くりりんのささやき

心の旅人くりりんが感じたこと、思ったこと。

『物が落ちる音』

2016-09-19 20:53:02 | 日記
 ファン・ガブリエル・バスケス作、柳原孝敦訳『物が落ちる音』(松籟社2016年) 
 墜落した飛行機のボイス・レコーダーに残された、
 空白の時間の「落ちていく音」、
 ピストルで撃たれ意識を失って地面に落ちていく肉体が、
 その刹那に聞く「音」、
 「物が落ちる音」がこの本から聞こえてきます。
 星の王子様があの小さな星の上に空から落ちてきた時にも、
 その音は聞こえていたでしょうか。
 「君も 空から落ちてきたの?」
 「君も あの音を聞いた?」
 アメリカが派遣した平和部隊の隊員による非合法麻薬栽培で、
 コロンビアという国が崩れ落ちていくときの「その音」が、
 コロンビアはボゴタ生まれの作者バスケスには、
 聞こえていたのでしょう。
 私には日本という国が落ちていく音が聞こえます…
 
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