ぽごしっぽよ

“ぽごしっぽよ”は韓国語で「会いたい」という意味です。心ときめく人・もの・食べものとの出会いをつらつら書いています

ソウル④‐2

2011年10月11日 | 韓国の旅

清州行きのバスのチケットを買うときは要注意。発音を間違えると清州(Cheongju;チョンジュ)ではなく全州(Jeonju;チョンジュ)行きのバスに乗ってしまう恐れがあるから。二つの発音は韓国人でも聞き間違える人がいるらしいので、念のためにチケット売り場では漢字も提示。

ポジャギの展示会がなければ行くこともなかったであろう清州。
せっかくなので他に何か見どころはないか調べているうちに、カインとアベルという韓ドラのロケ地になった、スアムゴルという町に興味を魅かれた。

ということで出発前の1週間で急遽ドラマをレンタルして、清州のシーンが出てくるまで見続けたところ、ようやく10話でスアムゴルが登場。そのころにはドラマの面白さにはまっていた(ついでにソ・ジソプ氏にも)

バス停でスアムゴルはどこですか?と聞くと山のほうを示された。
看板に導かれてスアムゴルへ・・



スアムゴルは朝鮮戦争時の避難民が住み着いた貧困層地域で、人ひとりやっと通れるほどの細い路地が迷路のようにつながり今でも開発から取り残された貧しい地域のよう。

2007年の公共美術プロジェクトで壁画が描かれ、ドラマのロケに使われてから訪れる人が増えたという。でも見かけたのはお年寄りの姿ばかりで、壁画の中の子どもの笑顔がかえって物悲しい。









ドラマでは、ソジソプ演じるチョインがハンジミン演じるヨンジの誕生日に温かいメッセージをメールで送るシーンに使われ、ひとつひとつの絵に意味がある。

今までロケ地巡りにはほとんど興味がなかったのだけれど、ドラマを見た直後でもあり、スアムゴルというどこか物悲しく時が止まってしまったような集落と、そこに住む人々の姿が印象的で来てよかったな・・と思った。

 

ちなみにスアムゴルはこちらのドラマで再び注目を集めているらしい。

 

『製パン王 キムタック』のハルボンベーカリー

スアムゴルを後にしたころはすっかり日も落ちていた。
知らない土地に来たら、そこの名物を食べて帰らねば!清州の庶民派グルメ「チャグリチゲ」を食べようと、楽園プルコギへ。



チャグリチャグリとは韓国語で「グツグツ」という煮える音。汁気が少なめのチゲをこの地域ではチャグルチゲというそう。

チャグルチゲを1人前お願いすると・・瞬く間にテーブルがバンチャンで埋め尽くされる。一人ですみません・・

鍋の中にはヤンニョムされた豚肉、たまねぎ、ねぎが入っている。 お店の人がキムチや生にんにくを入れ、お肉をハサミで切りながら、調理してくれる。



チャグリチャグリ煮たってきたところで、「食べてもいいよ」の合図。
汁気の多いチゲとも炒めものとも違う。具をエゴマの葉やサンチュに包んでいただくと美味しい! 



コンギパッ(ご飯)を追加して、ビビンバを作ろうとすると、やっぱりお店のアジュンマが私がするから~と、手際よく、海苔など混ぜながらあっという間に作ってくれた。

チャグリもバンチャンもビビンバも完食。



再びバスに乗り、9時半ごろソウル着。まだ遊べる!と、映画を見ることに。


本当はオジクデマン(ただ君だけ)が見たかったけれど、公開前で(釜山映画祭で公開され、10月公開だったから期待していたんだけど・・涙)

ハンヒョジュちゃんも、すーっごくキュート。 


韓国で大ヒット中のトガニ(るつぼ)を鑑賞。
実際に起こった事件を題材にした衝撃の映画。覚悟はしていたものの、想像以上のショックに打ちのめされ・・映画館を出たら終電も終わっていて、とぼとぼと最後の宿=チンジルバンへ向かった。



 

 

 

 

 

 




『るつぼ』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=omQZT2UyspE

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