カフェウィステリアのワイドショー的アメリカ事

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サンドラオコナー最高裁判事の後継者

2005年07月21日 | ワイドショー的アメリカごと
初の女性最高裁判事であり、判事としての評価も高いサンドラオコーナー判事が7月1日に引退を表明してから、ブッシュ大統領は後継者選定をすすめていた。ファーストレディのローラブッシュも後任にも女性判事をとの期待を寄せてたが、あけてみるとワシントンDCの高裁判事のジョンロバートを指名した。

大統領の指名を受けて、ロバート判事は上院の公聴会に臨む。ハーバードロースクール出身のパリパリのエリートであるロバート高裁判事(50)は、若いときに現最高裁長官のリンクエストにも仕えたことがある共和党系の法律家である。DCの高裁判事には1992年に父親の方のブッシュ大統領の指名を得たが民主党多数派の当時の上院で承認の採決さえされなかった。2000年の大統領選のときは共和党の法律家団としてブッシュ&チェイニーを支えた。2003年から現職のDC高裁判事につくがそのときも民主党の抵抗で任命が2年も遅れた。

オコナー判事は、ロバート判事の指名を事前には知らされていなかったようだと、オハイオの釣り仲間は語っている。
「女性でなかったことは少しがっかりしたわ。でも彼はとても優秀な判事、能力は最高裁判事に適うと思う」とロバート判事の腕には太鼓判を押している。

ロバート判事はこれから共和党の法務委員会のメンバーのヒアリングを受けた後、民主党のメンバーとも会う。上院議員達の鋭いつっこみをうまく裁いてみてこそその能力が証明されるわけだが、最高裁判事は任期のない終身任命であり、最高裁判所は人々の「権利と自由」を憲法の下に護ってくれる砦である。もちろん国家権力からもである。

三権分立がきっちり働いているアメリカでは、最高裁の出す「違憲判決」はホワイトハウスにとってダメ出しになる。したがって、ブッシュ政権としては、できるだけ自分達の政治スタンスに近い判事を最高裁に送りこみたいが、民主党は判事は「バイアス」があってはならないと主張する。「万人の権利と自由を憲法の下に尊重しなければならない」特定のグループの利益や信念で動いてはならない。

中絶の是非はアメリカでは賛成、反対真っ二つに割れているホットなテーマのひとつであるが、プロアボーションつまり中絶支持派は、ロバート判事が過去の判例で「中絶の違法性」を訴えたとして彼は中絶禁止派だと彼の任命に反対を表明している。ロバート判事は、「あのときの主張はクライアントを代弁しただけで私の個人的なスタンスを表明したものではない」としているが。民主党の上院議員達は、もう少し慎重で、「きっちりすべての過去を洗い直し」てからスタンスを決めたいとしている。


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