夫婦で遊ぶ熟年ライフ

私は眼の病気、つれあいは脚の不具合。互いに補いながら残りの人生を楽しんでいこう。

「ラ・シルフィード」マリインスキー本館@サンクトペテルブルグ

2017-10-05 17:42:04 | オペラ

ロシアで観た最後の演目はバレエです。マリインスキー本館のロイヤルボックスの隣へ。

前回のフロア席と違って上方のせいか寒くなかった

「ラ・シルフィード」はロマンティックバレエの代表作だそう。下写真は妖精たち。

主役のシルフィードとジェイムズ。

魔法使いのマッジ

正直言って、え?これだけ?という感じ。上演時間もたった1時間40分。つれあいも、まだ9時じゃないかぁと残念そう。ジェイムズ役は「海賊」で一番素晴らしかったダヴィド・ザレイエフなので、期待したのに、踊る場面が少なすぎ。マイムが多くて、せっかくの彼の才能が発揮されてない。シルフィードの死ぬ場面もあっさり。振り付けがそうなんだから、文句言ってもしょうがないですけど。もちろんカーテンコールでは二人とも大喝采でしたよ。

あとから知ったんですが、「ラ・シルフィード」はフランス版とデンマーク版の2種類があり(どちらも古い)、振り付けも音楽も異なるんだそう。フランス版はバレエ重視、デンマーク版は演劇重視で、マリインスキーのはデンマーク版を使ってるんです。どうしてなんでしょうね?

Sylphide: Maria Shirinkina
James: David Zaleyev
Effie: Tatiana Tkachenko
Medge: Igor Kolb
Gurn: Vadim Belyaev

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「運命の力」マリインスキー本館@サンクトペテルブルグ

2017-10-03 14:02:08 | オペラ

マリインスキー本館(1860年)の正面広場は今、地下鉄工事中なので、撮影はこちら側だけ。

外壁と内装の色は淡い青緑で、プラハのスタヴォフスケー(モーツァルトが「ドン・ジョヴァンニ」初演)と同じ。規模はこっちが大きいけど、椅子の背もたれにクッションがない。それと夜はすでに気温10度以下(9月24日)なのに暖房が入ってない。換気用の空調なのか、時折冷気が流れてきて、フロア席最前列は寒いくらいでした。

「運命の力」は何年も前にNHKで放映されたマリインスキー劇場のをビデオ録画してたんです。演出も今回と同じ(1998年プレミアとのこと)で、観ていて懐かしくなりました。20年近くレパートリーとして上演してるんですねー。このオペラはマリインスキー(当時の皇室劇場)がヴェルディに依頼して書かれたもので、3人全員死ぬ初演版。左からカルロ、アルヴァーロ、指揮者、レオノーラ、プレツィオジッラ、グァルディアーノ神父、コミカルなメリトーネ

カルロ役は2日前に「リゴレット」を歌ったヴラジスラフ・スリムスキー。本当に素晴らしい声だし、役作りがうまいですねー。アルヴァーロは絞ったような声で私は好きじゃない。ウチがビデオで観ていたグリゴリアンとは雲泥の差。

そして、レオノーラ役は余裕だなぁと思ったら、マリア・グレギーナ。ビデオではガリーナ・ゴルチャコーワが歌っていて、可憐さのうえに芯の強さが出ていたように思います。でもグレギーナは大喝采浴びてましたよ。この人、顔も派手ですよねぇ~。

こうして歌劇場に足を運んでも、歌手陣全員が素晴らしいというのはなかなか出会えないですが、それでも、生で観る臨場感はテレビ画面とは違うなぁと改めて思ったことです。

Donna Leonora: Maria Guleghina
Don Carlo: Vladislav Sulimsky
Don Alvaro: Avgust Amonov
Preziosilla: Natalia Yevstafieva
Padre Guardiano: Mikhail Kit
Fra Melitone: Andrei Spekhov

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「リゴレット」マリインスキー新館@サンクトペテルブルグ

2017-10-01 10:31:43 | オペラ

この日も全体にいいパフォーマンスだったんだけれど、カメラ忘れたんで、「海賊」の時に撮った劇場の写真をどうぞ。

 

「カヴァレリア・ルスティカーナ」が気に入った息子がこの日も行きたいといったんですが、やはりマリインスキーはすでに完売してました。

1枚だけマリインスキーHPから拝借。

タイトルロールのヴラジスラフ・スリムスキーがまだ若そうなのに、この役の悲哀を声でとてもうまく表現していました。リゴレットを歌うのにトシはそれほど関係ないのかも。彼は2日後に「運命の力」でドン・カルロを歌い、それも素晴らしかったです。

彼と並んで大喝采を浴びたのはジルダ役のオクサナ・シロヴァ。これほど艶のあるコロラトゥーラは久々。パワーもあり、声のコントロールがすごくうまかった。美人だし、今後伸びるでしょう。

残念だったのがマントゥヴァ役。金属的な硬い声で、パワーもジルダに負けてる。カーテンコールの喝采で先の二人に大きな差をつけられ、苦々しげな顔でした(この日はフロア席2列目に座ったのでよく見えた)。マッダレーナも今一つでした。

オーケストラの音はフロアの前のほうでも頭上を過ぎるような感じはなく、よかったですよ。演出はこれも素直で、私は好みです。 

Conductor: Vasiliy Valitov

Duke of Mantua: Dmitry Voropaev
Rigoletto: Vladislav Sulimsky
Gilda: Oxana Shilova
Sparafucile: Mikhail Petrenko
Maddalena: Yekaterina Krapivina
Count Monterone: Alexander Gerasimov

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「カヴァレリア・ルスティカーナ」@サンクトペテルブルグ室内オペラ

2017-09-28 21:16:18 | オペラ

サンクトペテルブルグ室内オペラを知ったのは、たまたまトリップアドバイザーで絶賛しているコメントを読んだからです。ウチのスケジュールとちょうど合うので買ってみました。息子がサンクトで合流し、短いオペラなら行ってみたいというんで席があるか確認したら、当日というのにまだ4分の1ほど残ってる・・・200人ほどの小さな会場なのにこりゃあ期待薄だなぁと思いながら行ったんですが、いやいやどーして、大当たりでした。

中に入るとロビーは洞窟のようなおどろなインテリア。

劇場自体は小さくてかわいい宮廷歌劇場。数年前にスウェーデンのドロットニングホルム宮廷劇場に行きましたが、内装は板絵でした。ここはあれとは違い、本物の内装です。朝はまだ席が残っていたのに開演すると満席。

私はこういう小さな劇場が好きですねー。ステージと一体感があり、これぞ生のオペラの醍醐味。

出だしはローラとトゥリッドゥが客席から登場。ローラは通路際の席に座っていた息子の椅子のひじ掛けに座って歌ったもんだから、迫力満点だったと後で息子が言ってました ここのオーケストラはとても柔らかで伸びがあり、間奏曲でも情感あふれる演奏。歌手陣も全員素晴らしく、ミハイロフスキー劇場でがっかりした分を十分補ってくれました。サントゥッツァはとてもドラマチックで、復活祭の合唱のシーンでは思わず眼がウルウル。

そうそう、この合唱には少年合唱団が入ってました。まず客席の前に一列に並んで歌い始め、その後客席中央の通路を歩きながら、通路際の観客にかごからクッキーを手渡していくという何ともかわいらしい演出。真っ白の衣装の8歳くらいの少年たちが美しいボーイソプラノを聞かせてくれる。

それと、この演出ではサントゥッツァにはすでに小さな女の子が生まれているという設定。この子もちゃんと演技するんです。

下写真左からトゥリッドゥ、指揮者、サントゥッツァ、ローラ、女の子、アルフィオ

そしてママ・ルチア。セットにはプロジェクターを使って小さなステージに奥行きを持たせ、場面転換も早かった。

衣装を見ればわかるように、何も奇をてらったところはありません。こういう素直な演出がいいんです。ここでは毎日のようにオペラが上演されており、観客は地元の人たち。ツアーバスで観に来る観光客に頼らず、地元のオペラ好きの目と耳にさらされているからこそ、質のいいペラが維持されるんでしょう。

Turiddu, a young villager :Victor Aleshkov

Santuzza, a peasant girl: Larisa Pominova

Lucia, Turiddu’s mother : Kristina Metelitsa

Alfio, a carter: Yadgarbek Yuldashev

Lola, his wife: Sofia Nekrasova

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「フィガロの結婚」ミハイロフスキー劇場@サンクトペテルブルグ

2017-09-27 04:31:38 | オペラ

サンクトでは4つの劇場で観たんですが、ここが最悪でした。劇場が悪いというんではなく、この日のパフォーマンスがひどかった

ミハイロフスキー劇場は目抜き通りの中心地ネフスキー・プロスペクトからちょっと北に入った芸術広場に建ってます。

上写真のように小ぶりな劇場です(1833年)。それなのにです、序曲からして今一つ音が響かない。特に弦楽器が弱い。管楽器に完全に負けてる。モーツァルトで弦楽器が聞こえないと悲惨です。

歌手陣もダメ。まずまずだったのはロジーナだけ。一番ひどかったのはスザンナで声が届いてこない。それに演技がぎこちなく、ロシア人にオペラブッファはむいてないんじゃないかと思いたくなるほどです。写真下の左からドン・バジリオ、アルマヴィーヴァ、ロジーナ、フィガロ、スザンナ。

左からバルトロ、マルチェリーナ、バルバリーナ、ケルビーノ

演出は日本人が見るとすごく奇をてらった感じがします。アジア趣味で、日本、中国、韓国が一緒くた。2幕終わりの重唱(これがまたひどかった)の場面では、後ろのスクリーンに日本語で、愛、死、結婚、裏切り、生活(ん?と思うけど)という文字が映し出されてました。

あと、どこでだったか、マンガチックな少年の顔や旭日旗(単なるデザインと思ってるのか?)などがスクリーン上にパッパッと繰り返し流れてました。とりとめない感じだけれど、新演出だし、お金かけてるのはわかるんですがねぇ。

近年はどこの歌劇場も何か新しいことをやらねばとばかり、今の世界情勢に読み替えた設定だの、メッセージ性だの、あからさまなセックスシーンだの、いろいろとご苦労なことです。

オペラが初演された当時の設定でやれば、古臭いだの伝統的だのとたたかれますからね。でも私など、たまには素直な演出で見せてちょうだいよと思うんです

Count Almaviva — Boris Pinkhasovich
Countess Almaviva — Svetlana Monchak
Figaro — Alexander Kuznetsov
Susanna — Ekaterina Fenina
Cherubino — Sofia Fainberg
Marcellina — Ekaterina Egorova
Bartolo — Yury Monchak
Basilio — Dmitry Karpov

Conductor — Mikhail Tatarnikov

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