カバ社長の日記 caba note

壁画やオブジェの制作会社ビッグアートの社長日記。「面白くなければ人生じゃない」がモットーの熱い熱いカバ社長の物語です。

断捨離、そしてガレージ・タダ市

2011-02-13 18:48:48 | 感動したこと
ビッグアートを創業して今年で18年目。
長い間にずいぶんと垢がたまってしまいました。
事務所もアトリエも不要なものが溢れています。
膨大なデザイン資料、写真、書類。
長い間出番のない様々な塗料や造形材料、そして道具。
何度も整理しようと腰を上げるのですが、なかなか捨てられない。

思い出が詰まっていたり、またいつか使うことがあるかも知れないと、結局は明らかな不要品を処分するだけであまり大差がない。
最近、そのことが会社の前進を大きく阻んでいると痛感します。

昔から「新しい水を汲みたければ、コップの水を捨てなさい」といわれます。
会社もいろんなものを捨てなければ、新しい行動に移れません。
モノだけではなく、お金や財産や地位や考え方も同様のようです。
新陳代謝が止まってしまうと、すべてが淀んで流れが止まってしまいます。

日本中の企業の低迷の原因がその辺にあるような気がします。

いろんなモノやコトへの執着心を捨てることが次へのステップ。
成長や変化への出発点なんですね。

明日から3月末まで断捨離期間として、アトリエの前で「持ってけドロボー!ガレージ・タダ市」をやってみることにしました。
眠っている備品や作品も、欲しい人に全部タダであげてしまおうと思います。

今年は、新しい事業に全力で取り組みたいと思います。
その覚悟を決めたら、今まで捨てられなかったものが、急に邪魔に見えてきました。


さあ、余計なものを脱ぎ捨てて、次のステージに前進しましょう!

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本当に絵を描くのが好き?

2011-02-10 13:46:14 | アートと仕事

毎年、本当に多くの学生たちが会社にやってきます。
会社説明会やインターンなど、たいていは就職活動です。

中でも絵画科と彫刻科、イラストレーション科の学生が約半数です。
美大出身でしかも絵画科出身というと、一般の人は「絵が本当にうまいんでしょうね」と言います。
でも、実態は全く違います。
むしろ、ほとんど描けないというのが現状です。

決まって皆、「私は小さいときから絵が大好きで、絵を描く仕事に就きたいとずーっと思っていました」と言います。
作品やポートフォリオを見せてもらいます。
そこで、ビックリ。
学校の授業課題しかない人がほとんど。
ポートフォリオを3冊、5冊持ってくる人は、50人に1人いるかいないかです。
うそー、授業以外に絵は描いていないの?!
でもそんな人に限って、「絵が好き」とか「絵の仕事をしたい」とアピールしてきます。

本人のたっての希望でインターンの受け入れをします。
頭ごなしに「あなたは本当は絵が好きじゃないんじゃない」というのも可哀想なので。
インターンを終えて、だいたい「私には絵の仕事は向かないようです」と帰っていきます。
勿論、ここで絵が向かないと思い込むのもまた早合点だと思います。

だいたい「絵が好き」と連発する人に限って絵を好きじゃない人が多いようです。
多分、自分が絵が好きだと思い込みたいのでしょう。

美大を出たから、アート関係の仕事に就かなければ、両親に対して、まわりに対して示しが就かない、という思いが強いのでしょうね。
大学でどこを出たとか、何学科を出たとか、あまり仕事には関係ないと思います。
要は、そこで何を体験し、誰と出会い、何を学んだか。
美大に行って、自分には絵は向かないと気づき、アートとは関係のないことに目覚めることだって大きな成果だと思います。

アートの仕事は、一般の会社に勤めるのとは全く違います。
職人の仕事に近いかも知れませんが、一般の職人さんのように安定した仕事はありません。
常に、厳しい環境で腕を磨いて、知恵を振り絞って生きていかなければなりません。
確かにやりがいのある仕事で夢のある仕事ですが、のんきな仕事では決してありません。
むしろ、一般のどんな仕事より過酷で不安な要素がたくさんあります。
本当に命をかける覚悟と情熱のある人しか生き残れない、と断言します。

インターンが終わった時に、最後に個人面談をします。
本当に覚悟があるかどうか。
安定した仕事に就きたいだけなら、アート以外の仕事を勧めます。
美大を出たからって、アートの仕事にこだわる必要は全くありません。
モノの見方、感じ方、美のセンスなど、これまでに学んできたことを生かす仕事はいくらでもあります。

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2013年有給インターンシップ(6ヶ月間)募集!

2013年夏期インターンシップ募集!

 


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「何ができるか」ではなく「何をやるか」だ!

2011-02-10 12:39:18 | カバ的アングル
誰かが何かで成功すると、「あんなの俺にもできる」という人がいます。
誰かが何かを発明したり、発売したりすると、「俺はあれよりもっと前から考えていたんだ」という人がいます。
本人は自慢しているつもりでしょうが、負け犬の遠吠えでしかありません。

世の中には同じような似たアイデアを持つ人はたくさんいます。
そのうち実行に移す人もたくさんいると思います。
でも、最後までやり遂げる人となると、一気に一人位しかいないものです。

能力的にはやれる人はたくさんいても、天命だと思って情熱的に取り組み、命をかける人となるとほとんどいない。

肩書きばかりやたらと多い人。
むやみやたらに資格や免許ばかりとる人。
規模は小さい会社なのに、営業品目ばかりやたらと多い会社。

一人でできる範囲は狭いものです。
しかも、人生は何かをやり遂げようとするとあまりにも短いものです。

絞り込むこと。
何かを選んだら、それ以外を潔くきっぱりとあきらめること。
その潔さがないことが、人の悩みであり、苦しみなのだと思います。
人間の持つ煩悩ってヤツでしょうか。

自分にできることややりたいことはたくさんあります。
でも、早くどれか一つに絞らないと、あれやこれやかじっているうちに一生は終わってしまいます。
会社も同じこと。
何でも屋では、鳴かず飛ばずで、近年のような何か大きな環境の変化があったら吹っ飛んでしまいます。

自分がやらなければならない必然性があるか。
自分にしかできないことか。
自分以外にやる人がいないか。
やり遂げた時、たくさんの人から本当に喜ばれ祝福されるのか。
50歳を過ぎたあたりから、私はいつもそのことばかりを考えます。
50歳までは、いろんなことにチャレンジしてきました。
これからは、残りの人生を何と取り組み、完全燃焼して、何を残せるのかが最大のテーマです。

人の命はこの世にたった一つ。
自分の会社もこの世に一つ。
一つしかないということは、何か意味があるはずです。
人生も仕事も、他の人とは違う役割を負っているはずです。
だからこそオンリーワンなのです。
オンリーワンの生き方、オンリーワンの仕事。

ちょっと、話が大きくなりすぎましたか。




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面白くなければ仕事じゃない!

2011-02-04 09:22:31 | カバ的アングル
仕事の最低条件は、「人の役に立つ」ということです。
もっと言えば、「人を喜ばせる」「元気にする」「楽しくする」ことです。

でも、最近の世の中を見渡してみると、逆の現象が目につきます。
お店の店員、公的機関の職員などなど。
職場でやる気のない人が、最近急に目立ちます。
客の立場から見ると、「自動販売機以下の人」「いない方がいい人」です。
きびしい言い方かも知れませんが、本当にそんな人が増えています。
若い人に限らず、働き盛りの世代の人が多いのにはビックリです。
言い分としては、給与の減少や雇用の不安、将来への不安などが理由なのでしょう。

会社や社会に対する不満かもしてませんが、一番迷惑しているのは客です。
勿論、会社にとっても、一生懸命に働いている同僚たちにとっても、無益ですし百害です。
結果的には、客は離れていき、会社の業績が下がる。
そして、その人も要らなくなる。
悪循環ですね。
この問題を解決できる鍵を握っているは誰でしょう。
正に、働く本人です。

働くのがつらいのなら、辞めた方が本人のためであり客や会社のためです。
仕事とは、「人を喜ばせること」「人を幸せにすること」。
そこことを忘れたら、その人には誰も味方はいません。

まず、仕事を楽しみましょう。
そのためには、いつも面白いことを考え、実行してみる。
面白いことをすると、人が「にこっ」としてくれます。
人の笑顔は、最高のパワーです。
自分も楽しく面白くなります。

私は、朝から晩まで「楽しいこと」「面白いこと」「ワクワクすること」ばかり考えています。
面白く仕事をする人のまわりには、人が集まってきます。
自分のまわりに笑顔が増えたらハッピーな気分になり、もっと楽しいことを考える。
気づいてみると、仕事も増え、イキイキと輝いている自分がいる。
そんな楽しくて仕方のない生き方をしましょうよ!





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絵を描く仕事をめざす就活中の美大・専門学校生へ!

2011-02-03 21:20:19 | カバ的アングル
明日は、ある美大の合同企業説明会です。
その準備も兼ねて、このブログを書いています。
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ビッグアートは、ペインティング中心のウォールアート制作会社です。
「手描き」「手づくり」で壁画、デザイン塗装、オブジェなどを制作する、デジタル主流の現代では希少なアナログの会社です。

しかし、アナログ(手づくり)の世界は時代の急激な変化の中で厳しいビジネス環境にあります。
デジタル化への急速な移行による仕事の減少、グローバル化と円高による価格の下落は確かに深刻です。

単に絵を描きたいという程度では、生き残るのは困難です。
生き残るためには、全く新しい視点と知恵、価値観が必要です。
アナログは絶対になくなることはありません。
デジタル化が進めば進むほど、希少で価値の高い存在になります。
そのためには、デジタルの限界を知り尽くし、デジタルにできない分野を切り開き、確立していくことです。

デジタル化のメリットはたくさんありますが、デメリットや不可能なこともたくさんあります。
デジタルは敵ではなく、互いに対局にあって相互補完の関係です。
デジタルの得意な領域に踏み込めば叩かれますが、デジタルのおよばない領域では思う存分活躍できます。

企業にとっても個人にとっても主戦場をデジタルにするかアナログにするかは大きな選択であり、運命の分かれ目です。
どちらがいいかは一概に言えませんが、デジタルは時代の潮流であり主流になるのは止められません。
逆に、日進月歩の技術革新で逆転ゲームの連続で激戦が続くでしょう。
価格競争が続き、生き残る企業は少なく、寡占化が進むのだろうと思います。

就職活動も、学校のカリキュラムや教育方針もデジタルの世界に急速にシフトしています。
ちょっと、行き過ぎだと思います。
世の中の流れに身を任せて人々が安易な選択をしたら、将来産業も社会もそして人々の心も空洞化していく危険を強く感じます。
数年後には、行き過ぎの弊害が現れて、揺れ戻しがやってくるような気がします。

ここで、一度じっくり将来を見据えて考えておいた方がいいと思います。

一方、アナログは時代の潮流から外れるため、自らの信念と情熱が消えればそこで絶えることになります。
一般にはビジネスとしては魅力のない市場として、新規参入もなくなり無用な競争も減っていくと思いますが、それは逆に衰退の危険もあります。
既存市場に依存する企業は今後も衰退するでしょうし、恍惚の業界になってしまったら、たとえ生き延びても未来はありません。

ビッグアートは、迷わずアナログの世界をきわめて行く決意です。
脱・既存市場をめざし、新しい市場、新しい商品、新しい技術の研究開発が急務です。
ビッグアートの生命線は、デザイン開発とウォールアートの研究開発です。
そのためには、一にも二にも新しい人材の育成です。

古い体質のアート業界に決別して、新しいアートの夜明けをめざす若者を求めます。

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2013年度ウォールアート有給インターン生募集!6月1日スタート!(受付5/25まで))

詳しくは、こちら


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「手描きの絵」の仕事の新しい幕開け

2011-02-01 09:52:21 | カバ的アングル

手描きで絵を描く仕事は、5年位前から激減しています。
壁画に限らず絵やイラストの仕事全体がそうです。
特にこの2年間で、壁画会社やフリーで壁画を描いている人がすっかり姿を消してしまいました。
美大や美術専門学校にも大きな変化が現れています。
本来学校の花形であったはずの絵画科コースは存続が危ぶまれる程の生徒数の激減。
専門学校のイラストレーション科でも、手描きの授業が次々と廃止されています。
この状況だけを見ると、「手描きの絵」というのが終末期にあり、数年後は死語になってしまいそうな流れです。
同業者の社長さんたちとよく情報交換するのですが、全員が悲観的な見方で転廃業を真剣に考えています。

もともと、この潮流は10年以上も前から感じていました。
つまり、最近の急激な変化ではなくアート業界全体の根本的な体質や構造に問題があって、今の状況はごく必然的な結果にすぎないと思います。
壁画の業界でいうと、
1)クリエイティビティのなさ。海外のコピーやブームへの追従でデザインも技術もワンパターンになり、すぐに飽きられてします。
2)デジタル化の波。CGやインクジェット出力の普及に飲み込まれている。
3)過去のアートの世界に固執して一般の社会から大きく乖離している。
ということだと思います。

アート、とりわけ手描き(アナログ)の絵をめざす私たちの前には、確かに厳しい現実が突きつけられています。
これは事実です。
逃げる訳には行きません。
いってみれば、末期がんを宣告された患者のようなもの。
でも、あきらめるのはまだ早い。
がんになった理由を突き詰めていけば、原因がわかります。
「原因と結果の法則」という本にあります。
どんな結果も、それは偶然ではなく必然であり、必ずそうなった原因があるということ。
ならば、がんになった原因を突き止めて改善すればがんは治るのです。
私の知り合いにも、末期がんを宣告されて自力で治した凄い人がいます。
がんになったことをいたずらに騒ぎたて、思考停止やあきらめにならないことです。

慌てずに、ゆったりと構え、じっくり問題と取り組むだけです。

「アフリカで靴を売る」という話がありましたよね。
A社とB社がアフリカに進出しようと出て行く。
A社の現地責任者の第一声は「最悪です。アフリカでは皆裸足で誰も靴を履いていません。これでは靴は売れません。早々に引き上げます」。
B社の現地責任者は「最高です。アフリカでは皆裸足で誰も靴を履いていません。この人たちに靴を履く喜びを教えたら、無限の市場になります」。
目の前にある現実は全く同じです。
違うのは、現実の見え方というか見方です。
同じ現実でも、人によって解釈の仕方、とらえ方が異なれば、真逆の意味になります。

手描きの仕事が日増しに減っていく現実。
この状況は、なるべくしてなった結果で、むしろ遅すぎたといってもいいと思います。
このピンチは、かつてないチャンスでもあります。
長い間のアートの鎖国(閉鎖的)時代がやっと終わり、「アートが社会や人々の生活の中に浸透していく時代の幕開け」だと私には見えます。
ちょっとワクワクします。

壁画がテーマパークや特殊なエンターテインメント空間だけの閉ざされたフィールドから解き放たれ、自分たちの住む家やまちに溶け込んでいく時代。
同業者同士がまねし合ったり、足を引っ張り合ったりする時代は終わりです。
無限に広がる市場で、各々の得意分野や個性を思う存分に発揮してユニークなビジネスが次々と出現してくる予感を強く感じます。
もちろん、私の会社も今年はオンリーワンのビジネスに果敢に挑戦していきます。

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2013年度ウォールアート有給インターン生募集中!6月1日スタート!(受付5/25まで)

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