部長ブログ@箕面市役所

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みんなで知ろう!認知症のこと&クリスマスコンサート

2018年01月11日 | 市立病院事務局

皆さま新年あけまして、おめでとうございます。箕面市立病院事務局の稲野です。
今年も精一杯がんばりますので、引き続き、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

さて、昨年12月に開催された平成29年第4回箕面市議会定例会へ提案していた「市立病院の船場COM1号館跡地等への移転建替え」に関連する諸議案は、12月21日の本会議で可決・決定いただきました。これで市立病院の移転建替えが正式に決定しました。今後は遅くとも2024年度前半のオープンをめざして、基本計画・基本設計・実施設計・工事と順次、進めていきます。事業の進捗状況は、このブログでも紹介してまいりますので、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

(市立病院のサザンカ)

今回は、去る12月9日(土曜日)に開催した「市民医療講座」と、12月25日(月曜日)に開催した「クリスマス・コンサート」について、ご紹介します。

○みんなで知ろう!認知症のこと
今回の市民医療講座は、テーマを「みんなで知ろう!認知症のこと」として、講師は、当院の心のクリニック(精神科)主任部長の辻尾一郎医師と、認知症看護認定看護師の岡山友佳看護師に務めてもらいました。

 

◆認知症の症状~BPSD(認知症の行動・心理症状)を中心に~
前半は、辻尾医師から「認知症の症状~BPSD(認知症の行動・心理症状)を中心に~」と題して、認知症の説明と認知症の診断・治療について解説しました。

認知症とは、一度正常に発達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活に支障をきたすようになった状態をいい、それが意識障害のないときに見られるものだそうです。

(認知症の基礎疾患)

認知症の原因はいくつかありますが、基礎疾患別では「アルツハイマー型認知症」が約7割を占めます。もの忘れ、時間の感覚がわからなくなるなどの症状で始まり、判断力、理解力が低下し、生活全般に支障をきたします。発症の過程がわかってきたことから、進行を抑える治療薬もいろいろと開発されていますが、根本原因はいまだわかっていません。

その次に多いのが「血管性認知症」です。以前は5割近くを占めていたらしいですが、近年は予防法が浸透し、認知症全体の約2割となっています。血管性認知症は、脳卒中の後に突然発症するのが特徴です。アルツハイマー型と違って、予防可能な認知症とされています。動脈硬化の危険因子(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)を早期に発見し、内科的な管理をすること、つまり生活習慣を見直すことが予防法です。

認知症の症状は、まず中核症状として、記憶障害、失語・失行、失認・遂行機能障害などの人格変化と、周辺症状(BPSD)として、幻覚・幻聴、意欲低下、徘徊、抑うつなどが生じ、ADL(日常生活動作)が低下していきます。

特に、意欲低下(アパシー)では、自宅に閉じこもりがちになるため、社会的刺激の減少や体力の低下により、「廃用症候群」に陥りやすいとされています。「やる気がない」「疲れやすい」「することがない」などから、「何もしない」「横になる」といった悪循環を招き、精神機能や体力が低下する「廃用症候群」になり、認知症や寝たきりにつながっていきます。意識して外出に誘ったり、デイケア・デイサービスなどを活用するのがよいらしいです。

最後に、辻尾医師は、行動・心理症状(BPSD)の治療としては、あくまで環境づくりや対応をまず試みて、その上でQOL(クオリティ・オブ・ライフ)改善に必要な場合は、副作用やリスクに注意しながら、薬を使うこと。患者さまは「今できることをがんばりましょう」、介護者は「がんばらない工夫をしましょう」と話しました。

(辻尾医師)

 

◆認知症の人への対応とケア
後半は、岡山看護師が「認知症の人への対応とケア」と題し、病気を患った認知症の人が安心で安全に治療や療養ができるように支援する立場から、認知症の行動・心理症状(BPSD)について解説しました。

認知症患者は、記憶障害、見当識障害、判断力低下、失行・失語などにより、いつも不安な気分で、いまの気持ちや状態をうまく伝えられず、徘徊・混乱・間違った行動などにつながってしまいますが、ブレーキがきかず、戻れない状態にあります。その結果、拒否、妄想・作り話、徘徊、意欲の低下(アパシー)といった行動・心理症状(BPSD)となって表れます。感情がうまくコントロールできず、暴言・暴力になることもあります。

周囲の人は、認知症を理解し、「できることを認め、できないことを支援する」というスタンスに立ちましょう。その人がいる世界を理解しましょう。困った症状は認知症の病気がさせるもの。行動・心理症状(BPSD)は周りの人の関わり方で症状の緩和ができたり、症状が出現しなかったりすることもできます。

最後に、岡山看護師は「認知症の人や家族が認知症であることが言える社会」「困っている人を助け合う社会」を。そのために「日頃からご近所づきあいをしましょう」と話しました。

(岡山看護師)


【ご報告】クリスマスコンサート
昨年12月25日(月曜日)に、市立病院恒例のクリスマスコンサートを開催しました。インフルエンザが流行しだして、少し心配しましたが、まだ保健所の「注意報レベル」には達していなかったため、感染防止に細心の注意を払いながら、開催しました。

今回のゲストは、コーラスリハビリ協会の阪本弘美さんでした。「発声に特化したボイストレーナー」である阪本さんは、まず「大きな声を出しましょう」と、参加者に腹式呼吸の方法を説明され、みんなで大きな声を出す練習をしました。

その後、和やかな雰囲気の中で、「高原列車は行く」「見上げてごらん夜の星を」「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」「あわてんぼうのサンタクロース」「きよしこの夜」などをみんなで歌いました。ピアノに合わせて舌を使う発声練習や、歌いながらの体操「あーたま・かた・ひざ・ポン」なども交え、参加された患者さまには、とても楽しいひとときを提供できたものと思います。

(阪本弘美さんと「ゆずる」と病院スタッフ)


【面会禁止のお知らせ】
市立病院では、インフルエンザの流行に伴い、昨年12月26日から、「面会を原則禁止」しています。医師が要請した場合などのやむを得ない場合を除き、面会はできません。入院患者さまの外出・外泊も原則として禁止しています。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。(詳しくは、コチラをご覧ください。)

 

 


 箕面市では、11月11日(土曜日)から3月31日(土曜日)まで、「『振り込め詐欺』に注意!今、箕面市が狙われています!」を統一キャンペーンとして実施しています。不審な電話がかかってきた場合は、家族や周りの人に相談するか、消費生活センターか箕面警察署へ連絡しましょう。 


 

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