夫婦で遊ぶ熟年ライフ

私は眼の病気、つれあいは脚の不具合。互いに補いながら残りの人生を楽しんでいこう。

イェネ・ヤンドー

2011-09-30 18:52:12 | 音楽

アマゾンの注文が届きました。本と一緒に「モーツァルト・ピアノ協奏曲第20番」をやっと購入。誰のにしようか、いっちょまえに迷ったんです。検索すると真っ先に出てくるのは内田光子さん。もちろん私もお名前は知ってますが、どうもオケが金管が出すぎで私の好みではない。それとピアノもちょっとタメが利きすぎるような・・・・・音も濁ってる(ま、これはライヴ録音のせいでしょう)。

バレンボイムは以前、24番(少々華やか過ぎ)やマンハイムソナタを買ってみてよかったんだけれど、今度はちょっと違ったヴァージョンがほしい。

アマゾンで探していくうちに、イェネ・ヤンドーという名前が目に留まりました。このピアニストは私が初めて買った廉価版  CD10枚3000円のボックスセットのピアノ曲を全部弾いている人。聴き慣れているし、いいかもと買いました(なにしろ500円

聴いてみるとすごく私好み   オケは弦が前面に出ていて美しい。そしてピアノも歯切れがよく、かつドラマチック。胸がしめつけられるような部分とぞくぞくするほどの高揚感・・・・・一聴して大当たり   この方は名前から女性かなと思ってましたが、男性なんですね。ハンガリー出身で、レコーディングのオケはコンツェントス・ハンガリスク。カップリングはピアノソナタ第8番で、これもいい。 

youtubeに少しだけ出ていたのでどうぞ。

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YouTube: Mozart Piano Concerto No. 20 Mov. 1 pt. 1/2 (BEST VERSION)

 

こっちが内田光子さん。

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YouTube: Uchida conducts Mozart's Piano Concerto #20 - Allegro I

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リバースモーゲージ

2011-09-28 16:22:36 | ロングステイ

家の奴隷としては 家を貸したりスワップしてロングステイの費用を削減するのはできそうもありません。

ふとアメリカの友達がリバースモーゲージをしているのを思い出しました。彼女は7、8年前に、キャッシュ・プアだと言ってたんです。離婚して家は自分のものになったものの、健康上の問題もあって仕事はあまりしてない。だから資産はあるけど、使えるお金がない。それでリバースモーゲージにしたわけ。当時は住宅バブルの最中で、自宅の資産評価はかなり高かったようです。

でも、住宅ローンは払い終えてなかったんです。それでもリバースモーゲージが許可されたというのは、素人の私にはどういう計算なのかさっぱり分かりません。エクイティ部分に対してのみリバースモーゲージなんでしょうか?だったら、エクリティローンとどう違う??しかもその後バブル崩壊で、住宅の価値は半減とはいかないまでも、目減りしているはず。一体どういう計算になってるんでしょうね、ほんとに。

日本で検索してみると、わりと詳しい情報がありました。日本の場合は、なんと自治体が奨励してるんですねー。老人世帯で、家はあるけど、年金など収入が少なすぎて生活保護に頼らざるを得ない人を銀行に紹介し、リバースモーゲージで銀行から融資を受けるように勧める。要するに、自治体のやっかいになってくれるなってことですね 

年齢制限が60歳からで、家は住宅ローンを払い終えた土地つき住宅に限るようです。マンションはだめ。日本独自の事情が明確ですね。日本では10年もすると住宅の価値は土地だけ(これを説明するとよその国の人は本当に驚く)。さらに、土地価格が最低1000万円か2000万円から(自治体によって異なる)。土地価格が下落してしまった昨今、小さな土地や、田舎のほうでは無理ってことです。

長生きしすぎると銀行が困るってことで、そのリスク用の保険も考案されてるとか。はぁ~、これも面倒そう

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家の奴隷

2011-09-26 13:57:07 | ロングステイ

といっても日本の家制度にしばられるということではありません。23年も前、カリフォルニア州サクラメントのアパートに住んでいたとき、80歳のメアリーが別のおばあちゃん住人について言った言葉。

そのおばあちゃんがいつも部屋をきれいに掃除していることを、家の奴隷だと評したわけ。日本だと、きれい好きとほめこそすれ、けなしはしない。どっちかというときれい好きの私にはえらくグサッとくる言葉で、今でもよく覚えてます。だって、メアリーの言葉には一理あるんですよね。

今また思うのは、ロングステイの間、自宅を貸すとか、スワップすれば、滞在費を大幅に削減できるからです。でも私は自分の家を他の人に住んでもらうのはどうも。。。。テリトリー意識というよりも、問題はやっぱり掃除ですねー。掃除のきれいさというのはものすごく個人差があるでしょう?もちろん、自分よりきれいにしてもらえるなら万々歳だけど、そうとは限らない。貸した人が出て行った後、自分が掃除するのかと思うと、それだけでいやになる。

掃除のきれいさくらいで貸したくないというのも家の奴隷だし、長期間閉め切りにしとくと家が湿ってカビが生えるかもなんて気になるのも家の奴隷だなぁ。。。。 

自由とはもう何も失うものがないことって歌ったのは「ミー&ボビー・マギー」でした。クリス・クリストファソンの名文句。あえてジャニスでないヴァージョンを紹介します。

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YouTube: Me and Bobby McGee (1968 Demo) - Kris Kristofferson

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ドン・ホセはストーカーって・・・・

2011-09-20 13:22:44 | オペラ

物の見方は千差万別といいますが、ほんとですねー。某所の「カルメン」評に、ドン・ホセは単なるストーカーでしかなく、女の子はこういう男に気をつけなさいというのがこのオペラなのだと書いてあるのを読んで驚きました。私はそんなふうに思ったこともないから。

それでちょっと検索してみると、元祖マザコンのストーカーと呼ぶのもある。マザコンというのは見当違いでしょう。ホセは母親の望むミカエラとは結婚しないし、あと母親がらみは重病の母親を気遣ったり、会いに行くことだけ。危篤の母親を見舞うのをマザコンというなら、ほとんどの人間はマザコンです。こういうキャッチーな文句を使うのは、ブログの注目度をあげるのがねらいなのかしら?

最後のホセの行動が特にストーカーとみえるのでしょうが、ちょっと皮相な気がします。だいたい単なるストーカーの話ならミカエラは不要なわけです。私の見方は、小さな保守的な村で穏やかに規律正しく生きてきたウブな男が、自由奔放な女に出会い、その自由さに憧れ、自分も同じように生きようとするものの、なりきれずに破滅する話。

ミカエラはまっとうで保守的なキリスト教社会のシンボルであり、それと正反対なのがカルメン。「ハバネラ」で「規律なんて」と歌うように、規律にも社会の制約にもとらわれない自由な女で、しかもキリスト教社会からはみ出した(つまりまっとうではない)ロマ。2つの社会は相容れないわけです。ホセは自由なカルメンを愛するけれど、結婚という制約にとらわれず、愛がさめたら次の男という、保守的なホセから見ると節度のなさに耐えられない。一方カルメンは、社会の制約からの自由には危険と自己責任という代償がつくことを知っており、死をも辞さない。

・・・とここまできて、今さら「カルメン」についてこんなことを書くのは、愚直すぎる気がしてきました。解釈の仕方は人それぞれだし、ストーカーの話よといって一般受けするなら、それでいいじゃない。

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映画「カストラート」とヘンデルの替え歌

2011-09-19 15:46:49 | オペラ

先日「リナルド」の動画を探していて見つけたこの映画、最寄のレンタルショップで借りてきました。在庫が1本しかなく、「日本語の吹き替えじゃないですよ」といわれて、字幕でいいよと思ったのが大間違い。字幕もなく、原語のままでしたぁ   つれあいがイタリア語の練習になるというので観始めたところ、20分くらいしたあたりからフランス語も交じるように・・・・くぅぅぅ・・・つれあいの顔が急に明るくなる(ヤツは英仏バイリンガル)。折々英語に訳してもらいながら、舞台がイギリスへ移ったら英語になるさと思っていたのに、ヘンデルもみんな最後までイタリア語とフランス語のままなのでした。。。   

ファリネッリのことを前もって検索してたので、まあまあなんとか大まかな内容は分かりました。最初に若いカストラートが全裸で教会の窓から飛び降り自殺をする。ファリネッリはそれを聖歌隊の一員として目撃。このシーンからも察せられるように、カストラートとして、苦悩と名声の間を揺れ動く心の葛藤に焦点を当てた内容。去勢は当時でも違法であり、ファリネッリの場合も兄で作曲家のリッカルドが弟を落馬事故のためと騙してカストラートにする。詳しいあらすじはここ

ハイライトは「リナルド」からのアリア「私を泣かせてください」。兄の音楽は技巧だけで心を打つものがないと、ヘンデルのこのアリアを歌う。歌詞の内容を自分と重ねて歌うファリネッリに、ブーイングしていた聴衆も静まり、最後はブラヴォーの嵐。映画の声は、ソプラノとカウンターテノールの声をコンピューターでミキシングしたものだそうで、本当に驚異的です。

「これ、ヘンデルのCDでバルトリが歌ってるよね」とつれあいにいうと、歌詞が違うというんです。あんたはオンチだからねと内心思って放っておいたところ   今朝になって、つれあいがなんと2種類の歌詞があるのをyoutubeで見つけてきました。

これが「私を泣かせてください」 フィリップ・ジャロウスキー、彼もいいですよねー

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YouTube: Philippe Jaroussky - Handel - Lascia ch'io pianga

そしてこっちが Lascia La Spina (つれあいがいうにはLet Go of the Thorn 棘を離して だそうですが、Etsukoさーん、ほんと?) ウチのCDにはこっちが入ってる。

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YouTube: CECILIA BARTOLI - LASCIA LA SPINA, COGLI LA ROSA - HANDEL

ヘンデルは先にこれをオラトリオで使い、その後「リナルド」に歌詞を変えて入れたそう。

「カストラート」では他にも2曲「リナルド」のアリアが歌われてます:「Cara Sposa」と 「Venti Turbini」  架空の歌声を聴いてるだけでも十分楽しめる映画ですよ。 

 

 

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