カバ社長の日記 caba note

壁画やオブジェの制作会社ビッグアートの社長日記。「面白くなければ人生じゃない」がモットーの熱い熱いカバ社長の物語です。

粕壁宿を演出するシャッターアートたち(その4)

2011-12-29 11:20:50 | 地域活動
日光道中・粕壁宿のシャッターアート制作は大詰めに入りました。
2011年の年末ギリギリに完成したシャッターアートを紹介します。

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文化通りにある「上町会館」です。
上町のみこしが保管されています。
そこで上町のみこしを描きました。
町内会から支給されたみこしの写真や実際に着用しているハッピの柄などを忠実に表現しました。



粕壁宿のもう一方の入口である小渕にある「山田桐箪笥製作所」。
天明2年(1782年)創業という伝統ある桐箪笥の製造元です。
タンス職人が100年以上も使い込んだ道具たち。
どれも珍しいものばかりです。
タンスの金具も時代によって形が違うし、取り付け方にも様式があります。
七代目・伝統工芸士の山田章さんから事細かに指導を受けながら忠実に表現しました。



明治43年創業という「市川寝具」。
赤ちゃんをあやして寝かしつける婦人を描きました。
虎は創業者の虎之助さん。
祖先から母、孫へと家系がつながり、それを祖先の虎が見守っている、という意味を込めて表現しました。



明治時代から寺小屋に教科書などを納めていたという老舗の「紅雲堂書店」。
寺小屋で読み書きを教えている風景を描きました。



こちらは一般の民家「村田邸」です。
家業が建築業ということで、江戸時代の大工職人の作業風景を描きました。



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以上、今年になって26ヶ所が完成しました。
制作中に多くの商店主や市民の方に声を掛けられ、今回のシャッターアート事業の主旨について理解していただき、機運が盛り上がって来たことを実感します。
春日部駅東口(旧「粕壁宿」)という狭いエリアに26ヶ所のシャッターアートが集中しているため、多くの市民の方が気付いてくれるようになりました。

以前、2004年にロビンソン通り(かすかべ大通り)の歩道にある変電ボックスに描いた絵があります。
粕壁宿の旧い町名とその町の特徴をシルエットで描いたものです。
「新々田」「大砂」「三枚橋」「新宿」「裏町」「中宿」「上宿」「陣屋」「内出」「寺町」というかつての町の歴史と合わせて
これらのシャッターアートを見ていただけると、より粕壁宿の歴史を感じていただけると思います。

春日部駅東口のもう一つの顔「粕壁宿」をいにしえに想いを馳せながら歩いてみませんか。
変電ボックスやシャッターアートの街角絵巻がまち歩きの水先案内をいたします。

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シャッターアートをはじめとする宿場町の面影再生事業はまだまだこれからも続きます。
粕壁宿に多くの人々が戻ってくるまで!

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粕壁宿を演出するシャッターアートたち(その3)

2011-12-24 15:47:50 | 地域活動
春日部駅東口地区で展開中の「日光道中・粕壁宿」景観アートプロジェクト。
壁画による宿場町の面影再生事業です。

1月に公園橋公衆トイレの壁画からスタートした景観アートプロジェクト。
最初はなかなか商店主の理解が得られずその後止まっていましたが、4月からようやくシャッターアートとして再開。

4月 3ヶ所・・・「江戸助」「栃惣」「利根川せんべい」
6月 5ヶ所・・・「田中屋」「Bienびあん」「もりいずみ」「靴のくわばら」「木村呉服店」
9月 2ヶ所・・・「クロサワカメラ」「玉富」
10月 4ヶ所・・・「田村ビル」「大崎生花店」「カネコ薬局」「ヤマキ第2ビル」

そこまでは前回まで紹介しました。

その後、火がついたように急展開。
11月 3ヶ所
12月 8ヶ所
最終目標30ヶ所にあと4ヶ所というところまで来ました。
しかも、12月末に駆け込みの申し込みが4ヶ所あり、年明けには30ヶ所の大目標達成しそうです。
私自身もデザインや制作監修に追われ、途中経過を怠ってしまいました。

そこで2回に分けてシャッターアートの作品の紹介をします。

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まず、つけ麺「蝉時雨」です。
大家さんからの注文です。
この辺にはかつて脇本陣があったことから、脇本陣を描きました。
旅の大名が到着し、宿に入った様子です。



次は、「会田建具センター」。
一宮交差点にあり、かつての粕壁宿の入口です。
近くには八坂神社(天王様)があり、今の春日部夏祭りはかつて八坂神社の祭礼でした。
そこで、祭りを題材にしました。
この地のかつての地名は「新々田」で隣は「大砂」でした。
他の「寺町」「中宿」「陣屋」「裏町」も粕壁宿に実在した地名です。



次は、「春日部消防団第2分団」。
言わずと知れたまといを持つ火消しの姿です。



老舗の化粧品店「かぶや化粧品店」です。
資生堂の初期の頃から資生堂化粧品を扱ってきた店です。
大正時代の資生堂の資料など貴重な資料を見せていただきました。
化粧した華やかな婦人を描きました。
テーブルの上の化粧品は、大正時代から昭和初期の資生堂の商品を再現しました。
実はこの店、三善化粧品という舞台用化粧品を扱う関東地区でも希少なお店でもあります。



京染の「染のやまとや」です。
洗い張りをする女たちを描きました。
「やまとや」の家紋も添えました。



最後は、「個人指導教育センター」。
前出の脇本陣を描いた「蝉時雨」の2階にある個人指導塾です。
塾長の実家が偶然にも岐阜県にあるかつての本陣ということで、本陣の玄関を描きました。



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残りの5ヶ所は次回に繰り越します。

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