信じれば真実、疑えば妄想…

季節は巡り、繰り返しと積み重ねの日々に、
小さな希望と少しの刺激で、
今を楽しく、これからも楽しく

妄想劇場・一考編(ニュースの深層)

2017年07月29日 | 妄想劇場

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過去に起きていることから浮かび上がってくる
真実もある。・・・




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未来工業という会社をご存じでしょうか?
山田昭男さんが立ちあげた岐阜県のユニークな
会社です。電気関連の製品を作っています。

何がユニークかというと、ほとんど一般の会社の
常識の逆をやってるところです。
それでいて、すごく儲かってるから本物のユニーク
企業なんです。

売上高は200億以上。創業以来40年以上赤字なし。
日本トップレベルの給料を支払い、上場まで
果たしています。

常識の逆って、具体的には、どんな社内ルールが
敷かれているのでしょうか。
こんな感じです。


●ホウレンソウ(報告・連絡・相談)禁止
●残業禁止
●ネクタイ禁止
●上司は部下に命令禁止
●ノルマ禁止
●携帯電話禁止
●年間休日140日(休日数日本一)
●育児休暇3年(こんな会社ないでしょう)

なにもかも常識の真逆をいく会社です。
なぜ山田さんが、こんな風に常識の逆をいく
社風にしたのか。
こういうことです。

日本の会社で、経常利益が4,000万円以上ある会社は、
全体の3%しかないそうです。
残り97%は、そこそこまたは儲かってない会社
ということになります。

この比率は、20年来変わってません。

山田さんは思いました。
「なんだ、常識の通りにやったら儲かる会社はたった
3%に過ぎないのか」 ならば・・・

「ならば、常識の逆を行こうじゃないか」

これが非常識・反常識の動機だったのです。
未来工業の本質はどこにあるのか?
常識の逆に行くことが本質じゃないんです。

未来工業では、社員がやりたいと思ったことは、
すぐにやることができます。
相談、報告禁止だからです。

やってみてダメならやめればいい。

それは逆に言うと、自分でちゃんとひとつひとつ
考え抜けということです。
未来工業の壁にはいたるところにこんな標語が
大きく掲げられています。

『常に考える!』

これが未来工業の本質のようです。
ところで、この会社を見学に来る人も海外含めて
数多くあります。
その見学のさせ方についても、非常識・反常識な
やり方をしています。

美術館より高い会社見学料。だからムダにしないでね
非常識経営、未来工業

普通の会社ならば、会社見学は無料でやるのが
常識です。
やはりここでも未来工業は逆を行きました。

他が無料なら、うちは2,000円とる。
2,000円といえば、美術館以上の価格です。
でも、これがバカにならない。

未来工業はマスコミにもよく取り上げられるので、
海外も含めて見学者が年間1万人近くになります。
そうすると、2千円×1万人=2,000万円。

未来工業の総務部は、たったひとりで年間
2,000万円もの利益を確保しているわけです。
究極の総務部ではないでしょうか。

さて、創業者の山田さん、今は「相談役」として
第一線からは退いているそうです。

だけど、未来工業は、報告・連絡・相談が
禁止なので、社員の誰も相談に来ることは
ないそうです(笑)・・・





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就職活動ではご縁がなかった場合、
決まってこんな文言の不採用通知が届きます。
「慎重に検討させていただきましたが、残念ながら、
 今回は貴意に添うことが出来ません。

貴殿の今後のご多幸とご健康をお祈り致します」
「慎重に選考させていただきましたが、
今回は残念ながら採用を見送らせていただくことに
なりました。 
今後一層のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」
「お祈り致します」などと書きながらも、
本心ではそうは思っていないのが明白です。

日付と名前のところだけを差し替えて、使いまわして
いるのが一目瞭然。
応募人数が多い事情もあるでしょうし、毎回書面を
一から作っていたら、著しく非効率です。
他の業務に支障が出てしまいますから、こうした
書面は止むを得ないのかもしれません。

そんな判で押したような不採用通知を、何通か
受け取っていたある日のこと。とある企業から
封筒が届きました。
連戦連敗だったこと。封筒が届くこと。
開封しなくても、中身は分かってしまいます。
しかし、今回の封筒はいつものものとは様子が
違っていました

会社のお題目とやることが一致している
今回届いた封筒は、社名の入ったいつもの事務的な
封筒ではなく、和紙で作られた封筒でした。
でも封筒は封筒です。きっと不採用通知だろ?
開けなくてもわかるよ。そう思って開封すると、
やっぱり不採用通知でした。

ところが、いつもとは違っていました。
日付と名前のところだけを差し替えて、
使いまわしているものではなく、
和紙にガラスペンのようなもので、丁寧に綴られて
いたからです。でも、不採用通知は不採用通知。

和紙にガラスペンっていったって、あれじゃないの?
よくある「貴方様だけに」とかいう、特別感を演出した
ダイレクトメールみたいに、直筆に見えて、
実は印刷されてるんでしょ?

元になるやつだけは直筆で、あとはそれを上質な
紙に印刷してるだけのやつ。
そう思って透かして見ると、にじんでいる箇所が
ありました。
「あれっ?」裏を向けて、もう一度透かして見ると、
やっぱり裏側にまでにじんでいる箇所がありました。

そして、確かに、一枚一枚、一通一通、直筆で
綴られたものにしかできない筆跡が、裏側に
刻まれていました。
目を閉じて、表をさーっと手でなぞってみると、
デコボコした感じが指先から伝わってきます。

「こんなの初めて受け取ったなぁ」
そう思って読んでいくと、
単なる不採用通知ではありませんでした。

残念ながら、今回はご縁がなかったこと、さらに、
普段なら決して語られることのない、
知りたくても知ることのできない、
不採用理由が書かれていました。

しかもそれはダメ出しではなく、
こういうところを直したら、貴君はきっとうまくいく。
こういうふうに伝えたら、貴君の思いは、
相手の心にしっかり届く。
そんな未来につながるアドバイスだったのです。

それに加え、気がついていない自身の強みや
才能までも、丁寧に綴られていました。
あの1時間の面接で、ここまで見てくれてたのか…。
言葉になりませんでした。
そして、最後に添えられていたひと言、

「再チャレンジも歓迎します」

この言葉で、僕の心は決まりました。
よし、何としても、この会社の合格通知を
受け取ってみせる。
それにしても、不採用通知が印刷書面で送られるなか、
なぜこの会社は直筆だったのでしょう?

世の中には、おもてなしの心、ホスピタリティの精神、
社員を大切にする会社 などなど自社を熱心に
アピールする一方で、何の疑問も感じず、
それに逆行する会社がたくさんあります。

不採用通知の印刷書面については、企業の事情は
よくわかります。
それでも、応募者には、ハードルの高いことを
求めながら、多くの企業のやることは、仕事の
流れとはいえ、どうも矛盾している気がしてなりません。

直筆での不採用通知。

それは、その会社のアピールがお題目なんかではなく、
しっかりと仕事の中に浸透しているからこそできた、
相手への敬意だったのではないでしょうか。

あなたは、日付と名前のところだけを差し替えて、
使いまわしている書面を印刷して送ればいいような、
そんな人ではない。今回はご縁がなかったけれど、

だからといって、君の価値が変わるわけじゃない。
星の数ほどある企業の中から選んでくれてありがとう。
時間を作ってくれてありがとう。
訪ねて来てくれてありがとう。

そうした想いが、お題目ではなく、
自然と湧きあがるような人であったり、企業だからこそ、
お決まりの不採用通知の逆を行き、どれだけ
手間がかかろうとも、直筆の手紙によって、
相手に敬意を払い、想いを伝えたのだと思います。

「現実には、直筆なんて手間がかかる」
そんな声が聞こえてきますが、
おもてなしの心、ホスピタリティの精神、社員を
大切にする会社、
どれも実践しようとすれば、手間がかかるのでは
ないでしょうか?

大切なことほど面倒なもの。
大切なことほど手間がかかる。
そんな言葉を聞いたことがあります。

たとえ不採用通知であっても、世界に一通だけの手紙。
だから大切に贈り届ける。
こんな素敵な会社が、
もっともっと日本に増えてほしいと思います。・・・




歌は心の走馬灯、歌は世につれ、
 世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…


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