雑木帖

 ─ メディアウオッチ他 ─

Yahoo!とテレビ

2006-06-11 15:56:31 | メディア

(図は『週刊エコノミスト』 2006/06/06号の特集「ウェブ2.0 ビジネス革命」から)

 Yahoo!が他と比較して、これほどのアクセス数があるとは知らなかった。検索といえば、何とかの一つオボえの如くに僕はGoogleオンリーで、Yahoo!の検索はこの何年か使ったことがない。でも、Yahoo!は別に検索だけを提供しているわけではなく、たとえば「Yahoo!ニュース」や、掲示板、動画などの様々なコンテンツなども提供しており、「Yahoo!ニュース」は僕も日に一度はかならず訪れることに思いいたったのだった。
 ちなみに、僕がYahoo!検索を使わないのは、それが人が取捨選択する検索結果であり、人の判断で篩いにかけられることからである。もっとも、最近のGoogleも人が介在したソフトウェア的な操作が行われている可能性も疑える例が見受けられ(断言はできないが)、何とも言えなくなってきたような残念な感じだ。(しかし、僕はよく言われるような脅威はそれほど感じない。何故なら、仮に検索が完全に権力絡みの操作されたものに移行しても、インターネットが無い前の状態に戻るだけのことで、それは有意な情報は砂漠の中の砂粒を選別するような作業であり、しかもほとんど徒労に終わるものだが、別に新たな状況ではないということを知っているからだ。
 もっとも、インターネットの知識取得の有用性を多くの人が知ったあとでは、本にしても、もっと反自主規制的なものを書く人や、読むほうも選択眼の肥えた人が多分増えていることだろう。)

 そのYahoo!で以前は毎回のように見ていた『愛川欽也パックイン・ジャーナル』が最近Yahoo!の有料会員にならなくても無料で視聴できるように変わった。その代わり、テレビと全く同じで間にコマーシャルがはさまれるようになった。(5月13日放送分で「共謀罪」も取り上げている。”共謀罪修正案は”
 これも、Yahoo!のページビューの多さ故に可能になることかもしれない。

 上記『週刊エコノミスト』の記事によると、4月のミクシィの一人当たりの利用時間は3時間54分で(ネットレイティングスの調査)、Yahoo!はそれから30分余り引いた数字だという。この時間は、これまでの日本の平均テレビ視聴時間とほぼ同じだ。
 今の新しいパソコンには大抵TVチューナーがついており、製品紹介などを見ると興味がわいてくる。でも、それで何を録画するのだろう?と考えると、途端に無駄な装備の代表のように思えてくるのだった。(笑) 実際僕には録りたい番組というものが思い浮かばない。強いて言えば、NHKの時々のドキュメンタリーくらいか。
 世の中、僕のようなヘンクツな者ばかりではないだろうと思うので、テレパソで番組はどんどん見られたり録画されたりをこれからするのかもしれないが、意外と早く、テレビ離れ(番組自体を含め)は進むのかもしれないとその調査結果の数字を見て思ったのだった。


 参考:
 ・米下院議員,SNSの脅威から子供を守る法案を提出 (ITpro) 2006/05/12

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