信じれば真実、疑えば妄想…

季節は巡り、繰り返しと積み重ねの日々に、
小さな希望と少しの刺激で、
今を楽しく、これからも楽しく

歴史・履歴への訪問証

2016年10月13日 | 妄想劇場

歴史・履歴への訪問証

昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3_4


鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる


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むかしむかし、ある町の店に、村から嫁いで来た
お嫁さんがいました。
お嫁さんは良く働き、気立ても良くて申し分ないのですが、
あいにく文字の読み書きが出来ません。

B1_2

ある日の事、このお嫁さんが久しぶりに、
村のお母さんの所へ里帰りをする事になりました。
お嫁さんに、お土産を持たせた夫は、
「お母さんに、手紙を持って行きなさい」と、筆と紙を取りました。

「あの、うちのおっかさんも、読み書きが出来ません。
すみませんが字の手紙でなく、絵手紙にしてください」
「わかった。じゃあ、絵手紙にしよう」

夫は紙に『一升ます』と『草かりがま』と『女の人の
着物に 噛みつきそうな犬』を絵にして、お嫁さんに渡しました。

さて、それから数日後。 「おっかさん、ただいま」
「まあまあ、よく帰って来てくれたね。さあ、ゆっくりしておくれ。
で、どうだい? 町での暮らしは」
「はい。うちの人は優しくしてくれるし、お店は繁盛しているし、
毎日がとても楽しくてね。それでつい、帰るのが遅くなって」

お嫁さんは、つもる話をしてから、
「あっ、そうそう。うちの人から、絵手紙を預かってきましたよ」と、
お母さんに、絵手紙を差し出しました。
それを受け取ったお母さんは、絵手紙を見て首を傾げます。
「はて、『一升ます』と『草かりがま』と『女の人の着物に
噛みつきそうな犬』。何の事やら、読み取れません」

そこでお母さんとお嫁さんは隣に住む物知りのおじいさんに、
この絵手紙を読み解いて欲しいと頼みました。
すると、「ふむ、ふむふむ。気の毒じゃが、これは
離縁(りえん)状じゃよ」と、言うのです。
「まさか、そんな事は・・・。でも・・・、そんなあ・・・」
お嫁さんは悲しくなり、シクシクと泣き出しました。
「何かの間違いです。ちゃんと、読み解いて下さい」
お母さんが言うと、おじいさんは絵手紙をお母さんに
見せて言いました。

「いいかい。 『一升ます』は、一生の事。
『草かりがま』と『犬』で、かまワン、となる。
つまりだ、 『おまえの事は一生構わんから、
帰って来なくていい』 と、言う事じゃ。
ほんに、気の毒になあ」

「うわーん!」お嫁さんはあまりの事に泣き崩れてしまい、
それから毎日泣き暮らしていました。
そんなある日の事、夫が町から尋ねてきました。
「いつまでも帰って来ないから、病気にでもなったのかと
心配でやって来た。一体、何を泣いているのだ?」

「だっ、だって。絵手紙で『一生かまわん』と、
あたしを離縁したではありませんか」
「ああ? 何を言うのだ!犬の絵を、よく見たのか?
犬が女の着物のすそを、噛もうとしておったろうが。

これはつまり、『お前の事は、一生かまう(大事にする)』 との
意味で、決して離縁状などではない」
これを聞いて、お嫁さんは、「まあ、うれしい!」と、
夫に抱きつくと、仲良く手に手をとって町へ戻って行きました。
お幸せに。・・・

おしまい


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むかしむかし、あるところに、猟師のおじいさんがいました。  
ある日の事、おじいさんは鳥を追いかけているうちに、
道に迷ってしまいました。
「もうだめだ、一歩も歩けない」  
歩き疲れたおじいさんが座り込んでいると、どこからか一匹の
カモシカが現れておじいさんの方に背中を向けます。

「おや? わしを乗せてくれるのか。
どこでもいいから、人のいるところへ連れて行ってくれ」  
おじいさんがカモシカの背中に乗ると、カモシカは
風のようにかけだして、あっという間に立派な御殿につきました。  

すると中から、美しい娘さんが出てきて、
「お待ちしていました。さあさあ、こちらへ」 と、言って、
おじいさんをお風呂場に案内したのです。  
そのお風呂は殿さまが入るような立派な物で、
ちょうどよい湯かげんです。  
そしておじいさんがお湯に入って、顔や体を洗うとどうでしょう。  
しわしわの皮がぺろんと取れて、つやつやした肌に
なったではありませんか。

「おおっ、なんだか急に元気が出てきたぞ」  
お風呂から出て新しい着物を着せてもらったおじいさんは、
すっかり若者の姿に変わっていたのです。  
部屋に案内された若者は、またまた目を丸くしました。  
金と銀で出来た部屋はまばゆいほどに光り輝き
、山のようなごちそうがならんでいます。

「さあ、どうぞめしあがれ」  若者がごちそうを食べていると、
娘さんが琴をひいてくれました。 「まるで、夢を見ているみたいだ」  
さあ、そんな毎日が何日も続いたある日の事。  
娘さんが若者に、小さい箱を渡して言いました。

「あなたのそばにいたくて、今までがまんしてきましたが、
今日はどうしても出かけなくてはなりません。
この箱には、桜とスミレと梅の形をした、奥の部屋のカギが
入っています。

桜とスミレのカギは使ってもかまいませんが、
梅のカギだけは決して使わないでください」
「わかった。梅のカギを使ってはいけないのだな。
いいさ、どのカギも使わないよ」  
若者が約束したので、娘さんは安心して出かけて行きました。

娘さんには約束しましたが、若者は一人ぼっちになると
さびしくてたまりません。  
そこで今まで入った事のない奥の部屋の前に行き、
桜の形のカギを差し込みました。  

すると、どうでしょう。  部屋の中からふんわりと、
暖かい春の風が吹いてきました。  
中へ入るとタンポポや桜草が一面に咲いていて、
その中に一匹の馬がいました。  
その馬に乗ってみると、馬は桜の木が何百本と
生えているところへ連れて行ってくれました。  
どの桜の木も、満開の花が咲いています。

「なんて、きれいなんだ」  若者は夕方までお花見をすると、
戻って部屋のとびらを閉めました。  

次の日、若者がスミレの形のカギで部屋を開けると、
今度はスミレの咲いている野原に変わっていました。  
色とりどりの小鳥たちが、楽しそうに飛び回っています。  
若者は時間のたつのもわすれて、夕方まで
小鳥をながめていました。  

さてその次の日、若者は梅の形のカギをにぎったまま、
部屋の前を行ったり来たりしていました。
「梅のカギだけは使わないでくれと言っていたが、
梅のカギを使うとどうなるのだろう? 
きっと素晴らしい梅の花があるんだろうな」  

若者はどうしてもがまん出来ず、とうとう娘さんとの
約束を破って梅のカギを使いました。  
すると、どうでしょう。 思っていた景色とはまるで違い、
枯れ木ばかりが風にゆれています。  

するとその時、二匹の白ギツネが飛び込んできて
若者にたずねました。 「わたしたちの娘が、
この部屋に入ったきり、もう何年も出てきません。
娘に会いませんでしたか?」

「いいや、キツネなんかには・・・。
まさか、あの美しい娘さんがキツネか?」  
若者がびっくりしていると、そこへ娘さんが戻ってきました。

「どうして、約束を守ってくれなかったのですか。
・・・残念ですが、もうお別れです」  
娘さんは若者に箱を渡すと、パッと白ギツネの姿に戻り、
二匹の親ギツネと一緒にかけて行きました。  

気がつくと若者は箱をかかえたまま、山の中の
草むらに立っていました。 「なんじゃ? 夢だったのか? 

・・・いや、夢じゃない。娘にもらった箱があるぞ」  
若者が箱のふたを開けると、中からしわだらけの皮が
飛び出してきて、若者の体にペタリと張り付きました。  
すると若者は、元通りのおじいさんにもどってしまいました。

おしまい

 

楽に生きる方法は、楽をしては手に入らない・・・


Photo


常識とは、成功する為の知恵ではなく、失敗しない為の知恵。

 

        

 

 
P R
 
  カビの生えない・きれいなお風呂
 
お風呂物語

 
 
入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂
 
  Diy_3

      
  『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。
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