船側のチャンネル製作。
キットによって付属の板材に違いはありますが、「プライドオブボルティモア」には上のような材が入っていて、これでチャンネルを作ります。
ちなみに「チャンネル」とは、船側にあって、マストを支えるロープをピンと張るための板のことです。
板材の幅を半分にすると丁度寸法どおりになります。 先ず長さ方向に切って半分に分割、角をとります。
片面先端を先細りさせます。 約半分に薄くするので細かな寸法は測りません。 大体半分辺りに補助線を引いて削ります。
こんな感じ。 削っていくとどうしても中央が盛り上がるので、その点も考えて削りましょう
このキット付属の木材は柔らかく、加工しやすい反面、圧力を掛けるとスグ割れたりへこんだりして大変脆い…。 透明ラッカーをしみこませて補強します。
乾いたらヤスリがけもします。 これでささくれも取ることが出来ます。
黒く塗装済みで見難いのですが…。 これがチャンネル完成写真です。 見ればどんなモノなのかナットクですよね
次はピンレール。
チャンネルと同様、手頃な材があったので長さを揃えて分割。 接着部とは反対側の角を落とし、ピンを挿す穴を開けます。
「ピンレール」とはロープを括る部分のこと。 板状の木材に棒が差し込んであり、そこに帆などを操るためのロープを結びます。
これですね。 角を落とす以外特別な加工はありません。 手すりの裏側(下側)に接着するだけです。 今はまだピンは挿してありません。 後のロープ結びの時に必要な部分にのみ挿す予定です。