部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
市の動きや仕事紹介、副市長、教育委員会委員などのつぶやきも。

船場地区のまちづくり  = 国立循環器病研究センターの誘致に挑戦!=

2012年03月08日 | 平成23年度までに完結したブログ

 こんにちは、地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 先週末あたりから急に暖かくなってきました。 今朝、通勤途中にある桜がツボミをつけているのを見つけました。まだまだ硬いツボミですが春は確実に近づいているようです。

 さて、今回は、“船場地区のまちづくり” についてお知らせします。

クリックすると拡大します 大阪都心部から新御堂筋を北へ向かうと、千里中央を過ぎたあたりで 両側に中高層のビルが建ち並ぶ船場地区が出現します。 箕面といえば住宅地、しかもほとんどが低層の住宅地で、箕面市の一般的なイメージは “みどり豊かな住宅都市” といったところでしょう。 そうした中で唯一、船場地区は業務系の中高層ビルが建ち並ぶ 約 50ヘクタール のまちで、今から 40年以上前に大阪市内の船場地区から繊維卸の問屋さんが流通機能を移転して生まれた物流団地です。

 以来、船場地区は日本有数の繊維卸商団地として発展してきましたが、まち開き後40年以上を経過し、社会経済情勢の変化とも相まって、近年、少しずつまちの様相が変化しており、まちの更新期を迎えています。

 そうした中、北大阪急行線の延伸をひとつのきっかけとして、現在、地元、船場繊維卸商団地協同組合が自ら、団地再生に向けたまちづくりのマスタープラン策定に取り組まれています。

 船場地区は非常に交通利便性が良く、また、周辺地域に様々な研究機関が集積するなど、非常に高いポテンシャルをもったエリアで、本市の第五次箕面市総合計画においても、『地の利と知の利を生かして新産業を創り出す都市』 として位置づけられています。 鉄道が延伸すれば、多くの人が流入することになり、物流のまちであった船場地区も自ずとその性格が変わることになります。 このため、市としても、どういう方向でこのまちを転換していくのか、船場団地組合と一緒になって検討してきました。 現在、検討されているマスタープランでは、船場地区にできる新駅周辺に、健康、環境、教育など、現状にはない、多様な都市機能の導入をめざしています。

 そうした中、昨年8月に国立循環器病研究センターから本市に対し、誘致意向の有無について照会があり、第五次箕面市総合計画の位置づけや船場地区のマスタープランの方向性と一致することから、現在、市と船場団地組合が一丸となって、新駅周辺の中核施設として、センター誘致に取り組んでいます。

 全国にひとつしかない循環器病のナショナルセンター (国立高度専門医療研究センター) である 国立循環器病研究センターの誘致は、船場地区の計り知れないポテンシャルを最大限に活用するひとつの選択肢として大きな可能性を秘めており、10年後、20年後を見据えたまちづくりにとって非常に重要な意味をもっています。

 本市のほかには、吹田市、茨木市が “誘致意向あり” として手を挙げており、去る2月8日には、国立循環器病研究センターの建替整備構想検討委員会からプレゼンテーションを求められ、本市では、市長とともに船場団地組合の会長や阪急電鉄(株)の担当部長が出席し、船場地区の優位性について、精一杯アピールしてきました。

クリックすると拡大します クリックすると拡大します クリックすると拡大します
船場地区への国立循環器病研究センター誘致のイメージ図  (クリックすると拡大します)


 プレゼンテーションの資料と当日の質疑応答の内容は、箕面市のホームページにアップしていますが、我々が積極的にアピールした 主なポイントは以下のとおりです。
                                 (画像をクリックすると拡大します)

クリックすると拡大します● 圧倒的な交通利便性の良さ
 誘致予定地は関西各方面としっかりとした広域幹線道
 路で結ばれ、
大阪都心部や周辺主要都市とのアクセス
 性が良い
こと
 周辺道路網も充実しており、年間3000件を超える救急
 搬送に十分対応できること
 鉄道が延伸し、駅前徒歩0分の病院が実現できること
 新大阪駅や大阪国際空港からのアクセスが容易なこと


● 大学・病院など周辺施設との連携が容易

 大学や病院、研究施設など、北大阪の知的資源の集積地の中心に位置しており、
 特に、阪大病院との距離が近く、連携に最適な立地であること
 箕面市立病院や総合保健福祉センターが隣接し、地域医療・福祉との連携が容易
 であること

クリックすると拡大します   クリックすると拡大します
船場地区への阪大病院の位置関係        市立病院、総合保健福祉センター

クリックすると拡大します
● 船場地区でまちづくりが進捗
 北大阪急行線の延伸が予定されていること
 船場地区がまちの更新期を迎え、物流機能中心の
 まちから複合都市へ転換を進めていること
 センターを中心とした関連施設の集積など拡張余地
 があること
                          など

 

 ※ プレゼンテーション資料 (PDF:7,326KB) は 【こちら】
 ※ プレゼンテーションにおける質疑応答(要旨) (PDF:104KB) は 【こちら】


 今後、どのような手順、スケジュールで移転先が決定されるのかは不明ですが、まずは、センターの建替整備構想検討委員会で専門的見地から議論されるものと思われます。 市としては、北大阪急行線の延伸や船場地区のまちづくりをこれまでどおり着実に進めるとともに、センターの誘致活動についても、引き続き、熱意をもって取り組み、追加の意見聴取などの機会があれば、積極的に対応したいと考えています。

 誘致活動の成否がどうなるか、まだ予断を許しませんが、この間の動きが一部メディアに採り上げられたこともあり、船場地区が交通の要衝であることや再整備の動きがあること、また、北大阪急行線の延伸が進んでいることなど、船場地区のもつ高いポテンシャルが広く知られるようになり、実際、複数の教育機関や商業施設の関係者から強い関心をもっている旨の問い合わせが入っています。

 こうしたことから、今回の誘致活動がどのような結果になったとしても、船場地区のまちづくりにとってプラスであると考えており、センター誘致の成否にかかわらず、今後とも、船場団地組合と連携し、北大阪急行線の延伸と一体となったまちづくりを一歩ずつ前に進めたいと考えています。




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鉄道・バスが便利なまち 箕面市総合都市交通戦略 (素案) を公表!

2012年02月07日 | 平成23年度までに完結したブログ

 こんにちは、地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 暦のうえではもう春ですが、先週末には記録的な寒波が押し寄せ、寒い日が続いています。 インフルエンザも流行していますが、皆さま、体調など崩されていないでしょうか? 市役所では新年度予算を審議していただく平成24年第1回定例市議会に向けて、大詰めの作業が続いています。

 さて、今回は、現在 策定作業を進めている “箕面市総合都市交通戦略” について、その概要と検討状況をお知らせします。

 “箕面市総合都市交通戦略” は、人にやさしく、クリックすると拡大します環境にやさしい “公共交通による移動が便利なまち” を実現するため、北大阪急行線の延伸や新名神高速道路の開通など交通環境の変化や、少子高齢化による交通弱者の増加など今後急速に進展するとみられる状況変化に対応し、市民、事業者、行政などさまざまな主体が協働して公共交通を軸としたまちづくりに取り組んでいくための指針となるものです。

 昨年5月に、国、府、市、学識経験者、交通事業者、NPO、商業者などからなる総勢20名の 「箕面市都市交通戦略検討協議会」 を立ち上げ、協議を重ねてきた結果、この度、戦略 (素案) がまとまり、パブリックコメント(素案に対する意見募集) を実施しているところです。

 パブリックコメントは2月1日から3月1日までの間実施しています。 詳しくは、【こちら】 をご覧いただきたいと思いますが、骨子は概ね次のとおりです。


1.箕面市を取り巻く交通環境

 箕面市を取り巻く交通環境を整理すれば、以下の5点に集約できます。
  ● 公共交通の整備が十分ではなく、他都市への移動や市内東西方向の
   移動が不便
  ● 自動車依存度が高く、自動車分担率が近隣市の約1.5倍
  ● 自転車・歩行者交通量が20年間で約1.5倍に増加
  ● 公共交通の利用者数が10年間で約7パーセント減少
  ● 高齢化の進展で、20年後にはおよそ4人に1人が高齢者

 こうした状況を放置し、自動車への依存を続けると、公共交通のサービス低下を助長し、高齢化の進展とともに交通弱者の増加につながるため、鉄道・バスを軸とした交通体系の整備によるまちづくりが求められています。

2.基本理念と方向性

 環境問題の深刻化や少子高齢化の進行など時代の潮流を踏まえ、かつ、第五次箕面市総合計画にうたわれた 「公共交通による移動が便利なまち」 「人と環境にやさしい交通体系が整ったまち」 を実現するため、都市交通の 「基本理念」 と 「目指す方向性」 を以下のとおり設定しています。

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)

3.総合交通戦略の構成

 “箕面市総合都市交通戦略” は、大きくふたつの分野で構成しています。
  ● 長期的な総合交通計画  (目標年次 平成42年度)
    20年後を見据え、都市交通で目指す 「将来像と基本方針」、「都市交通の
    あり方」 を明示
  ● 短・中期の戦略実施プログラム  (目標年次 平成32年度)
    今後10年間で優先的・重点的に取り組むべき 「施策のパッケージ化」 と
    「プログラムの設定」、「評価・改善システムの確立」

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)

4.都市交通のあり方

 総合交通計画 (長期) で示した 「都市交通のあり方」 の主だった項目は以下のとおりです。

  ● 鉄道延伸
    箕面市の骨格を形成する都市基盤の中で最後に残された課題である
    北大阪急行線の延伸を推進
  ● バス路線網の再編
    鉄道延伸の効果を箕面市全域に波及させるため、バス路線網を再編
    して、新駅及び市内東西方向の移動サービスを充実
  ● 道路空間の再配分 (バスレーン・自転車走行空間)
    道路空間の再配分により、バスレーンや自転車走行空間の確保を検討
  ● 交通結節点の整備 (駅前広場、駐車・駐輪)
    (仮称)新箕面駅を交通結節点として、バスやタクシー等との乗り換えが
    便利な駅前広場を整備
クリックすると拡大します  ● バリアフリー化
    ノンステップバスの導入やバス停での音
    声・点字案内板の設置などを推進


そのほかの項目をご覧になりたい方は
右の画像をクリックしてください。
  



5.戦略実施プログラム

 戦略実施プログラムでは、4つの基本戦略ごとに施策をパッケージ化し、17の戦略施策をまとめています。 それぞれの戦略施策には、施策を実施する趣旨や具体案、対象地域、関係者、工程 (実施時期) などを整理しており、今後10年間で進める交通施策の指針となるものです。

 基本戦略 (施策パッケージ) ごとの 戦略施策の概要は以下のとおりです。

<基本戦略 1>
   質の高い生活を支える公共交通サービスの充実 
(公共交通関係)

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                                   (画像をクリックすると拡大されます)

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)


<基本戦略 2>
   多様な交通基盤としての道路の使い方の見直し 
(道路関係)

 クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)


<基本戦略 3>
   新たな魅力拠点となる駅周辺のまちづくり 
(交通結節点関係)

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                                   (画像をクリックすると拡大されます)


<基本戦略 4>
   安全・安心でみんなが使う交通まちづくり (ソフト系)

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)


 以上が、現在、パブリックコメントを実施している “箕面市総合都市交通戦略(素案)” の骨子と概要です。 皆さま方の積極的な意見をお待ちしています。

   ※ パブリックコメントは 【こちら】
   ※ 箕面市総合都市交通戦略 (素案) 概要版 (PDF:2,065KB) は 【こちら】
   ※ 箕面市総合都市交通戦略 (素案) 本 編 (PDF:6,556KB) は 【こちら】

 今後は、パブリックコメントでいただいた意見を踏まえて内容を修正し、再度、「箕面市都市交通戦略検討協議会」 に諮ったうえで成案化し、すみやかに決定したいと考えています。 北大阪急行線の延伸計画が大きく前進し、新たな一歩を踏み出そうとするなか、箕面市全体の交通体系のあるべき姿を描く “箕面市総合都市交通戦略” は、周辺地域を含めたまちづくりを展開し、鉄道の延伸効果を全市域に波及させるためにも、非常に重要な意味をもつ計画ですので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。




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国交省が余野川ダムの中止を正式決定!

2012年01月12日 | 平成23年度までに完結したブログ

 新年明けましておめでとうございます。
 地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 年が明けて早や10日余りが過ぎましたが、皆さまはどのようなお正月を過ごされたのでしょうか? 私は例年どおり、家族で近くの神社に初詣をし、おみくじを引きました。
 結果は 「吉」。 「一度決めたことは、一心に進めるべし!」 とありました。 北急延伸、オレンジゆずるバス、彩都、箕面森町、箕面・桜井地区の再整備、公共施設の再編等々、どれもこれも課題山積ですが、一歩ずつ、着実に前に進めていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


 さて、先週末の土曜日、日経新聞に 「国交省、余野川ダム中止を正式決定」 という記事が掲載されました。

 余野川ダムについては、一昨年の6月に書いたブログ 「止々呂美ふるさと自然館」 の記事で少し触れていますが、 平成17年に国が一方的に “余野川ダムの中止” を発表したことにより、市は、それまでに支払った負担金 11億円の清算や、放置された広大なダム湖用地の取り扱いについて 「国とのバトル」 を繰り広げることになりました。

 平成21年10月には、事態の打開を図るため、市長が直接、国土交通大臣と面談し、“ダム負担金の返還” や “放置されたダム事業用地の適切な管理” 等について直訴したことが全国紙で大きく報道されましたが、この度の決着は、その後の交渉で諸課題を円満に解決できたことを意味するものです。


  ・・・  止々呂美にキャンプフィールド !  ・・・・・・・・・・・・・・・  

 昨年の4月、止々呂美地域に自然を満喫できるアウトドアスポット 「スノーピーク箕面自然館」 と 「スノーピーク箕面キャンプフィールド」 がオープンしました。

 ダム事業の中止で放置されることになった約80ヘクタールにも及ぶ事業用地は、もともと自然豊かな谷筋で、風情のある棚田やクリ林が存在していた場所です。

 まさに自然の宝庫で、自然体験学習や環境学習、ミニキャンプや地元産品を活用したデイキャンプ、野外体験活動のフィールドとしての活用が期待できる場所であったことから、市は、その一部を国から借り受け、キャンプフィールドとして活用することにしました。 ダム事業の跡地は所有者である国が責任をもって管理することが基本ですが、その上で、池の周辺部 約4.5ヘクタール を無償で借り受け、国に代わって管理することで合意に至ったものです。

 並行して検討を進めていた “旧・止々呂美小・中学校跡地の活用策” と一体的に考え、学校跡を 止々呂美地域のもつ豊かな自然や生活文化、漁場、農地、果樹園などの地域資源を活用した活性化の拠点施設とするとともに、ダム事業の跡地をキャンプフィールドとして活用することにしたもので、学校跡に設けた 「スノーピーク箕面自然館」 を各種講座の開催や地元産品の販売、野外活動や体験学習のレクチャーなどを行なう場とし、併せて、ダム事業の跡地に設けた 「スノーピーク箕面キャンプフィールド」 を野外活動の実践の場として、自然のど真ん中でさまざまな活動を展開できるアウトドアスポットに整備したものです。

 施設の運営については、民間のノウハウを最大限に活用することとし、止々呂美の魅力を全国に発信し、持続的な地域振興策を展開するため、公募の結果、アウトドア用品で世界的に事業を展開している有名ブランド、スノーピークを施設の管理者に選定し、市からの委託料 「ゼロ」 で 自然館とキャンプフィールドの両方運営しています。


 昨年 4月のオープン以来、多くの利用者がキャンプに訪れており、6月に開催された スノーピークの恒例イベント 「Snow Peak Way 2011 in 関西」 では、全国各地から70組、250名ものキャンパーが来場され、大変な賑わいを見せました。

    

 初心者からベテランキャンパーまで楽しめる体制が整備されていますので、皆さんも是非、ご家族で、友だち同士で、ご来場ください。


  ・・・  ダム負担金の返還 !  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

 平成17年に国が一方的に “余野川ダムの中止” を発表したあと、その処理について 関係者間で延々と協議が続きました。 前述のとおり、ダム事業の跡地利用や管理については昨年、一定の決着をみたものの、最後まで時間を要したのがダム負担金の返還問題でした。

 この件については、利水者として負担金を支払ってきた上下水道局が中心となって、粘り強く交渉を重ねた結果、今般、国が前例のないカタチで市の主張を取り入れ、返還されることになったものです。

 当初、国は、「利水から撤退したのは市の事情」 として、支払い済みの11億円の返還どころか、追徴金5千万円の支払いを求めてきました。 当時、政策総括監 (現副市長) や上下水道局長とともに何度も国に出向き、幾度となく市の考え方を説明してもまったく聞き入れられず、随分と悔しい思いをしたことを思えば、隔世の感があります。

 細かな交渉過程や内容について、ここで申し上げることはできませんが、市としては、「市が利水から撤退せざるを得なかった理由や経過」 を繰り返し説明し、理論武装もしながら交渉した結果、国としても説明のつく一定の妥協点を見つけ出すことができ、最終的に関係者の理解を得ることができたものです。

 なお、新聞記事によれば、「余野川ダムは総事業費500億円のうち既に約416億円が執行済みで、国土交通省が208億円、大阪府が25億円、兵庫県が65億円、阪神水道企業団が107億円 (国の補助金を含む)、箕面市が11億円 (国の補助金を含む) を負担しており、事業の中止により、阪神水道企業団に9億円、箕面市に3億3千万円が返還される」 と記載されています。

 これだけを見れば、箕面市は7億7千万円も損をしたように見えますが、11億円の内訳には国の補助金や箕面森町にかかる大阪府の負担金が含まれており、実態として、過去に持ち出した負担金は箕面市に返還される見通しです。


 今回の交渉では、当初は 「国とのバトル」 となりましたが、一定の方向性を確認できた以降は、お互いに問題解決に向けて連携し、協調することができました。 特に後半は国が中心となって、大阪府、兵庫県、阪神水道企業団など関係者間の調整に奔走され、今日の決着を迎えることができたものです。

 この度の決着で、余野川ダムをめぐる課題は大きなヤマを越えたと言えますが、新名神高速道路の整備や箕面森町の仕上げなど止々呂美地域に残された課題は多く、引き続き解決に向けて取り組みたいと考えています。




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滝道・箕面駅周辺の再整備  平成 23 年度工事が始まります!

2011年12月06日 | 平成23年度までに完結したブログ

 こんにちは、地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 気がつけばもう師走、今年も残りわずかになりました。 市役所では11月30日から市議会第4回定例会がはじまり、本日、6日は建設水道常任委員会が開催されています。

 さて、今回は、昨年から取り組んでいる “滝道と箕面駅周辺の再整備” について、現在の状況をお知らせします。

 この件については、今年の 7月のブログ でも状況をお知らせしましたが、その後、大阪府と協調して進めていた滝道の整備が完了し、先月 6 日に竣工イベントが開催されました。


 現在の滝道 (音羽山荘前) の様子です。 電柱や電線がなくなり、ガス灯風の LED 照明やフットライトが設置されています。

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1.滝道の整備

 箕面市にとって、箕面大滝やそこに至る滝道はかけがえのない観光資源であり、今ある資源を維持・保全するとともに、最大限に活用したまちづくりを進めることが大切です。

 滝道の整備は、そうした考え方に基づき、大阪府と箕面市が協調して進めているもので、 電線類の地中化を進めるとともに、舗装を自然の風合いが感じられるものに改修しています。 せっかくの景色を台無しにする電線類をなくすことにより、より自然に近い状態で箕面の滝道を楽しんでいただけるように考えたものです。 また、照明についてはガス灯風のものに交換し、川の柵沿いにフットライトを設置して、夜も歩きやすく、昼間とは違った滝道の魅力を楽しめる仕掛けづくりを進めました。

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<滝道 Before After>

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2.箕面駅前広場の再整備

 箕面駅前広場再整備のねらいは、年間120万人訪れる観光客の皆さんに箕面駅周辺の商店街に立ち寄っていただくための仕掛けづくりで、滝道から商店街へ人の流れを生み出すために、見通しを良くして観光客が商店街の存在に気づきやすくしたり、暗くて閉鎖的だったシェルターを撤去し、新しくガラス屋根のおしゃれなシェルターに造り替えて、舗装を “石畳の風合い” が感じられる擬石平板に改修するなど、歩きやすく商店街方面へ行きやすい、開放的な空間づくりを進めようというものです。

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 照明はガス灯風の省電力型 LED 照明を採用しており、駅前のガレリアは屋根のある “たまり空間” として設置したもので、ひときわ目をひくドーム状のオブジェとしてその存在感が話題を呼んでいます。 本通り商店街の入口に設置したウエルカムゲートは、滝道の観光客が商店街の存在を認識できるようにするためのもので、現在、ガレリア、シェルター、ウエルカムゲートの整備が完了し、駅前から商店街方面への見通しをよくするため、噴水の撤去も完了しています。

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<駅前広場 Before After>

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 また、当初は予定になかった関連事業で、阪急電鉄(株)が創立100周年記念事業として箕面駅舎の一部を改装し、足湯(駅湯)が設置されることになったため、ここに観光案内所を移転して新たに 「箕面交通・観光案内所」 を併設することとし、バリアフリーの観点から駅舎の改修計画と駅前広場の計画を調整して段差を解消しました。 すでに足湯と案内所はオープンし、新たな人気スポットになっています。



3.今後の予定 (平成 23 年度工事)

 観光シーズンを避けて、今後、順次、駅前トイレの建て替え交番の移転工事、透水性の擬石平板による歩道の美装化、小さなイベントができるウッドデッキ広場の整備など残された工事に着手し、来年春頃には新たな箕面の玄関口としてリニューアルを完了したいと考えています。

 駅前トイレについては、当初は既存トイレの改修にとどめる予定でしたが、市民の皆さんの強い要望を受けて事業内容を見直した結果、全体事業費の枠内での建て替えに目処がついたことから、現在の約 2 倍の広さに拡張し、観光地箕面の玄関口にふさわしい清潔感のあるものに建て替えることにしました。

 また、箕面駅舎内へ観光案内所が移転したことにともない、旧・観光案内所跡に新たに空間を確保できることになったため、隣接する駅前交番を東側へ移設することにより駅前の “たまり空間” を拡大し、より開放感のある駅前広場の整備を進めることにしました。

   


 今後、年末から年始、年度末にかけて、急ピッチで工事を進めることになります。 工事期間中は一時的に段差が生じるなど、皆さまにご迷惑をおかけすることがあると思いますが、極力、影響がないように努めますので、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。


 この事業は、大阪ミュージアム構想の一環である 「石畳と淡い街灯まちづくり支援事業」 のモデル地区に採択された事業で、国や府の手厚い財政支援を受けて滝道から箕面駅周辺を情緒ある明治風のまち並みに再整備しようとするものです。 また、「電線類の地中化」 についても、別の補助制度に採択され、大阪府との役割分担のもと、橋本亭のある “一の橋” までの区間を市が、それより北の府営箕面公園内を大阪府が施行しており、国・府の補助金を最大限に活用することにより、市の負担を全体の10~15パーセント程度にとどめることができました。

 今回のハード整備は箕面駅周辺地区の活性化を後押しするため、補助金を活用して公共空間の整備を一気に進めたものですが、こうしたハード整備をひとつのインセンティブとして、特色あるソフト施策を展開するなど、地元商業者や関係団体と連携し、箕面駅周辺や滝道の活性化に取り組みたいと考えています。 併せて、滝道沿道部について、昔ながらの風情や落ち着いたまち並みを守り、観光地としての魅力を維持・向上させるためのルールづくりや仕組みづくりについても関係者と協議したいと考えていますので、よろしくお願いいたします。


箕面市では、10月から12月まで「子どもたちに残したい箕面の山なみ! みのお山麓保全ファンドに寄附をお願いします!」統一キャンペーンを実施中です。 

 


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彩都・箕面森町のまちづくり

2011年11月09日 | 平成23年度までに完結したブログ

 こんにちは、地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 11月に入って一週間が過ぎました。今年は例年になく暖かいようですが、それでも朝夕は日増しに肌寒さを感じるようになり、確実に季節が移りつつあることを実感します。

 さて、今回は、新市街地のまちづくり、具体には、彩都や箕面森町のまちづくりについてお知らせしたいと思います。


この件については、昨年の11月に 2回にわたり、
  『彩都・箕面森町の開発を考える』 と題して、
     (その1) = 彩都・箕面森町は乱開発か?=
     (その2) = 彩都・箕面森町は市の財政を破綻させるのか?=
という記事を書き込みました。

 当時の思いとしては、彩都の箕面エリアで造成工事が進むにつれて、 「自然破壊だ!」 「乱開発だ!」 「こんな開発をやっていては市の財政が破綻する!」  といった声が聞かれるようになり、どこかで機会を見つけて “担当者としての考え方や思いを伝えたい”  と考えるようになり、このブログに書き込んだものです。

 市民の皆さんの批判的な意見の多くは、“市が率先してみどりを剥がし、開発を推し進めている” という誤解に基づくものであると感じます。その誤解に基づき、「市は何も考えず漫然と昔の計画を進めている」 とか、「このままでは市の財政が破綻する」 などと、ネガティブな方向に話がどんどん進んでいくことは不幸なことだと思います。

 そこで、自分の知る範囲で、過去の経緯や背景、その中で市がどのように考え、試行錯誤の末、現在に至っているのか…。 といったことについて、少しでもお伝えしようとしたものです。

 もちろん、市がやってきたことがすべて正しいなどと言う気はありませんし、反省すべき点もたくさんあったと思います。 しかしながら、少なくとも、その時々で、私たち (過去の先輩諸氏を含めて) は真剣に思い悩み、“将来の箕面市にとってどうなのか…” “禍根を残さないか…” “どうすれば箕面市の発展につながるのか…” などと、試行錯誤を繰り返してきたことは間違いないと思います。

 ブログ掲載後、正直、どんな反応がくるのか戦々恐々としていましたが、概ね好意的な反応をいただきました。 「そんな経緯があったのか」 とか、「財政問題について少しは安心できた」 「100パーセント 賛同することはできないが、事情は一定理解できた」 などなど、様々なご意見をいただきました。 何より、「こうした情報発信は、継続的に、地道に行なうべき」 というご意見が多く聞かれました。

 誤解に基づく一方的な批判は何も生み出しません。昔の経緯を知る先輩諸氏の多くが退職され、事情を知るものが少なくなっている中で、少しは経緯を知っている私のようなポジションの人間が、こうした情報を発信することの大切さを改めて認識することになりました。

 そんなこともあり、今回のブログで改めて取り上げることにしたものですが、同じ内容を長々と記載するよりも、昨年のブログをご覧いただく方が良いと思いますので、ご一読いただければ幸いです。

 【 リンク先 】
   『彩都・箕面森町の開発を考える』
      (その1) = 彩都・箕面森町は乱開発か?=
      (その2) = 彩都・箕面森町は市の財政を破綻させるのか?=


 昨年のブログでも書きましたが、住宅地が主体の本市の場合、若い世代の流入はまちの将来を左右する大きなファクターです。 急速に高齢化が進展する中で、明治の森国定公園をはじめとする 「豊かな自然環境」 を擁する、府内でも有数の 「自然に恵まれた住宅都市」 としての特性を活かし、新しく生み出される彩都や箕面森町の住宅地をより一層、魅力的なものにして、新たな市民の受け皿として最大限に活用することが、今、私たちがめざすべき方向性であると考えます。

 市が率先してみどりを剥がし、開発を推し進めたのではなく、 民間による開発行為を調整し、公的事業にすることによって乱開発を防止すると同時に 東部地域、北部地域の課題解消 (モノレールやグリーンロード・箕面トンネルの整備等) に努めたということ。 また、彩都や箕面森町だけを捉えれば 「市の財政を破綻させる…」 という指摘は当たらず、むしろ財政的にはプラスで、既成市街地を含めた箕面市全体の将来を考えたとき、一日でもはやく彩都や箕面森町に人口が定着するように取り組む必要がある。 ということを是非ともご理解いただきたいと思います。

 彩都 (箕面エリア)、箕面森町とも、すでに人口が 1,100人を超えました。 施設一体型の小中一貫校が整備されたこともあってか、若い世代の入居が多いようです。 市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


<トピック>

 ● 彩都の復元緑化について
市街地から見える長大法面(斜面)について、復元緑化を推進すべく、UR都市再生機構と協議を重ねています。 造成工事の都合上、一旦は地肌を見せる状態にせざるを得ませんが、工事終了後はしっかりと復元緑化することで合意しており、間もなく今年度分の緑化工事がはじまります。 数年後には樹木が育ち、「みどりのエッジ」 を形成して市街地から見える “みどりの景観” を取り戻すことができます。


箕面市では、10月から12月まで「子どもたちに残したい箕面の山なみ! みのお山麓保全ファンドに寄附をお願いします!」統一キャンペーンを実施中です。 



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