カバ社長の日記 caba note

壁画やオブジェの制作会社ビッグアートの社長日記。「面白くなければ人生じゃない」がモットーの熱い熱いカバ社長の物語です。

人と違う自分に万歳!

2011-11-29 18:47:50 | カバ的アングル
携帯電話やインターネットの急速な普及のせいでしょうか。
画一的な学校教育のせいでしょうか。
マスプロとマスコミ偏重の社会の仕業でしょうか。
同じ環境で同じ情報に浸れば、人は同じような思考回路になり、同質化していくのでしょう。
ビジネスで皆が同じようなことを考えたら、どんなビジネスでも成り立たなくなります。
いろんな業界で同質競争が起こり、ナンバーワンだけしか残れない環境になりつつあることを痛感します。

人々が企業同士が共存して行くためには、それぞれが異なる考えや価値観を持ち、互いに異なる役割を果たすことが大前提です。
人と同じことを考えたら、同じ椅子を狙って争わなければなりません。

最近の若い人は、人と違うことをすること怖がっているような気がします。
場の空気を読めないとか、群れから離れるとイジメがあるとも聞きます。
まったくナンセンスです。
社会でも企業でも人と違う人が役割が大きく、活躍のフィールドも広いものです。
誰とも争う必要もなく、思いっきりのびのびと生きれますし、誰とでも共存共栄が図れます。

人と違うということは、それ自体が素晴らしいことであり尊いことです。
人はそれぞれに異なる役割、異なる使命を持ってこの世に送り出されたのだと思います。
自分と人との違いに目覚めること。
そして、そのことを自信を持って受け止めること。
そこからが本当の自分らしい人生の始まりだと思います。
先人は「40歳にして立つ」と言いました。
今、私は61歳。
周りに惑わされずに、自分と正面から向かい合い、人と違う生き方、自分にしかできないこと、自分だからやれることにひたすら集中して生きていこうと思います。

「一回限りの人生」「現品限りの人生」ですから。
しかも、「人生一夜の夢」。
宇宙の何億年という歴史からみれば、人の人生はほんの瞬きほどの時間です。
人と同じようなことをやっているヒマはありません。

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ビッグアートって何の会社?

2011-11-06 11:20:23 | アートと仕事
毎週のようにアートの仕事を求める学生や社会人の方が会社を訪れます。

そのほとんどが制作を希望する人。
ただ「絵を描きたい」「ものをつくりたい」という人が多すぎて対応に困っています。
どうもビッグアートの仕事の本質をまったく理解しないで来る人が多いのです。
私がブログを始めたのは、ビッグアートで目指すゴールを強烈にアピールして、価値観を共にできる人が集まり、そうではない人が間違って来ないようにしたかったからです。

ビッグアートでは、確かに壁画も描きますし、デザイン塗装、オブジェの制作もしますが、制作することが目的でもなければ、それが仕事の中心(本質)でもありません。

ビッグアートが目指すのは、お客様の抱えている悩みや課題を解決することです。
その手段として、デザインとアートをメインにかつ効果的に活用しているのです。
お客様とは、個人や企業、商店街、自治体など様々です。

お客様の悩みや課題も様々です。
・入りやすい店にしたい。
・店や会社のイメージを変えたい。
・店のコンセプトと外装イメージのギャップをなくしたい。
・街並みの雰囲気やイメージを変えたい。
・通りの人通りを増やしたい。
・ライバル店に負けない店にしたい。
・家族が明るく、ポジティブになるような雰囲気の家にしたい。
・孫が遊びに来てくれるような部屋にしたい。
・お店や商店街の活気を演出したい。
・デッドスペースをなくしたい。
・人通りを誘導したい。
・好感を持たれ、親しまれる店にしたい。
・もっと印象に残る建物にしたい。
などなど、 毎回新しい問題や課題を持ち込まれます。

そこには、どこにも「壁画を描いてほしい」とか「オブジェや立体造形をつくってほしい」という言葉は見当たりません。
私自身も最初から壁画やオブジェをつくることを前提にお客様と話す訳ではありません。
お客様の悩みや課題をヒアリングして、その上で問題を整理します。
次に、どんな手法で解決するのが一番効果的でかつコストパフォーマンスがいいかを考えます。
お客様の立場になって考えた時、解決方法がアートやデザインではない、つまりビッグアートではお役に立てないという場合もあります。

例えば、
・店頭にベンチや置物を置くだけで解決できる。
・植栽やポケットガーデンをつくった方が効果的だ。
・建物をライトアップするだけで十分だ。
・お客様自身で手づくりした方が効果的だ。
といった簡単で安上がりな方法があれば、アドバイスだけして引き下がる案件も少なくありません。

このように、お客様からの問い合わせがあってから、ヒアリング、現場調査、資料収集、プランニング、デザイン、プレゼンといった長~いプロセスの作業を経てやっと制作にたどり着く訳です。

制作しかできない人はその間出番はなく、ず~っとベンチを温めているしかありません。
出番の少ない人を常勤社員として抱えるのは会社として困難です。

コンセプトワークやデザインについては社内で研修・訓練をしていますが、最低限まちやお店、住宅などに強い関心と好奇心を持っている人でないと絵を描けるだけではハッキリ言って厳しいです。

絵を描くだけでは、なかなか仕事には結びつきません。
絵を誰のため何のために描くのか。
そのためにはどんなデザインであるべきか。
これから描く絵がどんな効果(成果)を目指すべきか。
絵を描いた結果、本当にその効果(成果)を出せたのか。
もっともっとほかにいい方法、いいデザインはなかったのか。
そのことを常に自分に問いかけ続けなければ、仕事に何の進化も成長の期待できません。

絵や造形の仕事ということで、絵画科や彫刻科の学生が大勢やってきますが、
ビッグアートの仕事の本質は「空間演出デザイン」です。
建物の雰囲気やイメージを自由自在にあやつり、目標とするイメージを実現すること。
その意味ではむしろファッションデザインや舞台美術が一番近いと思います。

また、これまで美大やデザイン専門学校ばかりを求人の対象にしていましたが、経営学科、マーケティング学科、心理学科など幅広く人材を求めなければいけないと痛感する毎日です。

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壁画を描く人の心構え

2011-11-03 12:48:42 | カバ的アングル
壁画を描く人の陥りやすい傾向として、
キャンバスとなる壁だけしか見ないということがあります。

壁のサイズや表面の素材ばかりに気を取られてしまう。

設計会社やデザイン事務所からも該当する壁の図面と絵のデザインだけを支給するというケースが多いものです。

しかしながら、いざ現場に行ってみると、壁画のデザインと壁や周囲の造作物がまったくミスマッチであることに気がつくことが多いものです。
または、描く時は工事中で気づかなかったが、オープンしてから店に行ってみると、描いた壁画がまったく効果を出していないというか描かなかった方がよかったのではと思える現場も多々あります。

多分、設計会社から依頼を受けて壁画を制作した経験のある人は、大なり小なりそんな経験をしているでしょう。

壁画を描く人は、まず壁画のまわりに目を向ける必要があります。
まわりの造作物や家具の色や質感、デザインのテイストなど。
店全体のデザイン。
店のメニューや商品構成、スタッフの服装なども壁画制作に関わってきます。
色使いやタッチ、絵のテイスト、絵の周囲の処理などに重要な影響を及ぼします。
そこに気を配るか否かで壁画が店のデザインをとけ込み調和するかが左右されます。
結果的に、壁画が場の雰囲気やイメージを高めることになるか、逆にちぐはぐでかえって有害な要素になってしますかという致命的な差が出てしまうのです。

ビッグアートでは、頼まれた壁画だけではなく、壁の素材や質感、壁画の周囲の色使いやテクスチャーがとても重要だととらえ、現場で細部にわたって提案し、細かい修正や調整を行うようにしています。
一見大変面倒なのですが、完成した時の出来映えが大きく変わり、お客様の感動、喜びにつながるからです。
ちょっとした手間を惜しんで、せっかく制作した壁画が喜んでもらえなければ何の意味もありません。
ひいては、お客様のアートに対する期待も薄れて行き、私たちの仕事が減って行くことにもつながるのですから。

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粕壁宿を演出するシャッターアートたち(その2)

2011-11-02 11:56:06 | 地域活動
春日部駅東口は古くから「日光道中・粕壁宿」として栄えた宿場町です。
駅の周辺には、今なお当時の面影を色濃く残す建物や街並みが多く残っています。
これはまさに、春日部市の貴重な財産。
まちの集客資源、観光資源としておおいに活用すべきです。

ところが、古くからこの地に住んでいる人々にとっては、身近で見慣れた風景ということもあり、それを自覚している人はごく少数です。
しかも、市民の大多数が他所から入って来た人で、春日部市を歴史のない単なるベッドタウンだと思っている人が多いので、なかなか貴重な歴史的遺産に気付いてもらえません。

そうした中で、粕壁宿の面影の「見える化」活動としてスタートしたのが、このシャッターアートです。
粕壁宿の歴史や当時のイメージ、雰囲気を伝える「街角絵巻」、それがこのシャッターアートです。

シャッターアートで、市民や来街者に春日部市の魅力に気付いてもらうこと。
シャッターアートで、街に物語性が醸し出されて、まち歩きが楽しくなり、歩行者を増やすこと。
そのためには、一定量の数が必要です。
また、通りごとのコンセプトやテーマの一貫性や統一感も必要です。
しかも、シャッターのある店の由来や業種、歴史的な場所柄などにも必然性が求められます。
そのために、事前に街全体のゾーニングや位置づけ、デザインポリシーが重要になってきます。

以上のように、従来のような一社だけで制作するのとは違って、調査、資料集め、関係者との合意、デザイン、調整など気の遠くなるような作業プロセスがあり、この半年間毎日が悪戦苦闘の連続でした。

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10月末で、前回(7月上旬)までの9ヶ所に加え、ようやく新たに6ヶ所が完成しました。
では、ご紹介しましょう。

まずは、昔からカメラ店を営む「クロサワカメラ」です。
古くから写真館を営業していた老舗店を表現するために、日本にカメラが登場して最初に撮った有名人が坂本龍馬という伝説から、坂本龍馬と当時のカメラを表現しました。




次は、華道教室「玉富」。
お花を指導する先生の姿と師匠・玉富さんの座右の銘を表しました。



「大崎生花店」です。
華道教室「玉富」の隣にあって、花つながりでストーリー性も出せます。
江戸時代の花売りの姿「朝顔売り」です。



「カネコ薬局」です。
元禄時代に初代・金子七右ヱ門という人が創業し、現在16代目という老舗中の老舗。
当時の看板や家紋の入った提灯など家宝を見せていただき、それらを絵に取り入れました。



次は、日光道中から少し入った旧・停車場通りに位置する「田村ビル」です。
建物はまだ新しいですが、蔵風の造りです。
東武線「粕壁駅」が開通したころの停車場通りを当時の駅前の写真を元に描きました。



最後は「ヤマキ第2ビル」です。
この辺は、当時旅籠が立ち並んでいた場所。
そこで、旅籠と当時粕壁宿を訪れたという松尾芭蕉と曾良が宿場をたつ風景にしました。



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ようやく、粕壁宿の街角絵巻は15ヶ所を突破。

この後も、シャッターアートの打ち合せ、デザインを続々と進めています。
11月末には何とか20ヶ所に手が届きそうです。
でも、私たちの設定した発火点30ヶ所という目標まではまだまだです。
社員一同、自分たちのまち・春日部市を元気で面白い街にするために、明日からまた頑張ります。

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10円玉の形は四角です。

2011-11-01 08:45:20 | カバ的アングル
日本中が皆、同じ発想で同質競争から抜け出せないために、出口が見えない状態。
それが今の日本の現状です。

学校では常に正解はひとつしかありませんでした。
でも、社会に出ると正解がいくつも存在します。

例えば、「10円玉はどんな形か」。
・丸 ・・・・・ 正面から見たらそう見えます。
・円筒形 ・・・ 立体としてみれば確かにそうです。
・楕円形 ・・・ 斜めから見たらそうですね。
・四角 ・・・・ 横から見たらそれもありです。
どれも正しい答えです。

例えば、「北極は日本から見てどちらの方向にあるか」。
・北の方向 ・・・ 当然の答え。誰もがそう答えるでしょうね。
・南の方向 ・・・ えっ、と思うかも知れませんが、地球は丸いのです。ということはこれも正解です、

ここで大切なことは、どちらが正しいかではなく、どちらが奇抜でユニークか、ということです。
ビジネスで生き残るには、敵の多いところへ行って勝ち残るより、誰もやらないことを貫いていく方が確実です。
そのためには、人と違う視点を持つこと。
そこから、今まで見えなかったビジネスチャンスが次々と生まれてきます。
まさにオンリーワンの生き方が、企業も個人も求められています。

今までに見たことのない角度から現状をとらえ直してみましょう。
自分と違う考え方、価値観の人と付き合ってみる。
自分の知らない世界に行ってみる。
一度もやったことのないことをやってみる。
きっと、面白い答えがどんどん飛び出してきますよ。

ビッグアートも、売上や利益、規模などではなく、「世界一面白い会社」を目指して頑張ります。

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