休日限定エンジニアリング

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

縦型エンジン ボアアップ5

2017-04-01 22:08:31 | オイル臭い部屋
ポート加工の終わったヘッドを組み上げると
いうことで、ガスケットの残りカスを油砥石
で磨いてみた。



バルブは軽くすり合わせをしたあとに、当た
りをチェック。



とても綺麗な状態だったので、バルブを組み
込む。

ヘッドは完成した。



仮組だったシリンダーをもう一度外して、ピ
ストンリングの合わせ目を再チェックして、
本組へと作業を進める。

ピストンリングは手で押し縮めながらでも出
来ないことはないが、効率よく作業進めるた
めにはリングコンプレッサがあると便利。
でもそんなものがある訳もなく、身近なもの
で代用する。



ホースバンドをピストンリングの上に巻いて
軽く締め、上からシリンダーを載せていくと
バンドだけが下に外れて、いとも簡単にシリ
ンダーが装着できるのだ。

そしてカムシャフトを載せ、カムチェーンを
取り付けて、微妙なシリンダーとピストンの
位置決めをするため、クランクを回しながら
ナットを締め付けていく。
が、ここで問題が発生。

ある程度締めたところで、クランクが回らな
くなった!

マジカ

どうやらピストンが当たっているみたいだ。

またヘッドを降ろすことに・・・



ピストンに黒い円弧がついているので、当た
っているのは間違いない。

ベースガスケットは厚い(1.2mm)ものと薄いも
の(0.6mm)が入っていたので、圧縮を上げる
ためにも迷わず薄いものを使った。

仮組の段階では当たらなかったのに、本締め
すると当たるということは、ほんの少しだけ
足りないということか。

しかし、厚いベースガスケットを入れると、
圧縮が落ちてしまう。
せっかくボアアップするのだから、本来の性
能を出したいので、別の方法を取りたい。

次に考えられるのは、燃焼室側の加工をして
当たっている部分を削るのだが、これをやっ
てしまうと、これ専用のヘッドになってしま
い、後で元に戻そうとすると、このヘッドは
使えないことになってしまう。

戻すことは無いかもしれないが、やはり避け
たいやり方だ。

残るはピストンの加工だ。
これだと失敗してもピストンだけ買えば良い
ので損失も最小限に抑えられる。

早速、当たりそうな部分を手作業で削ってみ
た。



あまり綺麗ではないが、まあなんとかなるだ
ろう。

でもこの形って、キタコのキットに入ってい
るピストンの形に似ているような・・・



ヘッドをノーマルのまま使うと、燃焼室のボ
アは小さいままなので、こういう形になるの
は当然のことだが、キタコ製だとはじめから
対応できているが、CHAR MOだと、ベースガ
スケットの厚さを変えて対応すれということ
か。
それでは本来の性能が出せないと思うのだが
そんなその場しのぎ的なやり方でいいのか?







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