久しぶりに青い地中海を見た。
地図で見ると両方の陸がくっつきそうなくらい近いジブラルタル。
でも私たちが乗った船では2時間ほどかかるらしい。
最初はアフリカの海だよー!とか言って
甲板で風に吹かれたりして喜んでいたけれど
それにも飽きて座席に戻り、いつのまにか眠ってしまっていた。
しばらくすると、入国審査が始まるというアナウンスがあった。
指定された場所は客室の一角で、簡素なテーブルと数客のイス。
そこにモロッコ人のおじさん(制服らしきもの着用)が座っていて
一人ひとりをさばいていってるという感じ。
パスポートを見ながらノートパソコン(会社にありそうな普通のやつ)に
なにやら入力しているが、特に問題がなければ
ポンとスタンプを押してくれる。これで終了。
船がつけば、いよいよアフリカ上陸。ワクワクワク…
スペインのアルヘシラスから船に乗って
モロッコのタンジェに着いたわけだけれど、
どういうわけか、どのガイドブックを見てもタンジェは評判悪い。
ガイドブックだけじゃなく、これまで会った人たちも
「え?タンジェ?なんにもないよ。つまらなかった。ガラ悪いし。」と軒並み不評。
神戸出身の私は、港町は治安が悪い、なーんて表現を見ると
けっこう悲しいです。港町を嫌わないでー!
タンジェの旧市街は坂が多くてぐるぐると迷路のようで、
最初こそUくんがどこかの宿でパクった「歩き方」を見ながら
自分の位置を確認していたけれど、
そのうち、どうにかなるだろ、って思って地図を見るのをやめた。
ぼつぼつと現れる鍛冶屋、カフェ、じゅうたん屋、靴屋、カゴ屋…
ほこりの向こう側に見えるアフリカの町は古いけれど
そこにあるもの一つ一つがカラフルできらびやかで、
心を奪われてしまった。
きわめつけはカフェ・ハファ。
ガイドブックの地図はその手前で切れてて載っていないのだけれど
「自称ガイド」氏(しらないおっちゃん。
無視してもついてくるので放っておいた)が
「行ったほうがいい!」としきりに勧めてくるので
時間もあるし、行ってみることに。
坂をのぼって歩くこと20分。でもこれがもうサイコー!にいいところ。
切り立った崖の上にへばりつくようにカフェ(屋外)があって、
段々畑のように席が並んでいるので、どの席に座っても海の真正面。
緑がかった海、紫がかった海、水色の海、その上にたつ小さな三角の波。
こんなにいろんな色をしている海を初めて見た。
生まれて初めてミントティを飲んだのはここでだった。
「ミントティ」と言うと(私には「メン・テ」と聞こえる)
店のおじさんが席までやかんを持ってきて
コップにいれてくれる簡単なもの。
甘党の私ですら、口に含んだ瞬間、甘い!て思うんだけど、
(実際めちゃめちゃたくさん砂糖が入ってる!)
ミントの青っぽいさわやかな後味で何杯もおかわりしてしまう。
時々ふいてくる心地よい風とともに、暑さをやわらげてくれる。
いつまでもダラダラと海をみながらつまらない話をし続けた。
帰りにクスクスを食べて、宿に帰った。
まったく適当な店に入ったけどこれもおいしかった。
物価が高いのか安いのかもわからず(スペインよりは安い)
タンジェがどんな町かもよくわからず、
ただただ歩き回って、お茶を飲んでぼぅっとしてたモロッコ初日。
でもカフェ・ハファのすばらしい景色とミントティを味わえただけでも
タンジェに来た意味はあったと思った。
ガイドブックなんてあてにしちゃダメだ!
地図で見ると両方の陸がくっつきそうなくらい近いジブラルタル。
でも私たちが乗った船では2時間ほどかかるらしい。
最初はアフリカの海だよー!とか言って
甲板で風に吹かれたりして喜んでいたけれど
それにも飽きて座席に戻り、いつのまにか眠ってしまっていた。
しばらくすると、入国審査が始まるというアナウンスがあった。
指定された場所は客室の一角で、簡素なテーブルと数客のイス。
そこにモロッコ人のおじさん(制服らしきもの着用)が座っていて
一人ひとりをさばいていってるという感じ。
パスポートを見ながらノートパソコン(会社にありそうな普通のやつ)に
なにやら入力しているが、特に問題がなければ
ポンとスタンプを押してくれる。これで終了。
船がつけば、いよいよアフリカ上陸。ワクワクワク…
スペインのアルヘシラスから船に乗って
モロッコのタンジェに着いたわけだけれど、
どういうわけか、どのガイドブックを見てもタンジェは評判悪い。
ガイドブックだけじゃなく、これまで会った人たちも
「え?タンジェ?なんにもないよ。つまらなかった。ガラ悪いし。」と軒並み不評。
神戸出身の私は、港町は治安が悪い、なーんて表現を見ると
けっこう悲しいです。港町を嫌わないでー!
タンジェの旧市街は坂が多くてぐるぐると迷路のようで、
最初こそUくんがどこかの宿でパクった「歩き方」を見ながら
自分の位置を確認していたけれど、
そのうち、どうにかなるだろ、って思って地図を見るのをやめた。
ぼつぼつと現れる鍛冶屋、カフェ、じゅうたん屋、靴屋、カゴ屋…
ほこりの向こう側に見えるアフリカの町は古いけれど
そこにあるもの一つ一つがカラフルできらびやかで、
心を奪われてしまった。
きわめつけはカフェ・ハファ。
ガイドブックの地図はその手前で切れてて載っていないのだけれど
「自称ガイド」氏(しらないおっちゃん。
無視してもついてくるので放っておいた)が
「行ったほうがいい!」としきりに勧めてくるので
時間もあるし、行ってみることに。
坂をのぼって歩くこと20分。でもこれがもうサイコー!にいいところ。
切り立った崖の上にへばりつくようにカフェ(屋外)があって、
段々畑のように席が並んでいるので、どの席に座っても海の真正面。
緑がかった海、紫がかった海、水色の海、その上にたつ小さな三角の波。
こんなにいろんな色をしている海を初めて見た。
生まれて初めてミントティを飲んだのはここでだった。
「ミントティ」と言うと(私には「メン・テ」と聞こえる)
店のおじさんが席までやかんを持ってきて
コップにいれてくれる簡単なもの。
甘党の私ですら、口に含んだ瞬間、甘い!て思うんだけど、
(実際めちゃめちゃたくさん砂糖が入ってる!)
ミントの青っぽいさわやかな後味で何杯もおかわりしてしまう。
時々ふいてくる心地よい風とともに、暑さをやわらげてくれる。
いつまでもダラダラと海をみながらつまらない話をし続けた。
帰りにクスクスを食べて、宿に帰った。
まったく適当な店に入ったけどこれもおいしかった。
物価が高いのか安いのかもわからず(スペインよりは安い)
タンジェがどんな町かもよくわからず、
ただただ歩き回って、お茶を飲んでぼぅっとしてたモロッコ初日。
でもカフェ・ハファのすばらしい景色とミントティを味わえただけでも
タンジェに来た意味はあったと思った。
ガイドブックなんてあてにしちゃダメだ!