部長ブログ@箕面市役所

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奥地区初!猪・シカ防止柵550メートルを設置!地域で農産資源を守る。

2017年02月07日 | 農業委員会事務局

こんにちは。農業委員会事務局長 野澤昌弘です。
まだ雪の舞う寒い日もあったりですが、少しづつ春の気配も感じられます。

今日7日(火曜日)は大阪府立箕面東高等学校では、1年間の職業体験(デュアルシステム)の発表会が行われます。箕面市農業公社では、17歳の男子高校生が半年間一緒に仕事をしました。初日は、緊張気味に静かに市役所に来られていたので、「朝来たら、真ん中から入ってきいよ。みんなにおはようございます!って元気に言いながらな。」から始まった職業体験。

春をむかえ、この1年間に学ばれたことを、たくましく成長した姿でプレゼンされると思い、楽しみです。

野山にも少しづつ春が感じられます。
粟生間谷西(奥地区)、陽当たりの良い田園地域では、ビワの木に小さな果実が見えています。


奥地区では、箕面山麓からの南向きの斜面地から田畑が広がっています。陽当たりの良いのんびりとした環境、朝市や学校給食にも、おコメや野菜を出荷いただいています。

しかし、山に近いことから、シカやイノシシが夜間・早朝など人里に下りてきて農作物を食べてしまう被害があります。
今日のブログでは、鳥獣による農業被害に対して、地域での取組みを紹介させていただきます。

大切に育てた農作物、もうすぐ出荷!という前に食べられてしまう「害獣」はとてもやっかいな存在です。
獣害の被害が大きいと野菜の値段が上がったり、農家の収入が減ってしまったり、
更には、耕しても食べられてしまうなら農家さんの耕作意欲も損なわれ、良好な田園環境が荒れ地化していく可能性もあります。・・・問題はいっぱいです。

(粟生間谷西地区で捕獲されたイノシシ。毎晩のように出没し、畑の野菜を食い尽くす被害を受けました。小型ですが、どう猛なので襲われたら大変です。)

地域ぐるみの共同作業!動物防止柵550メートルを張る!
 
粟生間谷西 奥地区では、春の作付にむけて集落の皆さんが対策を話し合われました。そして、田畑を守るために、山際(やまぎわ)に、シカや猪が入って来れないような高い柵をビッシリと張り巡らせることとされました。地元の動きにあわせて、箕面市では、国費鳥獣被害防止総合対策交付金事業による財源確保に向けて、国に対して「(奥地区の)学校給食など生産基盤としての重要性」、「柵を設置することにより今後も農産資源が得られる投資効果」などを説明し、協議を重ねました。その結果、柵の資機材費用についての全額国費補助を確保しました。

何十年も悩まされてきた獣害に対して、奥地区では初めての取組となる”広域柵”の設置です。高さ1.8メートル、総延長552メートルに及ぶ金網製の侵入防止柵を設置して、地域一丸で、動物の下山を防ぎます。

1月20日(金曜日)、奥実行組合の方々が早朝より集まり、柵の設置をされている様子です。シカは6月に田植え後の若いイネを食害することが多く、また、イノシシは稲穂に乳汁がたまりはじめる乳熟期(6~7月)以降の9月ごろ穂を食害することが多い。
だから、農家さんらは冬場に対策を講じます。

 

これまで、奥地区では、農家さんが個々に自身の田畑にトタン板など様々な柵を設置されて獣害対策をされてきました。しかし、個々の対策では、山からの侵入を許す ”すき間” ができており、また、設置と維持管理に要する労力も大変な割には、なかなか被害も減りませんでした。
奥地区では、山際に流れる農業用水路(今井水路)に沿って 、低コスト・低労力の「すき間のない獣害防止柵」 の設置が実現しました。

被害が発生しない「強い集落」づくりのために、大切なことは地域ぐるみの取組です。

箕面市では、大阪府猟友会箕面支部など関係機関と連携して箕面市鳥獣被害防止対策協議会を設置し、国費補助事業「鳥獣被害防止対策交付金」を財源として確保に努めながら、「捕獲」と「防除」の両面から地域での自衛を後押しています。

箕面市では、過去3年間で、特に被害報告の多かった止々呂美地区では、まとまった田畑を取り囲むように、金網柵約3.4キロメートルを設置しています。これにより、人の生活圏と動物の生息圏を分けて共存できるように対策を講じてきました。

また、農業委員会では、鳥獣が山から下りてくる原因となる「えさ場・隠れ場」を作らないように、農業者への農地の適正な管理を指導しています。

獣害対策を講じてきた結果、農業被害額は、平成20年頃と比べてこの5年間ほどは半減となっています。農業委員会では、引き続き、農業者と情報共有しながら、更なる被害軽減に向けた対策を支援したいと考えています。

野生鳥獣の農業被害に関するご相談は、農業委員会事務局までどうぞ。
また、市街地のアライグマやイタチなど動物被害の対策と捕獲檻の貸し出しはこちらのホームページをどうぞ

柵を張った、その後・・・!


2月2日(木曜日)、奥地区では、箕面市農業公社が、長年放置されていたヒバ林の開墾に取り組もうとすると、地区農業者さんが「大丈夫かあ・・・たいへんやぞ。」と話しながら、チェーンソーを持って駆けつけてくださいました。
シカ・猪の侵入防止柵を張ったことを契機に ”地域の田畑をきれいにしていこう” と応援です。

「もう1ヶ月早かったら、このヒバは、”とんど ” に使えたなあ・・・」

鳥獣対策など、みんなで改めて話合いすることをきっかけに、
遊休農地解消の助け合いも広がっていけばと希います。


「自転車事故ゼロ」をめざして「ながら運転」をなくすために、箕面市では2017年3月31日(金曜日)までの間「絶対ダメ!ながら運転 自転車を安全に乗りましょう!」を統一キャンペーンとして展開します。

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