部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
市の動きや仕事紹介、副市長、教育委員会委員などのつぶやきも。

ちまたで話題の「ダム問題」

2009年10月30日 | 伊藤副市長

 こんにちは、政策総括監の伊藤です。
 最近ちまたでは、国の政権交代による「ダム問題」が話題になっています。八ツ場(やんば)ダムがよくニュースになっていますが、箕面市も余野川ダムの問題があり、ひとごとではありません。
 今回はこの「余野川ダム問題」について、箕面市の実情をお伝えします。

紅葉の余野川ダム湖用地…きれいですね。



 本市でも、国の直轄事業「余野川ダム」が昭和52年に止々呂美地区で計画され、平成17年7月に国土交通省が「当面実施しない」と急遽発表しました。
 余野川ダムの経緯ですが、ダム計画を国が公表したとき、反対だった箕面市(止々呂美地区)が、ダム周辺開発(現在の箕面森町)の具体化を条件にダム計画を受け入れました。

 ちょっと長くなりますが、その後の経緯を以下に列記します。

・昭和58年には、国は下流域地域の洪水調整機能と利水機能を併せ持つ「特定多目的ダム」として、利水量や配分量は未確定のまま計画を策定しました。その後、平成元年に箕面森町で必要な1日あたりの利水配分量(1万トン)とする配分量が決まりました。

・平成3年に、箕面市水道部がダム使用権設定申請を国に行い、大阪府(箕面森町利水配分量)と市(止々呂美集落利水配分量)で利水負担割合に関する協定を締結しました。

・その後、ダム事業は用地買収を進め、箕面森町は平成8年に土地区画整理事業に着手されました。しかし、ダム事業の用地買収が予定通り進まなかったことや国の諮問機関である「淀川水系流域委員会」の議論などから、ダム本体工事が手つかずとなり、ダム事業の遅れが明らかとなりました。

・国は平成13年度に工期変更を告示し、ダム完成が平成17年度に延期しました。

・平成15年度にまち開きを予定していた箕面森町は、給水が間に合わないと判断し、水源変更を余儀なくされ府営水道導入に切り替えることとしました。併せて、平成15年から利水負担金の支払い猶予を国に求めました。

・国は、平成15年度にダム工事を中断、平成17年7月に余野川ダムを「当面実施しない」と一方的に発表しました。

・国は、平成21年3月に新たな「淀川水系河川整備計画」を公表し、余野川ダムは休止と位置づけ、本市に対して特定多目的ダム法施行令(平成16年に改正した撤退ルール)に基づき追徴金(5000万円)を求めています。

*これって何かヘンですよね?*

 そもそも昭和52年にダム計画に反対した箕面市に対して、具体的な周辺開発を提示して着手した国の直轄事業「余野川ダム」が国の事情により手つかず状態となり、箕面森町の給水に間に合わないことが確定し、市は余儀なく水源を府営水道導入に変更したのであり、撤退の原因はダム事業にあるのです。
 にもかかわらず、国は市に対して撤退ルールにより追徴金を求めてくる。更に、国は「箕面市が撤退」と公表したにもかかわらず、今年の8月、市に対して「利水取り下げ」を申請するように求めています。市民のみなさまは、これって理解できますか?

 以上がこれまでの経緯です。
 市民のみなさまもご存じの通り、去る10月5日に倉田哲郎市長が国土交通省に出向き、前原大臣にダムの負担金返還を国に求めると共に、追徴金の支払いを拒む意見書を提出しました。

国会議事堂です。ちょっと天気が…


 また、橋下知事も国の対応について激怒され、むしろ負担金額が大きい大阪府の方が、先に国に返還を求めるべきであり、今後、府と箕面市は共闘して、国に既払い利水負担金(約11億円)の返還を求めていくことになりました。
 ◎既払い利水負担金の内訳
  厚生労働省補助金 (11億円の1/2):5億5千万円
  大阪府(11億円の1/2の85%):4億7千万円 
  箕面市(11億円の1/2の15%):8千万円

 本市としては、負担金の返還のみではなく、広大な土地が放置されたままとなっているダム事業用地について、地域の安全上も、まちづくりにおいても喫緊の課題となっています。当該用地の維持管理については、地域振興の観点を最重視し、その財源措置や管理体制などを含め、早々に国と話し合いを進めていきます。
 市民のみなさまのご理解とご賛同をよろしくお願いします。


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監査委員、公平委員会委員の交替がありました

2009年10月29日 | 監査委員事務局・公平委員会事務局
こんにちは、監査委員事務局長併公平委員会事務局長の清水朋子です。


 監査委員事務局では、9月末に議会での役員改選に伴い、10月1日付けで、議員選出の監査委員が松本監査委員から上田監査委員に替わられました。現在、川代表監査委員、上田監査委員の指揮の下、以後の監査の執行に向けて取り組んでいます。監査委員の決算審査は8月末に終わり、毎年、9月から翌年3月まで、各部局の事業を対象に定期監査を実施しています。

 定期監査では
「市の財務に関する事務の執行が、適正かつ効率的に行われているかどうか」
「市の経営に係る事業の管理が、合理的かつ効率的に行われているかどうか」
を主眼として、実施することとなっています。
 つまり、市のお金の使い方が法令等に違反することなく、正しく、無駄なく使われているかどうか、また、お金だけでなく人や物も含めて、無駄や非効率がないかどうかを中心に見ることとなっています。
 堅い話になりますので、ここで少し休憩して美しい紅葉をお楽しみ下さい。
                 

 さて、この無駄や非効率がないかどうかという効率性についてですが、これは地方自治法に「地方公共団体は、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」とされていることからくるのですが、これは企業で言えば「最少の経費で最大の収益を」というものに似ています。
 ですが、「最少の経費」は同じですが、「効果」と「収益」との違いがあり、この違いにより「最少の経費」の意味するものが変化します。

 市役所などの自治体で行っている単式簿記の公会計では、最適コストは算出されにくいのです。なぜなら、費用と収益が結びついていない市役所などでは、「最大の収益」ではなく「最大の効果」という、数値化しにくい目標のために、最適な経費を算出しにくいからです。
 あるサービスの質を落とすと、費用が圧縮され、事業費用は軽減されますが、そもそも収益を目標としていないため、サービスの費用を縮減し質が低下すると、そのサービスを利用しない人が減るというよりも、もっと根本的で、まったく異なる影響が出る危険性があります。どこまで、費用を圧縮していくのかは、数値化できる目標がない反面、それぞれの事業目的にとってどうなのかという課題があり、担当所管部局ではそれぞれの事業目的を遂行するために、限られた予算の中で苦心しているのが実情ではないかと思います。

 自治体では「最少の経費で最大の効果」は、企業会計のような「事業別損益計算」や「損益分岐点分析」などのツールを用いないで、他の方法によって求められるため、職員のコスト意識の向上が不可欠となります。(水道や病院などの公営企業会計は、収益事業のため、公営企業会計としての複式簿記が使われています。)限られた資源を有効に使うために、「コスト意識」はますます重要な要素となっています。


 公平委員会事務局の最近の動きについて、お伝えします。
公平委員会では、早原瑛委員長と伊藤光行委員が10月末で任期満了により退任されるため、新たに加納嘉和氏と藪口隆氏が議会の同意を得て市長から公平委員会委員に選任されることとなりました。
 11月1日からは、継続して公平委員をされている新倉典子委員長職務代理とともに、公平委員会が運営されることになり、公平委員会事務局は、その事務作業を進めています。

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裁判員制度について

2009年10月28日 | 選挙管理委員会事務局
「裁判員制度について」
 選挙管理委員会事務局長の塩山俊明です。 

 裁判員制度とは、国民が裁判員として刑事裁判に参加して、被告人が有罪かどうか、有罪の場合どのような刑にするかを裁判官とともに決める制度です。
裁判の進め方やその内容に国民の視点、感覚が反映されますので、その結果、裁判全体に対する国民の理解が深まり、裁判がより身近に感じられ、司法への信頼が高まっていくことが期待されています。 
この制度は、平成21年5月21日から始まっています。
 選挙人名簿を使用して裁判員の候補者名簿を作成するという手続きがあり、選挙管理委員会がその仕事として関わっています。

                   

         
○裁判員選任手続きの流れ
裁判員候補者数の決定(8月頃)
 大阪地方裁判所が、選挙人名簿登録者数をもとに、選ぶ裁判員候補者の人数を決めます。

○名簿の作成(10月頃)
 選挙人名簿に登録されている方の中から、大阪地方裁判所が決めた人数分の裁判員候補者予定者を選び、裁判所に提出します。この抽選は、最高裁判所が開発したプログラムを用いて無作為に行います。

○裁判員候補者予定者への通知(11月頃)
 大阪地方裁判所は、府内各市町村から集まった裁判員候補者予定者名簿に基づいて裁判員候補者名簿を作成します。裁判員候補者名簿に記載された方には、裁判所から名簿に記載されたことが通知され、調査票が送付されます。調査票をご記入のうえ、指定された返送先に返送してください。

○裁判員候補者の選定(裁判の6週間前まで)
 事件ごとにくじを行い、裁判員候補者名簿の中から裁判員候補者を選定します。裁判員候補者に選ばれた方には、大阪地方裁判所から呼出状および質問票が届きます。

○選任、不選任の手続き(裁判期日当日)
 裁判員候補者は、選任手続のために大阪地方裁判所に行っていただきます。裁判長が事件概要についての説明、辞退希望の有無や理由、不公平な裁判をするおそれの有無等について質問します。
 その後、事件ごとに6人の裁判員が選ばれます。通常、午前中に選任手続を終了し、午後から審理が始まります。
 裁判員制度についてのお問い合わせや、裁判員の辞退のご相談については、大阪地方裁判所にお問い合わせください。
  詳しくは、最高裁判所のホームページをご覧ください

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会計事務の効率化

2009年10月27日 | 会計室
 こんにちは、会計室長の白枝です。
 秋の彼岸から1ヶ月以上たち、すっかり日が短くなりました。

 会計室に旧式の計算機があります。機械式計算機と呼ばれるもので、本市では昭和40年代後半ごろまでソロバンと併用されていたと聞いています。会計室の倉庫整理にあたり、この計算機の扱いについて、郷土資料館と相談した結果、資料として活用することとなりました。そして早速、同館が12月中旬から開催を予定している「くらしの道具展」で展示しますので、他の資料とも併せて現物をご覧いただければと思います。


              
                            機械式計算機          



 この計算機が使われていた頃の会計事務について比較すると、現在は、電算の普及が進み、作業内容も電算端末での入出力等が中心で、手作業で行う部分が大幅に軽減されています。
 本市では、全国に先駆けて20余年前に財務会計システムを導入し、電算による事務の効率化を実現してきました。現行の財務会計システムは、予算編成、予算執行、契約管理等の9業務を統合した全庁的なシステムで、会計室ではこの内、予算執行システムのほか2つのシステムを運用し、収入・支出管理、、決算書や事業成果説明書等の作成、備品管理等にあたっています。

                 
                            財務会計システムの端末          
 
 会計室でのエコオフィスの取り組みについては、過日のブログでも紹介しましたが、用紙類の使用量の削減は、収入・支出管理においても課題です。収入・支出管理にかかる用紙類については、支出命令書、納付書、備品管理書類等があります。例えば、支出命令書については、全庁で年間約35000枚を作成しています。この作成過程において、端末画面での事前確認の後に印刷すること等を励行していますが、さらなる削減を図るためには、印刷枚数自体を減らす工夫が必要です。何件かの支出を1枚にまとめた集合支出命令書は導入済の1つの例ですが、ほかの会計事務においても、こうしたペーパレス化の仕組みを実現したく考えています。 


 

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新型インフルエンザワクチン接種

2009年10月26日 | 病院事業管理者

 こんにちは。病院事業管理者の重松です。

 新型インフルエンザかなと思って受診する患者さんが増えています。まだまだこの状態は続くことと思います。子どもたちや若い層に多く目立っています。ニュースでインフルエンザのことが採り上げられない日はなく、今はワクチン接種についてクローズアップされています。優先順位は、固定されているものの、接種回数は…、数量は…、配布はいつ…など課題は多くあります。
医療従事者の確保の必要から医療従事者へのワクチン接種が始まっています。市立病院へは、今のところ要望数通りには配布されていません。そのため、救急部門、外来部門の医師、看護師及び受付、そして消防救急隊員に優先して接種対応しました。


【医療従事者ワクチン接種】

 ワクチン接種についてのお知らせが、11月号の広報紙もみじだよりに挟み込まれます。そのお知らせにも記載していますが、つい最近の大阪府からの情報も加味しますと、妊婦、基礎疾患(最優先)を有するかたについては、ワクチンが13日頃までには医療機関に届き16日頃から接種可能となるようです。市内のワクチン接種医療機関の一覧表も配布されますので、それをご覧になってください。
医療機関に配布されるワクチン量が限られていますことから、重症化するリスクの高いかた(優先接種対象者)から接種を受けることになりますので、ご理解ください。
今後とも、新型インフルエンザに関します情報は、市のホームページや市内の施設に置くチラシなどをご覧ください。

 さて、市立病院では、今年度から市民医療講座を定期的に開催することにしました。
3回目の講座になりますが、『気をつけよう!しのび寄る糖尿病』、講師は小室竜太郎内科部長です。11月7日(土曜日)午後2時から4時まで、箕面文化・交流センター8階。
 糖尿病にはたくさん注意しなければならない人、予備軍が多いと思います。健康への一歩のきっかけに、どうぞお越しください。
 


 【10月3日:市民医療講座「新型インフルエンザの最新情報とその予防」】

 また、『看護師スキルアップ研修』として、11月4日から10回開催します。現役の看護師はもちろん、資格をお持ちのかたも奮ってのご参加、お待ちしています。詳細は、病院ホームページでご覧ください。
 
 ところで、創立30周年を迎えられました、箕面船場ライオンズクラブ(会長:伊原達也さん)から、10月23日、《車いす用デジタル体重計》を寄付していただきました。外来ロビーに設置し、車いすのかたが簡単に体重を量ることができるようにしたいと思います。これまでも毎年、会員のみなさんの総意で、市立病院に対し医療関連備品の寄贈をしていただいております。いくら感謝してもしきれませんが、本当にありがたいことです。ありがとうございました!!

 


【車いす用デジタル体重計】

 オリオン座流星群をご覧になりましたか? 「そんな間があったら寝てるっ!」とお叱りの声も飛んできそうですが…。でも時には、星空を見上げるのもいいモンです。冬の空ほどには澄明ではないけれど、オリオン座はもちろん北斗七星も、冬ソナ(少し古いですが)のポラリスもはっきりと見えます。オリオン座流星群が3000年前のハレー彗星から放出されたチリ!遙かにそれを今観てるのかと想うのも…、また一興。
 そして、青空には、海遊館にも負けないほどのイワシの群雲が過ぎ、柔らかい羊がメェーメェーと横切っていく。旅情をそそられる秋の青空です…。

 手洗い、うがい、咳エチケット。徹底して、よろしく! 


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