部長ブログ@箕面市役所

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桜井駅周辺が生まれ変わります! ~ 桜井駅周辺地区再整備計画を策定 ~

2014年06月20日 | 地域創造部

 こんにちは、地域創造部長の広瀬幸平です。

 本題に入る前に、うれしいニュースをお知らせします。 経済情報誌 「会社四季報」 などでおなじみの 東洋経済新報社が毎年発表している 「住みよさランキング」 で、箕面市が全国 791都市 (全国790市と東京区部全体) 中26位、大阪府内で 3年連続 第 1 位に輝きました。 しかも今年は兵庫県の芦屋市を抜いて関西で 2 位です。 箕面市が高く評価され、市役所で働くものとして本当にうれしく、励みになります。

 さて、今回は、地元の皆さんのご協力で動き出すことになった “桜井駅周辺地区のまちづくり” について、ご紹介します。


 桜井駅周辺地区の再整備                       
 

 本市にとって、桜井駅周辺地区の再整備は長年にわたり有効な解決策が見つからない懸案事項でした。当初は法定再開発事業の実施をめざし、関係者と協議を重ねましたが、社会経済情勢の変化等の影響もあって最終的に事業化には至らず、平成16年 (2004年) に事業手法を見直して再出発したものです。それ以降も紆余曲折が続き、すでに10年という月日が経過しています。

 そうしたなか、地元地権者、商業者のご努力により、この度、敷地を一体化した商業施設の建替えプランが具体化し、隣接する土地開発公社の所有地を含む敷地整序型土地区画整理事業の計画が動き出しました。

 市としては、こうしたインパクトを受けて、停滞していた桜井駅周辺地区のまちづくりを一気に前に進めるべく、この間、地権者の皆さんとの協議や特定財源の確保に向けた国・府との調整を進めてきました。


 地区の歴史と地域資源                         
 

 桜井地区は、明治43年 (1910年) の箕面有馬電気軌道 (現在の阪急電鉄箕面線) の開通に伴い計画的に開発された住宅地で、古くから良好な住宅地として市街地の形成が進みました。駅周辺には近隣住民を対象とした地域密着型の商業施設が集積しており、地区の中心を東西に通る道路、桜井石橋線は、かつて西国街道として人々の往来で賑わいをみせた歴史のある道路です。

 この西国街道沿いには、歴史的な旧家など、趣のある街並みが残っています。 また、桜ヶ丘の一角には、大正11年 (1922年) に開催された 「住宅改造博覧会」 で建てられた瀟洒な洋館スタイルの家並みが今も残され、大正期から続くレトロで閑静な住宅地が広がっています。

 地区を南北に走る田村橋通りや紅葉橋通りには緑の生け垣が多く施され、桜井一丁目の桜並木などが、独特の歴史的・文化的雰囲気を醸し出すとともに、背後に広がる箕面の豊かな山並みと連なり、落ち着いた雰囲気を醸し出し、田村橋や紅葉橋から望むホタルや紅葉など、四季折々の表情を見せる箕面川の風景や個人宅の豊かな植栽がまちに彩りを与え、暮らしの中に息づいています。

 一方で、駅周辺では、毎年、“桜井まつり (桜井地区の納涼の夕べ)” など活気のあるイベントが開催されており、桜井駅周辺地区には、長い歴史にささえられ、醸成されたコミュニティが備わっています。


 再整備に向けたこれまでの経過                   
 

 桜井駅前には 昭和34年 (1959年) に駅前広場が都市計画決定されていますが、未だ整備できておらず、長年にわたって法定再開発事業の実施が検討されてきました。 しかし、バブルの崩壊に伴う地価の下落や不良債権の処理問題、国の補助金削減などの影響もあり、最終的には地権者間の合意に至らず、市は、平成16年 (2004年) 3月に事業手法を見直し、“歩いて暮らせるまちづくり” をコンセプトに、官民の役割分担で駅周辺の再整備を進めることとしました。

 当時、再開発事業手法をめざしてご尽力いただいていた関係者の皆さんから多くの厳しい意見をいただきましたが、市としては、現実感をもって桜井駅周辺地区の再整備を進めるため、行政は、「駅前広場の整備、駐車・駐輪機能の確保など公共施設の整備と民間による商業再生への支援」 を行うこととし、「商業の活性化や商業施設の更新は民間の創意工夫により進めていただく」 ことにしたもので、再開発事業手法による再整備ではなく、通常の事業手法に立ち戻って再スタートを切ったものです。

 それ以降、市は将来の駅前広場の整備に備え、用地の先行取得を進めており、土地開発公社が事業用地や代替用地を取得してきました。一方で、商業施設の更新については地元地権者や商業者が中心となって、敷地を一体化した商業施設の建替えプランを検討してこられました。

 このプランでは、商業施設の建替えの前段で、隣接する土地開発公社の所有地を含めた敷地整序型土地区画整理事業 (個人施行) によって敷地を整形化することが提案されており、市としても、土地開発公社が所有する代替用地の整形化が図れることや、土地区画整理事業で周辺道路の拡幅や歩行者空間の確保が実現できること、加えて、賑わいの核となるプロムナードの形成が可能になるなど、まちづくりの観点からメリットが大きいことから、積極的に支援しています。


 桜井駅周辺地区再整備計画                     
 

 こうした経緯のもと、地元地権者や商業者が中心となって進められた商業施設の建替えプランが具体化したことに伴い、そのインパクトを最大限に活用し、歩調を合わせて駅周辺の再整備を進めるため、桜井駅周辺地区の将来像を示す 「桜井駅周辺地区再整備計画」 を策定しました。

 計画の策定に当たっては、地域住民、商業者、駅利用者に対するアンケートで広く意見をお聞きするとともに、地元自治会や商業者、公募市民、専門家の皆さんからなる 「桜井駅周辺地区再整備懇話会」 で議論を深めていただき、改めて桜井駅周辺地区の課題や整備の方向性について検討していただきました。

 市では、懇話会でまとめていただいた提言をもとに、桜井駅周辺地区再整備のコンセプトを 「地域資源を生かした地域密着型の歩いて暮らせるまちづくり」 としたうえで、「駅前広場や周辺道路の整備方針」、「駅から徒歩5分圏内での時間貸し駐車場確保」、及び、「駅南側からのアクセス改善の方針」 等について考え方を整理しました。


● 駅前広場整備の基本方針
【 緩やかに時間の流れる駅前広場 】
 ・ ベンチなどストリートファニチャーの配置や、緑豊かな植栽を行い、地域住民や
  駅利用者、商業利用者が憩える、緩やかに時間の流れる駅前広場とする。
【 地域のオープンスペースの形成 】
 ・ 地域の中心として、多様な人が集い、祭りやフリーマーケット等のイベントにも
  活用できるオープンスペースとなる駅前広場とする。
 ・ 比較的建物が密集した本地区において、火災の延焼防止や震災時の避難、
  緊急活動のための防災空間となる駅前広場をめざす。
【 安心安全な歩行者動線の確保 】
 ・ 誰もが安心して安全に歩くことができるように、周辺歩道の整備を含めた、ユニ
  バーサルデザインによる、歩行者動線の確保を図る。
【 駅前の一体的な景観形成 】
 ・ 隣接する土地区画整理事業用地で建設される建築物やプロムナードと統一感を
  もった、一体的な景観を形成する。
 ・ 本地区の特性である、歴史ある住宅街に似合う 「レトロ」 なデザインを基調と
  することや、自然素材を使うなど、地域性を備えた桜井らしい駅前広場の景観を
  創出する。
【 送迎利用ニーズへの対応 】
 ・ 現在の暫定ロータリーに設置された駐車場は、利用者の80%が20 分以内、
  その内の90%が10 分以内という、短時間利用の実態があり、駅への送迎
  ニーズが高いため、自家用車の送迎利用に対応できる駅前広場とする。
【 地域商業の活性化 】
 ・ 桜井のまちの玄関口として、地域商業の活性化につながる駅前広場をめざす。
 ・ 新たな商業施設が並ぶ土地区画整理区域内のプロムナードや周辺既存商店に
  対し、スムーズな動線を確保する。


● 駅前広場の施設配置の考え方
 ・ プロムナードからの延伸ライン以南を 「人」 中心のコミュニティ広場とし、以北を
  「自動車」 の乗降を目的とするロータリーとする。
 ・ コミュニティ広場にはベンチ等を配置するとともに、イベント利用にも活用できる
  ように、プロムナードと一体となった歩行者空間とし、一部に利用者がゆっくりと
  滞留できるスペースを設置する。
 ・ ロータリー内には、送迎利用のニーズが高いことから、身障者にも配慮した自家
  用車の乗降に利用できるスペースを設けるとともに、タクシーの乗降場を確保する。
 ・ 緊急時に消防車等の大型車が転回できる、ゆとりある広さとする。


● 駅前広場のデザインの方向性
 ・ 桜井のまちの特性である、歴史ある住宅街が備える 「レトロ」 な雰囲気をキーワード
  とし、駅前広場の意匠デザインとする。

 


● 駅前広場の整備イメージ

 

 

                                        (画像をクリックすると拡大します)


● 段階的整備のイメージ

 

※ 「桜井駅周辺地区再整備計画」 の詳細については、【こちら】 をご覧ください。


 桜井駅周辺地区は、市の総合計画において「地域生活拠点」に位置づけられ、中心市街地にふさわしい街並みの形成や環境整備を図るとともに、地域商業を活性化することによる生活拠点としての再生がうたわれていました。

 これまで何度となく計画が立案され、実現に向けて取り組まれましたが思うに任せず、桜井駅周辺地区の再整備は、市にとって長年、解決できない積年の課題でした。 私の記憶では、私が市役所で働きだしたころにはもう既に話があり、優に30年は超えていると思われます。

 この度、地元の皆さんのご努力により、敷地を一体化した商業施設の建替えプランが具体化しました。 市としても歩調を合わせ、この機をとらえて、駅前広場など公共空間の整備を着実に前に進めたいと考えていますので、ご理解とご協力をお願いいたします。


箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。

 

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