茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

すだれ

2010年08月18日 | Weblog
葉っぱを
お盆にしたり、水指の蓋にしたり
托子(たくし:茶托)にしたりして
お水を存分に使う盛夏のお点前の次は、
このように簾を取り入れて、
残暑を処す風情でお点前をします。

度々、とっても度々、
水指の蓋になっている簾をはずし、
庭先の葦簀のように立てかけては
小さな柄杓でお水を数度に分けてとる
ということをします。
水が動き、水の音が鳴り、
簾がしっとりと濡れていきます。

それでも、
火が見えたり、
動きが多いのは暑苦しい・・・ということで、
お客様は御簾の向こうにお座りになります。
点前座はちらりと見えるだけで、
水の音だけが届くという距離です。

御簾で空間を分けるというのは、
源氏物語にも
小倉百人一首にも出てきます。
葦簀を組んで下げるだけで
涼も呼びますし、
近くなのに、そことここができあがります。
日本の素晴らしい空間演出ですね。

お茶が入ると
お童子さんが運びますが、
やはり暑いので、わさわさ動かず、
お正客にお盆ごと預けて
「どうぞお流しを」とお願いするのです。

お茶の香りがやって来ます。
熱々のお茶をいただくと
ほんの少しで喉の渇きが癒えていきます。




***
パソコンが治りました
うれしい~~~
歩きたいのに痺れているような、
爪を切りたいのに手袋しているような
そんな、暑くて辛い2週間でした!
でも、何で治ったのかが、よくわかってない・・・
いろいろお返事させていただきまあす。
様々に失礼いたしました。