部長ブログ@箕面市役所

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お薬について

2017年08月09日 | 市立病院事務局

皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。

本格的な夏の到来とともに、台風がいくつも発生し、集中豪雨があちらこちらで被害をもたらしています。今週月曜日は、近畿地方にも台風が上陸し、被害をもたらしました。
また、ヒアリやヤマカガシなど、これまで注目されなかった生物による事故も発生しています。気象情報を小まめにチェックするとともに、不慮の事故防止に努めて、楽しい夏にしていきましょう。

(小児科待合の日除けゴーヤカーテン)

さて、今回は「お薬」について、初歩的な事項を私なりに解説してみます。

○お薬とは    
そもそも「お薬」とは何でしょうか?「ちょっとアタマが痛い」、「胃がもたれる」、「虫に刺された」、「眼が疲れた」などといって、私たちは普段の生活で、当たり前のように薬を使っています。また、単に「くすり」と言っても、「医薬品」のほかに、「医薬部外品」とか「薬用」と表示されているものもあります。「化粧品」も薬の一部に定義されています。

これらの違いは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬事法)の中で、規定がされています。

◆この法律で「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。
一 日本薬局方*に収められている物 (*厚生労働大臣が公示する基準書)
二 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物で
  あつて、機械器具等でないもの(医薬部外品及び再生医療等製品を除く。)
三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であ
  つて、機械器具等でないもの(医薬部外品、化粧品及び再生医療等製品を除く。)

大まかに言うと、いわゆる典型的な薬=医薬品は「病気の治療・診断を目的としたもの」。医薬部外品(薬用も同義語)は「病気の防止や衛生を目的としたもの」です。化粧品は「美化・清潔などを目的としたもの」。それぞれ、目的に応じた成分が配合されており、その効能や作用は、「医薬品」>「医薬部外品」>「化粧品」となります。

なお、「医薬品」は厚生労働省によって有効成分の効果が認められており、「医薬部外品」は厚生労働省が許可した効能・効果に有効な成分が一定の濃度で配合されているものです。製造販売には、それぞれ厚生労働大臣の承認が必要とされています。

また、医薬品には、「医療用医薬品」と「OTC医薬品」があり、前者は医師の処方箋がないと買うことができない、薬剤師のいる薬局でのみ販売されている医薬品です。後者は「Over the Counter(カウンター越し)」の略で、薬剤師(又は登録販売者)の配置されたドラッグストアなどで購入が可能な医薬品で、一般薬、市販薬、家庭薬とも呼ばれています。近年では規制緩和が進み、インターネットや電話でも買うことができる医薬品も増えてきています。

(厚生労働省ホームページ「おくすりe情報」から抜粋)


○医薬品の価格
医薬品は、製薬会社で長年に亘り、多額の費用と労力をかけ、効果や副作用など様々な研究や試験が繰り返された後、厚生労働省が承認して初めて、正式に使用が可能となります。また、併せて、薬の価格、いわゆる薬価も決定されます。保険診療を基本とするわが国の薬価は、全国どこの病院や薬局でも同じ金額とされています。

昨年末から、「オプジーボ」という医薬品が大きな話題となりました。もとは皮膚がんの治療薬として承認された薬で、利用する患者が少ないと想定されて薬価が決められました。しかし、肺がんなどにも適応が拡大したことから、患者一人あたりの費用が年間3500万円との試算が公表されて、国家財政に与える影響まで懸念されました。厚生労働省は、本来2年に一度(次回は2018年4月)の改訂とされている薬価を今年2月、オプジーボのみ特例的に、半額に引き下げられました。

病院が医薬品を購入する場合は、複数の薬品卸業者と価格交渉を行い、購入価格を決めます。しかし、患者さまへの請求は薬価となるので、購入価格との間に差が生じます。これが「薬価差益」と言われるものです。うまく卸業者と交渉し、少しでも多くの薬価差益を稼ぐことができるかは、病院の経営上、重要な課題となっています。このため、箕面市立病院でも、担当者が常に必至になって価格交渉をしています。


○箕面市立病院の薬剤業務
箕面市立病院には、これら薬剤業務を担う「薬剤部」というセクションがあります。現在は、薬剤部長以下24名の薬剤師が24時間365日態勢で、薬剤に関する業務を行っています。市立病院で扱う医薬品は、内服薬、注射薬、外用薬などがあり、金額にして年間約8億円になりますが、このうち約9割が注射薬です。

 

薬剤師の役割としては、患者さまの入院初日には普段服用しておられるお薬や持参されたお薬の調査、アレルギー歴のあり・なしをお聞きして、患者さまの薬歴を作成し、得られた情報を医師、看護師などと共有することにより、薬物療法の支援を行っています。また、入院中に処方されたお薬の効果や副作用、服用方法などを患者さまのもとへ直接お伺いし、説明を行って、安心してお薬を服用していただけるように努めています。

治療上必要であっても市販されていないお薬については、薬剤師が調製します。無菌調製の必要な注射薬や点眼薬は無菌室で調製し、高い品質を確保することで、医療安全の向上にも寄与しています。院内で使用される医薬品の発注、在庫管理、品質管理なども薬剤師の仕事です。毎日、在庫を確認し、適正な在庫数を維持することで、必要なときに安全な医薬品を提供できるようにしています。

ICT(感染制御)、NST(栄養サポート)、褥創、緩和ケア、糖尿病などの院内の医療チームにも参加し、薬剤師の専門性を発揮しつつ、他職種と連携して、患者さまの療養をサポートしています。(詳しくは、コチラをご覧ください。)

 

○院外処方せんとジェネリック医薬品
箕面市立病院では、外来患者さまのお薬は、原則として、院外処方せんにより、かかりつけ薬局で調剤していただくことになっています。なお、処方せんの使用期限は、交付の日を含めて4日間で、これには休日も含まれるため、期限内にかかりつけ薬局にお持ちくださるようご留意をお願いいたします。

(院外処方せんの説明チラシ)

市立病院の1階ロビーには、箕面市薬剤師会による無料の「院外処方せんファックスサービスコーナー」が開設されていますので、処方せんをかかりつけ薬局へ事前にファックスすることができます。ぜひご利用ください。

また、近年、国や各自治体から、ジェネリック医薬品の使用が推奨されています。これは、新薬(先発医薬品)の特許期間が切れることで、他のメーカーが研究・開発コストをかけずに、同一成分・効果の医薬品(後発医薬品・ジェネリック)を製造販売しているものです。

(政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報」から転載)

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と効果は同じですが、薬価が先発薬品と比べ安価なため、患者さまや医療機関の経済負担、そして、さらには行政機関の経費負担も軽くなります。医薬品が処方されるときは、ぜひ医師や薬剤師に「ジェネリックを希望します」とお伝えください。

ちなみに、箕面市立病院では、院内で使用する医薬品1346品目のうち、ジェネリック医薬品が発売されている品目数は558品目あり、そのうちの55.4%(309品目)を採用しており、今後もその拡大に努めていくこととしています。

 

ゆるキャラ(R)グランプリ2017」が8月1日(火曜日)にスタートしました。市では11月10日(金曜日)の投票期間終了までの間、「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開中です。

滝ノ道ゆずるは、6年連続で大阪1位を獲得しており、有名企業とコラボしたり、数々のイベントに参加したりと活躍の場を広げています。箕面市を広くPRするため、グランプリでの日本一を目指していますので、市民のみなさまの投票、応援をよろしくお願いします。 

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