夫婦で遊ぶ熟年ライフ

私は眼の病気、つれあいは脚の不具合。互いに補いながら残りの人生を楽しんでいこう。

延命措置の「経済的」理由が年金とは

2017-07-23 14:17:36 | 日記・エッセイ・コラム

先日のニュース討論で延命措置を話してました。延命措置がかえって患者を苦しめたりするので、医療的にはやめたほうがいい場合も多々あることが説明された後で、司会者が経済的な理由のほうは?とゲストの医師二人に尋ねました。私はてっきり医療施設側の金儲けのことを取り上げるんだと思ったんです。

ところが医師二人は当然のように、家族が年金をあてにしていることを話し出し、司会者もやはりというように相槌を打ちながら聞いている。なんと終末医療をどのようにするか本人が決めるのはわずか2~3%で、3分の2は家族、3分の1が医師なんだそうです。

そして、家族は終末医療を受けている親の年金をあてにしているので、何が何でも延命措置の継続を求めるというんです。親の介護のため仕事を辞めざるを得なかった家族一家全員が親の年金で暮らしているケース。仕事はしているものの給与が低いので、親の年金がなければ生活費が足りないケース。さらには十分な給与があるのに、遊びや贅沢品に親の年金を使っているケース。延命措置をやめるなら訴えるぞと脅す人もいるとのこと。本末転倒とはこのことです。

政府からすると、そういう高齢者は二重にお金がかかってるのと同じじゃないですか、率直に言って。延命措置がなければ早まったであろう期間の年金および不要だった延命措置・介護費です。

自宅介護で家族が親の年金を使うのは理解できますが、配偶者がすでに亡くなり施設に入所している場合は年金全額を支払いに回し、家族が手を付けられないようにしたらいいと思います。そうすれば、不要な延命措置を減らせるでしょう。アメリカなど月額およそ80万円を、家も預金も無くなるまで払い続けるんです。日本でも介護費を全部自腹で払うなら平均24万円の年金全額回しても足りませんよ。

資料によると(ココ)、日本の社会保障費110兆円(日本の税収は約55兆円しかないのに)のうち、年金、医療、介護など高齢者対策費用は2013年度で75兆6,422億円、全体に占める割合は68.4%

税収が足りないのに先延ばしを続けていると、親の年金をあてにしている今の世代が高齢者になる頃には財政は完全に破たんしているでしょう。そうならないようにするためにも、尊厳死が法制化されるのは時間の問題だと思います。

にほんブログ村 旅行ブログ 夫婦旅行へ 人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 60代の生き方へ

『介護』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 残り物メロンのスープ | トップ | マリインスキー、やっとフル... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Chee)
2017-07-24 13:02:40
>配偶者がすでに亡くなり施設に入所している場合は年金全額を支払いに回し、家族が手を付けられないようにしたらいいと思います。

同意です。
介護にしても育児にしても医療にしても、米国のやり方が悪のような報道がされがちですが、確かに悪なんですが(笑)、成り立たないものは成り立たないと正直に見つめなおし、成り立つように切り替えていこうとする力が日本にも欲しいです。(うまくいくかはともかく。^^;)

私は団塊ジュニア、氷河期世代で、若いころに「こりゃダメだ。私の生きているうちはどうにもなりそうにない。」って人生切り替えた人なので、なんかいまだにそういう問題を抱えている日本に申し訳なく感じる時があります。このままじゃ、氷河期が介護期に入りますます追い詰められます。お金の方を優先してしまうのもわからなくもないです。

ちなみに私の親は私が子供の時に、これが未来だと思うと、ソイレントグリーンを見せてくれました。覚悟できている親で良かったです。
Unknown (cachaca)
2017-07-24 16:16:09
Cheeさん
日米どちらが悪いということではなく、日本は税収がないのに人に優しいとか言いながら国債刷って先延ばししてる。米国は国に面倒見てもらいたいなら、少なくとも自分の金がなくなるまでは自腹で払えってことで、もっともといえばもっともな論理です。
私がリンクした筆者は、社会主義国日本と書いてます。そして社会主義国ソ連崩壊後の5年間で実際に死亡者数が急増したと数字で出してます。
ソイレントグリーンにすでになりつつあります。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。