部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
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成年後見関係者情報交換会を開催しました

2013年07月25日 | 健康福祉部

こんにちは。健康福祉部長 小野啓輔です。 

スランプです。
ブログのスランプです。
この1か月で、立て続けに、
私のブログに関するコメントをいただきました。

「最近、おもろない!!」
「この頃、不作やね!!」
「まじめネタで、残念です!! 雑談 楽しみにしてるのに。」
「何回読んでも、笑いどころがありません!!よって、30点!」
「とにかく 長い。誰も読めへん!!」
「もう、自虐ネタ、無くなったん?」
「下り坂」
「もっぺん、スマホ変えたらどうや!!」

いずれも、ありがた~いご意見として真摯に受け止めます。
でも、一番自覚しているのは本人なわけで、
大阪人のサガとして、おもろいこと書いたろとは思うねんけど、
私には心の奥底に、おもろネタの、恐ろしい、トラウマというのが、あるのです。
それは、・・・・・ キャーー
(次回につづきます。)

ということで、今日もまじめテーマで、
「成年後見関係者情報交換会」です。


●成年後見関係者情報交換会

7月16日(火曜日)に、「成年後見関係者 情報交換会」を開催しました。

成年後見制度は、認知症や知的障害、精神障害などにより判断能力が不十分な方々を
支援するため、本人の法律行為や財産管理などに関し、適切な援助者を選任する
制度です。平成12(2000)年に介護保険制度と同時に発足しました。

発足当時は、一般的になじみの薄い制度でしたが、この間、関係者の努力により、
少しずつ理解と利用が広がっています。
特に、高齢者の相談拠点として平成18(2006)年に発足した地域包括支援センターでは、
寄せられる相談件数も年々増加し、成年後見制度に関する相談は、
平成19(2007)年度の19件に対し、平成23(2011)年度では131件と、
約7倍に増えています。

また、障害者の相談支援事業所、保健所、社会福祉協議会や障害者事業団、
ケアマネジャーさん、民生委員さん、パーソナルサポート、消費生活センターなど、
市民の皆さまから相談を受ける「相談機関」も増加し、
さらには、成年後見を担う専門家として、弁護士や司法書士(リーガルサポート)の
皆さんにも、箕面市内で大いにご活躍をいただいています。

一方、制度が普及し、利用者も増加する中、様々な課題も生じてきています。
例えば、昨年10月に「障害者虐待防止法」が施行されましたが、この9か月間で通報・
相談件数は既に20件を超えており、当事者の権利擁護がとても重要になっています。
また、今後、生活困窮者の自立支援も法制化が想定されており、
新たな対応が必要となってきます。

そこで、成年後見制度の発足から10年以上が経過した今日、成年後見制度に関する
箕面の現状と課題を共有し、関係機関や関係者の連携をより一層深め、より良い明日
への道を探ることを目的として、成年後見関係者情報交換会を開催しました。

この日は、箕面市内の関係相談機関、弁護士、司法書士、高齢・障害当事者団体や
家族会など、24団体41人のかたにご参加いただき、
充実した内容の情報交換会となりました。

  


 


●「権利擁護たかつき」の想いと活動

情報交換会では、まず基調講演として、北摂の成年後見分野のパイオニアである
「NPO法人 権利擁護たかつき」の高岡克行さん、増田和宏さんのお二人をお招きし、
後見支援の現状と課題についてお話しいただきました。
高岡さんは、もともと大阪府障害者福祉事業団にお勤めで、
箕面通勤寮で、知的障害者の支援員をされていました。
知的障害者が、契約や消費者金融、悪徳商法などのトラブルに巻き込まれる事例に
体当たりで取り組む中で、福祉分野を超えた様々な専門家の連携と、
長く関わり、長く見守る仕組みの必要性を痛感し、
後見支援を専門的に行う独立したNPO法人を自ら設立されました。
その後5年間、「権利擁護たかつき」では、
生活環境や家族関係がますます複雑化していく中で、
障害者の方々の置かれている状況をなんとかしたい、
いかにして被後見人の意思決定をサポートするかという問題意識を常に持ち続け、
援助の専門性と継続性を追求され続けておられます。

【「権利擁護たかつき」の増田さんと高岡さん】
 

「権利擁護たかつき」の特徴は、法人後見であることと、
明確な機能分化を貫いた組織形態であることです。
法人自体、行政や企業、団体などから一切独立した存在ですが、
さらに、法人運営とは別に、個別ケースだけを討議する「委員会」を設けています。
委員会には、司法、医療、教育、現場経験者などのスペシャリストが参加、
一人の援助のために、多業種の専門家集団が、共通の目的をもって討議し、
支援方針を決定することで、客観的な視点に基づく、幅広く重層的な援助を実現し、
第三者機関としての位置づけを確保しています。
また、個別ケースには、すべて「支援員」を配置し、定期訪問を通じて、
心身面の把握やモニタリングを行っています。

基調講演では、増田さんからも、支援の具体的ケースをご紹介いただき、
援助機関の方針が対立した事例や、福祉サービス事業者の動きが怪しい事例など、
複雑化している生活環境や家族関係がよくわかる内容でした。


●箕面での現状と課題

次に、箕面市での状況について、箕面市西部地域包括支援センターの
松村景子さんからご報告をいただきました。
松村さんには、主に箕面市内の地域包括支援センターにおける成年後見申立ての
状況を総括していただきました。また、
本人や家族に、成年後見制度に対する理解が、なかなか得られないこと
ごみ屋敷や荷物屋敷状態で、領収書や印鑑・通帳、保険証などの場所もわからず、
財産目録も作れないこと
診断書や鑑定書を書ける医師が少ないこと、
本人もなかなか医師のもとに行ってくれないこと、
申立てから後見人選任までに時間がかかり、緊急の場合に間に合わないことなど、
現場で直面する具体的な困難事例をご紹介いただきました。
さらに、
申立てから後見人選任までの間の財産管理を、誰がするか、
成年後見では、医療同意・身元保証・死後の世話が出来ないこと、
生活保護受給者で成年後見人の報酬費用が払えない場合など、
後見人のなり手が少ないことなど、制度的な課題も提起いただきました。

【西部地域包括支援センター 松村さん】
 


続いて、箕面市社会福祉協議会地域福祉課の高田浩行さんから、
箕面の現状と課題についてご報告をいただきました。
高田さんからは、判断能力が不十分な方々の福祉サービス利用や日常金銭管理
などを支援する日常生活自立支援事業「まかせてネット」を通じて、福祉など
特定分野の支援だけでは解決できない「多問題世帯」に関する相談の増加や、
ひとり暮らしでなくても、昔から住んでいても生じる「世帯単位での社会的孤立」の
増加状況を踏まえ、箕面市社会福祉協議会が取り組んでいる
「コミュニティ・ソーシャルワーク」の考え方をご紹介いただきました。さらに、
在宅福祉サービスと住民の参画による支援がうまくかみあう活動を推進すること、
関係機関の連携は、きちっと役割分担をしながら行うべきこと、
狭い「申請主義」でなく、身近なものになってこそ使える制度であるべきことなど、
地域福祉や権利擁護を進めるうえでキーポイントとなる問題提起をいただきました。

【ご存知、箕面市社会福祉協議会の赤いジャンバー 高田さん】
 



●様々なご意見と、熱い想い

その後、会場の皆さま方と、自由な意見交換を進めました。
参加者からは、
成年後見制度の利用に、手間とお金がかかるイメージがあり、なかなか利用に理解が
得られにくいため、とことん困ってから弁護士などにお願いすることが多いという実状、
世界的に見た日本の成年後見制度の問題点、
市長申立ての時間を短縮するため、共通フォームを作る取り組み、
親亡き後の不安と成年後見制度への期待、
しっかりとした教育とバックアップ機関がないと、市民後見は安易には出来ないこと、
法人後見、複数後見のメリット・デメリット
などのご意見をいただきました。

 


 


 


成年後見の制度的問題点としては、例えば被後見人になると選挙権が無くなる問題が
ありましたが、裁判などの訴えの結果、法律が改正され、
先日行われた参議院議員選挙から、成年被後見人の選挙権が回復されました。
しかし、ご意見でもあったように、申立て手続きや費用負担、医療同意、死亡後の対応、
本人意思の尊重など、まだまだ制度的な課題も多く、様々な機関・団体により
研究や提言も重ねられています。

また、「権利擁護たかつき」は、受任件数が100件を超え、法人の規模・適正を考慮し、
昨年から新規受任を停止しています。
箕面で、「権利擁護たかつき」に負けないような、成年後見支援の質の向上と
仕組みの構築をめざして、少なくとも、この日、情報交換会に参加してくださった
関係者の皆さまの意思と想いをお互いで共有することが出来、
連携強化の第一歩を踏み出せたのではないかと思います。

市健康福祉部の職員も手探りで始めた試みで、
複数課を横断し、模索しながらの情報交換会でしたが、
おかげさまで参加者から予想以上の好評を得ることが出来ました。
箕面のより良い権利擁護の推進に少しでも寄与できたら幸いです。
お忙しい中ご参加いただきましたすべての皆さま方に、
心から感謝申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 

 

 

 

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