マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

「ミラーなしの車」のすごさ

2016-08-27 09:35:19 | 
「体験するのは初めて?すぐ慣れるから運転してみてよ」
7月27日、独フランクフルト。自動車部品世界大手のコンチネンタル本社で、1台の試作車の試乗レポがあったでつ。

その試作車でつ。




よく見ると、外見から何の試作車なのか判断できるでつが、自動車部品大手の独コンチネンタルが開発した試作車で、メルセデス・ベンツのEクラスを改造したものでつ。
そりには「鏡がない」。
サイドミラーとバックミラーが付いてないのでつ。




後方を確認するための鏡をカメラで置き換えたもので、一般的に「ミラーレス車」と呼ばれるでつ。
ミラー代わりのカメラを「電子ミラー」と呼ばれるでつ。


ミラーに関する国際基準が改定され、カメラの使用が可能になったでつ。
これを受けて日本でも、国土交通省が6月18日に道路運送車両の保安基準を改定。
自動車メーカーはミラーレス車を開発することが可能になったでつ。

新型車であれば、2019年6月18日以降に発売できるでつ。この改定によってミラーレス車ににわかに注目が集まっているでつ。
じゃ~、ミラーレス車のメリットとは何か。

一つ目は、シカクがなくなること。
運転経験があるなら、レーンチェンジや左折右折の時、シカクにクルマや歩行者が入ってひやっとしたことがあるでつなぁ~。

コンチネンタルの試作車では、これまでサイドミラーが付いていた位置に、左右2つずつ計4つのカメラを設置。
後部のアンテナフィンに内蔵されたカメラを含めると、5つの後方確認用カメラが付いているでつ。
これでシカクをなくすでつ。

モニターは車内に3つ。
両サイドと、通常カーナビが入る位置。

試作車のため、暫定的に3つ付いているでつが、コンチネンタルの開発担当者は、「ドライバーの視野に常に入るセンターモニターと
左側のモニター(ドイツは左ハンドルのため。日本では右側)の2つのモニターで見る形式になっていくのではないか」とのこと。
モニターはTFT液晶のタイプだけど、コンチネンタルは既に車載用有機ELモニターも開発済み。

「どんな形状にも変えられる有機ELはデザイン面でも魅力的だ」(開発担当者)。

同社は有機ELモニターを2018年にも量産する見込みで、ミラーレス車が市販されるころには、有機ELで後方を確認することになるでつなぁ~。
車内の3つのモニター。試作車のため、3つ全てに後方を表示したり、2つに集約したりといった映し方をテストすることできるでつ。

システムによってモニターの明暗を最適化し、太陽や後方車両のハイビームのまぶしさをコントロールすることもできるでつ。
ミラーがなくなることで、空気抵抗を小さくすることができるのもメリット。

同社シャシー&セーフティー部門先進技術部の責任者は、「燃料消費量が減ることに加えて、高速走行時の風切り音も小さくなる」と話されたでつ。
ここまでは、試乗しなくても理解できること。

これらのメリットに加えて、記者は実際に試乗してみて、もう一つのすごさを体感されたでつ。

「まずは乗ってみてよ」
開発担当者にそう言われて、早速、左ハンドルのドライバー席へ…




一通りの説明を受けた後で、実際にフランクフルト市内を走ってみると…
ちなみに、ドイツはジュネーブ条約加盟国ではないけど、日本で発行する「国外運転免許証」を携帯すれば公道を運転することができるでつ。

運転を始めると、すぐに“通常ならミラーがある位置”を見てしまうでつが、ものの数分で慣れるみたい…
少し慣れるのに時間が掛かったのは、後続車両との距離感。




ミラーならどのくらい離れているのか、経験で分かるけど、画像なのでなかなか感覚がつかめない…
ドライバーは、10分ほど運転してようやく慣れてきたとのこと。
試作車のモニターには、後方車両をカメラが認識し、距離によって緑色、赤色の二色で示されるでつ。

緑色は距離が確保できているため、レーンチェンジなどで問題にならないクルマ。
赤色は距離が近いため注意が必要なクルマ。

また、それぞれのクルマまでの距離が数字で10m、20mといったように表示されるでつ。
だけど、現状では乗用車のみ。トラックは表示されないでつ。
運転中のモニターの様子。距離が近いクルマは赤色で示される。白線を認識していることも分かるでつ。


運転して初めて分かったのは、「クルマが見ているもの」をドライバーも同時に見ていることの重要性。
後続車両との距離感が分かるのは運転するうえでも役立つが、赤や緑でクルマが見ているものが表示されることで、「このクルマは全ての車両を認識してくれているんだな」という安心感につながるでつ。
こりが、ドライバが試乗して最も感心したポイント。



「ヒトと機械の協調」――。
これからの自動車にとって、重要性が増すキーワード。

なぜなら、完全自動運転が実現するまでのプロセスでは、機械が運転する場合とヒトが運転する場合が併存し、その切り替えが必ず必要になるでつ。
その上で、ドライバーに必要なのは、「今、この機械=クルマは何をどこまで認識しているのか」という情報。

機械が何を見ているのかをヒトが知ることで初めて、安心して機械に任せることができるし、いざとなった時に運転を代わることもできるでつ。
モニターで後方を見るミラーレス車は、機械とともに運転する「慣れ」をドライバーに与えてくれるのではないか。

実際、コンチネンタルなどの大手部品メーカーや多くの自動車メーカーは、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転を実現するにあたって、
HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を重視。

HMIとは、ヒトとクルマが接する部分の全てを指す言葉で、現在、メーカーにとって重要な開発分野となっているでつ。
コンチネンタルは、ミラーレスを単なるカメラへの置き換えとは捉えていないでつ。
「視認性を改善するだけでなく、状況に応じた指示をモニターに表示する可能性を開くものだ」。

同社インテリア部門で研究開発を担当者はこう言われたでつ。
カメラによるミラーレス化は、運転支援機能と相性が良い。
同社はミラーレスと、車線変更時のアシスト機能や進入車両のアラート機能などを融合する方針。


現在、世界中の自動車メーカーから問い合わせがあるみたい。
「自動運転」という言葉が先行しているでつが、機械が完全に運転に責任を取れるようになる時代はまだまだ先。
ヒトと機械が情報を共有し、安全性を担保しなければならない期間は長い。

どうすれば機械のことを知ることができるか。あるいはどうやってヒトのことを機械に知ってもらうか。
いずれも今後のクルマにとって極めて重要な機能になるはずでつ。


う~ん、どんな感じか運転してみたいなぁ~
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