空の彼方をみつめて

Finding a way to Happiness

内なる裏切り者−がん細胞

2009-12-13 19:19:39 | エッセー
NHK特集「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」

再放送を見た。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/091123.html

本放送の時は最後の方しか見れなかったので

今日は最初から最後までじっくり見た。

といっても夕食の準備をしながら。

録音機能がこわれてなかったよかったのだが。


人はなぜ癌になるのか?

癌とは何か?

癌と共に生きるには?

癌と共に死ぬには?


ご自身一昨年に膀胱癌の手術を受け

現在も闘病中とのこと。

今まで数多くの疑問に独自のアングルで答えを見いだしてきた立花氏

今回の取材でも、さすがに切り口がおもしろい。


癌研究の最先端を行く一流の科学者へのインタビューを聞きながら

結局は「生と死」という哲学的な問題に話が展開していくところが

いかにも立花さんらしいと思った。


中でも興味をそそられたのは、「内なる裏切り者」という下り。

異物を探知し、体内をきれいに保つ働きをするマクロファージが

がん細胞からの信号を受け取ると、その周りに集まってきて

損傷した細胞の再生を促すときと同じ働きを行うという。

つまり、結果的にはがん細胞の転移を助ける働きをしていることになるとのこと。

体を健康に保つ正常な機能が、

いつかはその体を破壊する働きへと転じる。

これはまさに「お迎えが来る」ということではないかと思った。

そして、この死への旅立ちは、

何と生命誕生時にすでに細胞の根幹にプログラミングされている。

つまり、生と死は表裏一体とのこと。


考えさせられた。

人はこの世に生を受けたときから、

自らの始末の仕方をもわきまえているのだ。

まさに限りある命。

永遠の命などこの世には存在し得ない。
ジャンル:
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キーワード
マクロファージ
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