ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

発病から今まで その24

2006-05-23 14:46:21 | 健康・病気

まささん、お互いに頑張りましょう!ひとひとさんお久しぶりです。

さて、入院許可の連絡があってから一ヶ月の後、私はC市立病院を退院して転院をするのだが、正直言ってそこで体験した事を書こうか書くまいか迷っている。理由は、そのリハビリ専門病院で私はかなりの精神的苦痛を感じたからである。それだけなら、その事実をありのままに書けばよいのであるが、そこにも私のために一生懸命尽くしてくれた看護師さんを始め素晴しい人達もいたからで、その人達の事を考えるとどうしたら良いか考えてしまうのである・・・


発病から今まで その23

2006-05-22 13:16:40 | 健康・病気

まささん、コメント有り難うございます。おこがましいかも知れませんが、一緒にリハビリ頑張りましょう!これからもよろしくお願いいたします。

さて、C市立病院に入院して3ヵ月半が過ぎた頃、ナースステーションから『やったー』との歓声が聞こえた後、家内が分厚い封筒を持って病室にやってきた。『入院許可が出たわよ!』家内が大変喜んでそう言った。A市の山奥に二つあるリハビリ専門の病院から入院許可が下りたのだ。前に書いたが、この二つの病院はリハビリに関して日本で1、2と言われている病院で、一つは既に重症のため入院を断られていた。その日は、脳外科の先生を始めリハビリ科の先生、理学療法士の先生、看護士長や看護士の皆さんがお祝いを言いに病室を訪れてくれた。後で聞いたことであるが、その病院に入院できるまでに回復したのは『奇跡』に近い事だったらしい。ある日、仲の良かった看護士さん二人が私のところへ来て『ゴメンネ。看護士みんなで娘さんの卒業式に何とか出席させられないか、考えたのだけれどやっぱり無理だと先生に言われたの』と言った。私はそこまで私達、親子のことを考えてくれた皆さんになんて言ってよいのか判らなかった。


発病から今まで その22

2006-05-20 13:52:31 | 健康・病気

小太ママコメント有り難うございます。これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします。

さて、入院して二ヶ月半が過ぎたころ、やっと導尿のチューブが外れる事になった。医師から『長い間、チューブを入れていたので尿が出なかったり、逆に出っ放しになる可能性がある』と言われていたので不安であったが、幸いな事に排尿の感覚もあり、排尿もちゃんとできた。体重も倒れたときは90㌔有ったものが60キロになっており、ビックリしたのが夜、寝ていて下着にしわが寄ってお尻が痛くて眠れないので看護師さんを呼んで見てもらったら、下着にしわが寄っているのではなく痩せた為にお尻の皮にしわが寄って痛かったのである。看護師さんを呼ぶと言えば忘れられないのが『ナースコール』である。私は、手も足も動かせなかったので唯一、動く首で使えるナースコールを看護師さんが探してきてくれて使っていたが、これが首でボタンを押すタイプで砂袋で固定してくれていたのであるが、たまにずれてしまいボタンに届かなくなってしまう事があった。その時の看護師さんが巡回に来るまでの時間の長かった事!声は出ないし、不安でしょうがなかった事を思い出す。入院も3ヶ月を過ぎたころもう一つのリハビリ施設に転院の申請をしてみようということになった。


発病から今まで その21

2006-05-03 17:49:35 | 健康・病気

悠さんいつもコメント有り難うございます。

さて、リハビリ専門病院への転院だが、残念ながら脳血管障害専門の病院からは『転院不可』の通知が来た。理由は『症状が重すぎるから』だった。市民病院の先生は『もう少し様子を見て、他の病院を考えよう』と言う事になった。その時、今更ながらに自分の病気の重さを感じたものである。暫くはガックリ来て食欲も無かったのを覚えている。ガックリと言えば、二回ばかりショックな事が市立病院に入院しているときにあった。ひとつは、まだナーセントトイレに座れず、看護師さんに下の世話をして貰っていた時、当時高校三年の娘に看護師さんが言った言葉『貴方のお父さんは、家に帰ってもこのままなんだから始末の仕方を覚えておきなさいよ』何としてでも良くなろうとしている患者、回復を信じている家族、それも高校三年の娘に・・・何てデリカシーの無い言葉だろうと思い、またそれを聞いた娘の気持ちを考えると悔しくて自然と涙が出てきた。他の看護師さんは一生懸命に空いた時間を使って少しでも回復するように取り組んでくれていたのに・・・(+o+)もうひとつは、毎週木曜日に委託業者よるシーツ換えが有るのだが、その時の業者のリーダーの人の言葉、私のシーツを換えようとすると『その人は寝たきりで身体が動かないから・・・』の言葉、内容は当然のことなのだろうけれど患者の私には大変ショックな言葉であった。ある本に末期患者の担当医師が『患者の心理は大変デリケートで、例えば医師がある患者の余命は3ヶ月であると看護師に伝える。看護師たちは普通に患者に接するのであるが、患者はそれを敏感に感じている。』と書いてあった。私の場合、患者のひがみだと言われるかもしれないが、病院に勤務している以上、医師であれ、看護師であれ、医療事務であれ、医療従事者であるという自覚を常に持っていなければいけないんじゃないかと感じている。たとえパートのシーツ換えの担当の人でも・・・

また今回も生意気な事を書いてしまいました。<(_ _)>