墓石クリーニングの女

お墓と向き合うことで『大切なもの』を日々感じながら、あつく生きる女…それが、アタシ。

お地蔵様のマッサージ?

2014年09月08日 | 仕事
今日は、清瀬でお地蔵様を含む古石塔を9つ洗ってきました~!







お地蔵様を洗うのが好きなアタシですが、その中でも珍しいカタチのお地蔵様を発見!

初め見た時はこんなですよ~怒ってるみたい。







これは是非、お顔を拝見したい!!

と思って墓石クリーニングの女魂に火がつきました!

でも、このお気に入りはあえて最後に洗おうと決めたので、2日がかりで必死にゴシゴシし最後の最後にやっと洗いました。

だからこそ、キレイな微笑みを拝見した時は嬉しかったな~







このお地蔵様、とても美しいでしょ?

な、なんと!!元禄2年に作られたものかも。だって、しっかりと、そう彫られてる。

元禄2年って1689年江戸時代です。松尾芭蕉が奥の細道の旅をした年です。

そんなに長ーい年月、ここで立っていたんだね。

少しずつ積み重なった325年分のカビを、アタシが落として、見えなかった年号や戒名、そして元々の石肌を見えるようにしたんです。

お顔だって、蓮を抱えているキレイなお姿だって、わからなかったことがわかって施主さんも嬉しそうでした。



これほどのカビ案件、しかも、とてももろくて力で落とすことは不可能・・・熟練の技を駆使して洗…ってほどのことは無いのですが、
ちょっとした工夫とコツがあって、たけしょう独自のやり方でキレイにします♪

使うのは、洗剤と、刷毛と、ブラシや歯ブラシや歯間ブラシ位で、機械とか特別なものはいりません。これで十分なのです。

でも、ちょっと変わった洗浄方法なので、お参りにいらした方によく「なにしているんですか??」と不思議そうに見られます。

今まで沢山こんな案件を洗ってきて、工夫を重ね、今のやり方が一番石を傷めず、汚れがちゃんと落ち、早く洗えるんですよね~

いつも、もっといい方法無いかと考えながら工夫しているので、それを社長に採用してもらった時はとても嬉しく、この仕事にハマった理由でもあります。


今日はリンパマッサージ洗いをしました~!

どうやってお背中を洗おうと考えている時、いつもアタシがリンパマッサージをしていただく時に、うつぶせになっても顔が穴から出て苦しくないベットを思い出し、アレだ!と、お地蔵様のカラダがぶつからないベットを作って、そこにうつぶせにして洗った訳です♪

ほらね~(なんかアタシもこんな感じ??と思ってしまった~)




「右から失礼しますね~」
「痛いとこありませんか~」
「では頭に移ります。固いですね~どうですか~気持ちいいですか~?」

など、いつも自分が言われるようにブツブツ言いながら洗っていたら、「あきねえ壊れちゃった!」と心配されちゃいました~

あ、このあと、このカビもきっちり落とし、キレイな背中になりましたよ~

写真取り忘れちゃったので、全部立て込みが終わったら(リフォームが終わったら)写真撮ってきま~す!\(^o^)/


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