宮崎市郡医師会 理 事 弘野 修一(2012-5-1)
本年4月より川名会長の下、新しく理事として活動させていただくことになりました。
私の医師会活動と言っても今までは看護専門学校の学年主任と講義、近くの小中学校の校医だけで市郡医師会の抱えている様々な業務についてはまだよくわからないのが正直なところです。凡百ではありますがチャレンジ精神で与えられた使命をできる限り全うしたいと思います。
さて、私の分担業務は看護専門学校(専門課程)と臨床検査センターおよび学校保健です。今回は主たる業務である看護専門学校と臨床検査センターについて、それぞれの現状と私の所感を述べます。看護専門学校は高等課程(准看護師養成:定員100名 2年制・昼間)と専門課程(看護師養成:定員50名 3年生・夜間)に分かれています。高等課程は平成15年度から18年度まで定員割れが続いていましたが、栗林前校長はじめ副校長、教務・事務職員の尽力で平成19年度からV字回復して受験者が増え、毎年100名を超える入学者を迎えています。いずれの課程も短い期間に座学と臨床実習をこなさねばならず、しかも働きながらの学生が多いためかなりハードなものとなっています。特筆すべき点は2つの課程とも認定試験および国家試験の合格率が非常に高いということです。平成23年度には高等課程89名、専門課程51名の受験者全員が合格しました。このことは学生の努力はもちろんのこと、担当の教官や講師の先生方の御努力および学校の運営に御協力を頂いている会員の皆様のおかげだと感謝申し上げます。また、本校の卒業生の9割以上が県内の医療施設に就職します。これは市郡内の他の看護師養成機関*に比べて高い割合であり、本学が地域の看護師養成に貢献していると自負しております。学費の面でも高等課程は月額2.5万円、専門課程は3.3万円と他の養成機関に比べ低く抑えられております。予算やマンパワーに乏しいのが現実ではありますが、さらに充実したものとするために努力をして参りたいと存じますので会員の皆様の御協力を宜しくお願いいたします。
もう一つの担当である臨床検査センターですが、現在臨床検査技師39名、事務その他10名の布陣です。センターでは検体を預かりその検査結果を報告するだけでなく、各施設に対し感染情報などを定期的に発信し、院内感染対策に貢献しています。また各施設の検査標準化にも協力しており公的意義は小さくないと考えています。全国の医師会立検査センターは民間の検査センターが乱立・競合する中にあって苦しい経営を強いられており、当センターも例外ではありません。過去数年間の検体数や受託施設数は頭打ちで損益もほぼ均衡しています。しかし医師会立の検査センターがなくなると民間検査センターの料率が上昇することは他地域の事例からも充分考えられます。従いまして当センターでは正確なデータをより早く会員の先生方にお届けするのはもちろんの事、その他のサービスなど付加価値を高めて受託施設増を目指して参りたいと思います。それと同時に将来の医師会事業の統合化を視野に入れながら、臨床検査センターの在り方を模索する時期に来ていると考えております。この話題になると結びの言葉はいつも同じですが、臨床検査センターの現状と意義を御理解頂き、会員の皆様のさらなる御利用を宜しくお願いいたします。
*:平成20年度の県立看護大学卒業生の就職希望者101名中、県内就職者48名(県立看護大学のホームページより)
