えた予行演習もするとか。
「実際に事務所で取引を想定して目の前に座らせ、
内田マイクたちが『これから本人確認をさせて
いただきます』と司法書士役をしながら、
あるいは実際にお抱えの司法書士に質問させる。

『身分を証明できるものを提示してください』と指示し、
あらかじめ用意した偽造の免許証なり、パスポートなり、
高齢者手帳なりを出す。
『何年何月生まれですか』『本籍はどこですか』
『ご兄弟は』『生まれ年の干支は』などと
矢継ぎ早に尋ね、淀みなく答えさせるんです」



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成り済まし役の選抜には気を遣う。
そのため面接は、たいてい主犯格がおこなうのだという。
今度の事件だと内田であり、八重森だ。
実際、成り済まし役の渡邊は、検事の取り調べに対し、
こう供述している。

「内田の面接を受けたあと、(手配師の)高橋から
地主役の面接に合格したと告げられました。
その後、神田の喫茶店で別の人物と会うよう
指示されたのですが、運転免許証用の写真を
持参するよう言われました」 渡

邊はもう一人のリーダーである八重森から
面接を受けたときの模様を以下のように供述している。
「喫茶店で八重森に会った際、運転免許証の
顔写真を見せると、背の景色などに問題があるといわれ、
(6月)9日に写真の撮り直しを指示されました。

教わった写真店で撮り直した写真を渡し、
それから真の土地所有者であるAのところに
下見に行った。
その帰りに、八重森から1万円をもらいました」
ちなみにこの1万円は成り済まし報酬そのものではなく、
交通費程度なのだろう。

地面師事件は、成り済ましを捕まえなければ、
捜査当局が立件しづらい。
仮に逮捕しても口を割らなければ、捜査は難航する。
そのため、渡邊がしゃべらないように気を
遣っていたのかもしれない。

ところが、用意周到に犯行を計画したはずの
内田たちにとって、ある誤算も生じた。
渡邊が一連の事件に加わった間、
日常の出来事を日記につけていたのである。

犯行直前の'11年6月30日の日記帳には、
次のような記載があったという。
〈八重森から(本当の地主A)名義で、自分の
顔写真が表示された運転免許証、印鑑、
偽造の印鑑登録証明書などを受け取った〉

内田や八重森たちにとっては、日記が彼らとの
関係性を立証する物証として、命取りになったといえる。
「取引に臨む際、(渡邊たち関係者は)
指にマニキュアを塗っていた……」
内田の論告求刑で、検事はそう述べていたが、
それについて、地面師と付き合いのある
不動産ブローカーはこう説明してくれた。

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不動産取引をするのにまさか手袋するわけには
いかない。それで、両手の5本の指の腹すべてに
透明のマニキュアを塗っておく。

ただ、逆に警察はまったく指紋のついていない不動産の
書類を見ると、地面師事件を疑いますけどね」
地面師事件では、偽造した免許証や偽造パスポートを
使って成り済まし役を仕立て、その次に仲間内の
ブローカーと不動産売買をした格好を装う。

そこからカモにする買い手を見つけ、土地や建物を
転売する形をとる。
今度のケースでも内田マイクは、仲間の福田尚人が
社長になっている「ジェイ・パートナーズ」なる
コンサルタント会社にくだんの駐車場を売却した
体裁をとり、と同時に横浜市内の不動産業者に
話を持ち掛けた。

福田も逮捕され、すでに1審判決で懲役5年の
実刑判決が下っている。

白骨死体になった資産家

なぜ、そんな面倒な手続きを踏むのか。
ある都内の中堅不動産業者が解説してくれた。
「この取引は表向き、間に入った福田に手数料や
転売の利益を落とさせることを装っているが、
実際の目的はそこではありません。

福田のジェイ社とニセの地主との土地の売買契約書を
作成する。それをもとに買い手に信用させる。
それともう一つ、あいだに一枚かませて、ばれたとき
関係者を逃がすことによって事件をうやむやにする」

福田尚人は、昨年の本誌記事で紹介した渋谷区
富ヶ谷のマンション用地の売買にからんだ
地面師事件にも登場した人物だ。

被害に遭った不動産業者が窓口の弁護士事務所に
6億5000万円の土地代を振り込み、
そのうち1億円が弁護士事務所から福田のところへ
渡っている。

地面師グループはITバブルが起きた'90年代末から
'00年代初めにかけ、横行したことがある。
当時、5グループとされた派閥のうち、内田は
池袋グループと呼ばれる集団を率いていた。
今は3大グループが存在し、なかでも内田派は
他を圧倒しているという。

昨年10月、身寄りのない資産家の女性が自宅の
すぐそばで白骨死体となって発見された
新橋の土地取引は、すでに偽造パスポートによる
成り済まし詐欺だと判明しているが、
取引に参加したある不動産業者はこう指摘する。

「もともと、この一帯を地上げしようとしてうまく
いかなかったとき、内田が話に加わってきた、
と聞きました。

土地はその後、転売が繰り返され、最終的に
NTT都市開発が購入しているが、
NTT側は12億円も支払っている。

しかしこれは、相続人がいない土地なので
本来なら、国の所有となるはず。
12億円が戻ってくるとも思えないし、
NTT側はどのように処理するのでしょうか」

12億円の被害に遭ったこの新橋事件をはじめ、
既報した6億5000万円を騙し取られた富ヶ谷事件。
取材でつかんだ主な地面師の被害をざっと挙げると、

世田谷区中町の5億円、中野区中野弥生町では
6億7000万円、墨田区東向島の1億7000万円……、と
数え切れないほどの詐欺が横行している。

文字通り神出鬼没。地面師たちは都心や
高級住宅地を蹂躙している。
犯行グループは暴力団組織のように固定
されているわけではなく、物件ごとに離合集散を
繰り返すから余計に把握しづらいが、警視庁は
大忙しだ。
立件寸前で闇に葬り去られた未解決事件もある。

・・・
Author :現代ビジネス森功(もり・いさお)
http://gendai.ismedia.jp/

 

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歌は心の走馬灯、歌は世につれ、
 世は歌につれ、
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三年待ち屋

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