部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
市の動きや仕事紹介、副市長、教育委員会委員などのつぶやきも。

箕面の朝市、市場規模8千万円台へ!農業生産を支える環境づくり。

2017年07月21日 | 農業委員会事務局

こんにちは。農業委員会事務局長 野澤昌弘です。

連日暑い日が続きます。新稲地区のスイカ畑では、朝市出荷を間近にひかえた夏の風物詩 大玉が”ごろごろ”しています。この時期、農家さん宅を訪れると、冷たい井戸水で冷やされたスイカを割っていただいたりもします。畑での会話がはずみ、体力も水分も補給されます。ありがたいのですが、でも、実は私はスイカは少し苦手です。(遠い昔、子どもの頃に飼っていたカブト虫とか、想い出したりして)

さて、梅雨があけて夏本番。
7月29日(土曜日)、30日(日曜日)は、いよいよ第32回箕面まつりも開催されます。

7月16日(日曜日)海の日の3連休には、止々呂美ふれあい広場では、まちなかの暑熱をのがれて川遊びを楽しむ家族連れらでにぎわっていました。

毎週土・日曜日と祝日に、止々呂美漁業組合により余野川でバーベキューや川遊びを楽しむことができます。夏空と滴る山の緑、カラフルな浮輪に子どもたちものびのびと楽しそうです。

止々呂美は、箕面の特産“柚子(ゆず)”の産地でもあります。
木をよくよく観察してみると、ゆずの子どもが、可愛らしい姿を見せ始めています。
瑞々しさに深みのある濃緑の小玉、今年も力強く育っています。

さて、今回は、地産地消を支えるための取組の1つ「獣害対策」について少し書かせていただきます。

1.農業生産環境を守る ~ 獣害対策 国費500万円確保 ~

箕面市では、平成22年にキューズモールふれあいパーク(箕面市立かやの広場)に ”箕面中央朝市”を立ち上げて、市街地の真ん中で箕面産野菜の販売拠点づくりを始めました。それ以前から市内では農産物直売所として、箕面駅前朝市(毎週土曜日)や止々呂美ふれあい朝市(毎週日曜日)も開催されておりましたが、昨年度(平成28年度)は、この3箇所の朝市の市場規模(売上)が初めて8千万円台になるほど拡大してきています。(箕面の朝市についてはこちらのページをどうぞ


住んでいる箕面の新鮮な採れたて野菜が手に入る機会が充実してきました。

しかし、一方で、こうした地産地消を支える農業生産現場の課題の1つとして、野生動物による”食害”があります。
この間、箕面市では「猟友会と連携した捕獲による個体数調整」や「田畑への侵入防止柵の設置」などの対策に取組み、猪やシカなどによる食害など農業被害は長期的には減少傾向(約10年前と比較して被害額は半分以下)にあるものの、依然として平成28年度の農業被害は約5,500千円発生しています。

獣害は「農業の将来」にも影響を及ぼします。獣害がある地域では、農家の後継者も、新規参入希望者も、農業経営に対する意欲が損なわれ、”次世代”を育てることもできないのです。

(粟生間谷西地区の竹林。猪による筍被害です。)

(止々呂美地区:畑に侵入してきた野生シカ。鋭い角もあり危険です)

箕面市では、農林水産省近畿農政局と協議を重ねて、平成29年度国庫補助金「鳥獣被害防止総合対策交付金」を5,000千円確保することができました。そして7月13日(水曜日)、箕面市鳥獣被害防止対策協議会総会を開催し、箕面市、大阪北部農業協同組合、大阪府猟友会箕面支部、大阪府森林組合豊能支店、大阪府(農の普及課)の関係者が集まり、平成29年度の獣害対策を決定しました。
確保できた国庫補助金を活用して、獣害被害区域に対して侵入防止柵を広範囲に設置するとともに、猟友会の狩猟・駆除活動を支援していきます。

(総延長約1キロメートルにおよぶ金網柵(高さ1.8m)の壁を山際にそって築きます。)

【平成29年度 野生動物の侵入防止柵施行予定地】 

整備地区

整備内容

総延長

受益面積

粟生間谷地区

金網柵(高さ1.8m)

418.9m

7,753㎡

新稲地区

金網柵(高さ1.8m)

144.2m

3,935㎡

止々呂美地区

金網柵(高さ1.8m)

340m

4,609㎡

 

今年の秋、稲刈り終了後に、地域集落ぐるみで広域的な柵の設置に取り組みます。
これにより、野生動物の下山を防止してその生息域を山中へとどめ、朝市や学校給食といった地産地消を支える農業生産環境を守っていきます。

2.農業委員会新体制スタート

農業委員の顔ぶれが変わります。
新農業委員の任期(3年)が7月20日(木曜日)にスタートし、同日、新たに農業委員となられた21名が集まり、農業委員の役割や委員会の仕事についてオリエンテーションを行いました。

都市農業を取り巻く環境は複雑化し、農業者の抱える課題も様々です。
「田んぼを相続したけれども農業した経験もないので困っている」
「せっかく作った農作物だから、無駄なく流通消費していきたい。どこか販路はないのか」
などなど悩みは様々。

農業委員は、こういった農業者の経営相談にのり、安定的に農業を継続すること、そして田畑と共存する都市環境を継承していきます。新体制では箕面市独自の取組みとして、複雑多様化する課題に対して、農業委員会内に「農地利用最適化推進委員会」を設置して、地域農業の課題解決と発展に向けて取り組んでいきます。

7月25日(火曜日)には、8月定期総会を開催し、役員も選出し体制を整えていきます。市内各地区を担当する農業委員も決定しましたら、また、ご案内させていただきます。

最後に、気象庁の予報によれば、8月にむけて猛暑日も続いて、この夏は全国的に平年より気温が高くなる見込みで、家庭菜園も含めて農作業時にも熱中症に対する一層の警戒が必要です。
喉が渇かなくてもこまめに水を飲んだり、日傘や帽子は当然着用するなど、お互いに注意しあったり予防もしっかりしましょう。

 

箕面市では、2017年4月1日(土曜日)から2017年7月31日(月曜日)まで、「病気やけが、何かあったら♯7119救急安心センターおおさかへ!」を統一キャンペーンとして実施中

 


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都市と農業をつなぐ! 子ども も大人も ”田植え体験”!

2017年06月28日 | 農業委員会事務局

こんにちは。農業委員会事務局長 野澤昌弘です。
梅雨前線が本州の南海上にあって今日も朝から雨でゆううつな天気です。でも気持ちを切り替えて前を向くと、通勤の駅への途中、庭先や公園など紫陽花(あじさい)があちこちで観られ、しっとりとした情緒を楽しめるのも梅雨の季節です。

さて、6月は、農家さんにとっては田植えの時期。
一年のうちでもメインイベントと言ってもよい大きな大切な仕事の時期です。

昔は、牛が田んぼに入り、代掻(しろかき)をする。
その後に、人の手による田植えが行われたそうです。
(「しろかき」とは、田んぼのデコボコした土を水と掻き合わせ整地する作業です)

先人たちが遺してくれた田畑。
長い歴史や誇りを将来世代にもつなぎ残したいと
”農業の心を伝える”田植え体験が、箕面市内の至る所で行われました。

1.暮らしと農業をつなぐ ~田植え体験~

(1)里山にかこまれた万緑の自然 箕面の北部 止々呂美では、箕面保育園の園児たちの元気な笑い声が早朝からひびきました。

6月5日(月曜日)農家さんのご厚意で、田植え前の水を張った田んぼに入らせていただきました。
目を輝かせて、楽しそうにはしゃぐ園児の姿に、
「連れてきて良かったあ・・・」と保育園の先生方も笑顔です。
「これは、豊作祈願のダンスやなあ・・・」と農家さんも楽しそうでした。

「どろんこ。どろんこ・・・」
オタマジャクシやヤモリなど、日頃は見られない田んぼの生き物にも大喜びです。

 

(2)粟生間谷東地区では、法泉寺保育園の子どもたちの元気な歌声です。

6月13日(火曜日)、園児のみんなが一列に並んで、田んぼの間を楽しそうです。
箕面山麓の清流 勝尾寺川の水で育てられる田んぼが広がります。
15年ほど前から卒園生でもある西田俊一さんのご協力で行われている田んぼ体験です。

苗が風になびき、その織りなす緑の景色を、ぼんやりと眺めていると
農家さんの日々の営み1つ1つが風景そのものを現出させているのだと改めて感じます。
大人になって、この子たちも、いつか ここ故郷箕面の田園風景を思い出すことがあるのだろうなあ・・・

田んぼの所有者 西田俊一さんも「自分の仕事が風景になるって、ええなあ・・・」と喜ばれていました。

田んぼ60㎡ぐらいを使って、子どもたちが田植えを体験しました。
秋には、お米40㌔ほどが収穫できるそうです。
法善寺保育園では、収穫後、天日干しして脱穀、精白米になる過程も体験しながら、給食で食べられるそうです。
自産自消体験です。

(3)新稲地区では、西小学校5年生139人による田植えです。

6月15日(木曜日)興味津々な小学生を前に、箕面市農業経営者連絡協議会 新稲花き部会の皆さんによる作付指導にも熱が入ります。

学校給食にも使われるおコメを育てられてる田んぼです。
はじめは田んぼのぬかるみに戸惑っていた様子でしたが、さすが5年生、
歩くコツをつかまれると、手際よく2、3本ずつ等間隔に植えていきました。

 

(4)白島地区では、親子連れなど市民120人の田植え体験です。

6月3日(土曜日) ”農業の魅力を伝えたい”と毎年お世話いただくコメ農家 岡村幸雄さんから、お米の作り方や田植えについてお話をうかがった後、約5アール(500㎡)の水田で手植えを体験しました。

箕面の山々の青葉、植えられた苗も柔らかな緑色を景色に添えます。
秋には、参加者みんなで稲を刈り取ります。
”自分で植えたものを食べる”、究極のぜいたくかもしれません。

 

熱くなる! 裸足になって、カエルを追いかける。  ”非日常” 体験です。


以前と比べて農家戸数は少なくなり、サラリーマン家庭で育つのが大半の現代。
農業体験できる居住環境は、“暮らしの魅力”かもしれません。

そんな都市の魅力を伝承しようと箕面市農業委員会の活動を少しご紹介します。

2.箕面市農業委員会6月総会!

 農業委員会では、毎月1回、各地区選出の農業委員21人が集まり総会が開催されます。1か月間にあった農地の売買や転用などの法令審査と許可決定とともに、各地区のパトロールの報告が議論されます。

6月16日(金曜日)、平成29年第6回農業委員会総会が開催されました。
会議では、1.農地法第3条の農地所有権移転許可(1件) 2.農地法第5条の転用許可(1件) 3.利用権設定の許可(1件) 4.山林化した農地の非農地認定(2件) 5.市街化区域農地の転用届受理(2件) 6.各地区農地パトロールの状況報告が、議案及び報告案件として審議されました。
(議案書は別館1階行政資料コーナーで公開されています。また、総会は傍聴も可能です。)

農地パトロール ”現場を歩く”といろんな課題が見えてきて、
6月総会では、遊休農地対策における懸案に対する対応として
「農地相続に関連した所有者不明農地への対策」と「改正生産緑地法への対応」について、今後の取組みも決定しました。

(1)現場パトロールで見えてきた課題 ~所有者不明農地対策~  

  農地の相続が発生しても、所有者の名義変更(登記)をしないで何十年も放置されていますと、将来、登記簿上で誰が相続したのか所有者が不明なため、農地の利活用に困ることがあります。例えば、誰かに貸し出して管理してもらう契約も結ぶことができません。
 また、相続したものの市外など他地区に住んでおられ、頼る者や知り合いもいない場合なども、耕作放棄につながっているケースがあります。

 6月総会では、相続発生時には「1.相談窓口として農業委員会があること」そして、「2.農地を相続したら、所有者を登記して農業委員会へ届けること」を改めて周知することを決めて、8月に全農家へ文書配布することにしました。
相続の早期把握と早期対応を強化して、大切に受け継がれてきた農地の遊休化を未然に防止していきます。 

 

(2)改正生産緑地法への対応  

 4月28日付けで改正生産緑地法が成立し、一部を除き6月15日に施行されました。改正法では、都市農地の保全に向けて、生産緑地の一団地面積規模を現行の500㎡から市条例により300㎡まで引き下げが可能となっています。


    
 箕面市農業委員会の改正生産緑地法への対応として、農業者や農地の状況を的確につかむ必要があると判断し、8月に市街化区域に農地をお持ちの農家さんらを対象に、アンケート調査をすることを決めました。先ずは、改めて実態把握です。

    

   (北大阪急行線延伸「(仮称)箕面船場駅」の手前に広がる玉ねぎ畑)

箕面市農業委員会は、農業者の営みに寄り添って、都市と農業をつなぐ農業体験もできる箕面のために活動していきます。


3.箕面の特産品ビワ、止々呂美朝市でも販売します!

止々呂美地区、特産のビワが収穫最盛期です。
(箕面ブログで紹介されています)
7月2日(日曜日)止々呂美ふれあい朝市でもビワが販売予定です。
大きくて、みずみずしく、甘い、箕面の旬のビワを、是非どうぞ!

 (下止々呂美地区 ビワを収穫される生産農家 尾上喜治さん)

 

 

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地産地消で遊休農地を再生! 学校給食出荷登録農家50軒を突破!

2017年06月01日 | 農業委員会事務局

こんにちは。農業委員会事務局長 野澤 昌弘です。
今日から6月に入り、すでに初夏の陽気がただよっています。
市内では田植えの準備も進んでいます。 水の月、6月です。

(箕面市外院地区)

そして、田植え前の5~6月、冬の間に育てられた玉ねぎの出荷が最盛期を迎えています。
箕面の学校給食でも、玉ねぎが100%箕面産となります。
箕面市農業公社からも、5月は約4トン(4,000㎏)の玉ねぎが出荷されました。


1.遊休農地の再生へ近畿クボタとコラボ!
5月19日(金曜日)、箕面市農業公社の取り組む農地保全活動に、株式会社近畿クボタ(兵庫県尼崎市浜1-1-1)が応援に駆け付けてくださいました。
クボタさんは、「e-プロジェクト(クボタさんが取り組まれる「食料」、「水」、「環境」、これら3つの分野がかかえる様々な課題の解決を目的とした社会貢献活動です。)」の一環で、農業公社の設立時(3年前)より、遊休農地の再生に支援いただき、開墾するための大型整備機械を無償で持ち込んでもいただきました。
 
今回は、収穫されたタマネギの出荷前作業に専用の機械を持ってきていただきました。


    
タマネギは、出荷前に茎葉と根を切除し、畑の土を落として学校給食に出荷します。
この”調製”作業は、一つ一つハサミを使った手作業で大変な時間と労力を要します。


  
近畿クボタさんが持ち込んでくださった専用の調製機は”1秒に1個”のスピードでタマネギを処理していきました。人の手作業の何倍もの早さです。

(機械であっという間に調製された玉ねぎ)

 

出荷伝票を貼り付けて、今日も、学校給食へ出荷です! 近畿クボタさん、ありがとうございました。

■新鮮で美味しい野菜が手に入る、箕面の学校給食!

学校給食に出荷登録いただいている市内農家さんは、ついに50軒となりました。
毎年、出荷登録農家さんも着実に増えています。

学校から大人まで、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんになるまで、
箕面産のコメ・野菜が人生に寄り添う存在であることを希います。

平成25年9月(2学期)にスタートした中学校給食。平成26年度以降、箕面産野菜の使用率が年間20%を継続して越えて推移し、昨秋は天候不順による不作で、27年度との比較では若干低下しましたが、平成28年度も約25%となりました。

  
(5月25日(木曜日)早朝、彩都の丘学園への箕面産玉ねぎの搬入です。)
調理スタッフのみなさんは、毎朝なんと6時半頃には調理の準備をはじめるそうです!


  
これからも、支援企業や農業サポーターさん、学校栄養士さんや調理員さん、多様な連携をもって
農地の保全、そして地産地消の学校給食を推進していきます。


■6月24日(土曜日)学校給食試食会が開催されます!(〆切は6月19日)

【対象】市内在住・在学・在勤者
【定員】80人(申込順)
【持ち物】上履き(スリッパなど)
【費用】270円(試食代)
【申込み・問い合わせ】子ども未来創造局学校給食室

学校給食では、旬を届けるためメニューは毎月替わります。
試食会の献立メニューは、
・さわらのゆず風味焼きと酢の物
・糸こんにゃくの炒め煮
・とうふのみそ汁
・じゃことピーマンの佃煮
・牛乳  

詳しくはこちらをどうぞ!

 

2.北摂の伝統 ”箕面の菊炭”を受け継ぐ現場へ
豊かな自然に恵まれた北摂では、昔から良質なクヌギなど里山資源を活用した炭焼きが盛んです。ここでつくられた炭は、火持ちがよく、良質で、切り口が菊の花のように美しいことから菊炭と呼ばれています。集散地となった池田の名をとって”池田炭”の別名でも知られるこの炭は、室町時代から盛んに焼かれ、銀の精錬用として発展してきました。

  
箕面市下止々呂美で、菊炭の伝統を受け継ぐ農家、中上忠彦さん。
ゴールデンウイークの5月3日、炭焼き窯に、クヌギなどの原木を入れる、いわゆる「窯入れ(かまいれ)」が行われました。

  
ご家族が総出で、原木をリレー形式で運び入れて、立てて並べます。
窯の中は一番高いところは2メートルぐらい。真っ暗です。


  
炭焼き窯の一番奥にある煙突の風穴にむかって、炎が走ってしまえば灰になります。炎が走らないようにビッシリ並べなければなりません。熟練の技です。


  
窯の入り口を土でフタをして、火をつけます。
時間をかけて400度以上に、空気穴を調整しながらもっていきます。

5月22日(月曜日)、ようやく「窯出し」、菊炭の完成です。


(スコップを片手に、窯をあける中上さん)

 
      
菊炭は、しまりがあって、切り口が菊の花のように美しい割れ目があります。


   
箕面では、菊炭を受け継がれているのは中上忠彦さんだけとなっています。
炭として使用するだけでなく、涼味奏でる”観賞用のインテリア小物”などとしても人気があります。
この後、出荷用に加工されて、”箕面の朝市”にも出荷されるそうです。

 

3.子どもたちの未来への投資を!全国農業委員会会長大会が開催
  5月29日(月曜日)、東京・文京シビックホールにおいて平成29年度全国農業委員会会長大会を開催され、全国から市町村農業委員会会長・職員、都道府県農業会議役職員ら約1,800人が参加し、箕面市からも東山磯治 農業委員会会長が出席されました。

(左から、箕面市の東山磯治会長、豊能町の上西会長、豊中市の梶田会長、茨木市の大上会長、能勢町の濱会長、池田市の十川会長)

平成32年北大阪急行線の延伸と新たなまちづくりへの期待が膨らむ中、さまざまな都市機能が集積する都心においてオープンスペースとなる”田畑のみどり”を大切にしたまちづくりを行うことは、都会で暮らす人々に潤いや安らぎをもたらす憩いの場となります。

現在、国においては、「都市緑地等の一部を改正する法律案」が通常国会に提出され、4月28日に成立しています。
生産緑地の関連では、生産緑地地区の面積要件を条例で300㎡まで引き下げが可能になるなど、都市部特有の小規模な田畑でも、より保全されやすい方向での改正が進んでいきます。

大会では、(1)都市農業が持続的に発展できるよう都市農業振興基本法・都市農業振興基本計画に基づいて、都市農業の振興施策・税制を拡充・整備するとともに、都市農地・農業の機能と役割を都市政策の中に明確に位置づけた都市農地保全のための仕組みを構築すること。その際、大きな役割を果たしている相続税納税猶予制度を堅持し、その改善を図ること。(2)都市農地を継続的に保全する観点から、指定から30年を経過した生産緑地の固定資産税について、引き続き軽減措置を講じるとともに、固定資産税の軽減のための地方財政措置を継続すること。など、農業の持続的な発展に向けた政策提案決議が行われました。

大会終了後、豊能地区農業委員会として、地元選出の国会議員に対して、大会で決議した提案事項等について要請を行いました。

 

(原田憲治衆議院議員秘書に要請書を手交する東山会長)

都市農地を保全することは、子どもたちの学校給食に地元の新鮮な農産物を届けるだけでなく、「農業や自然に触れる」「食べ物を大切に育てる」ことを通じて、心を豊かにする情操教育にとっても大切な役割を担っているのかもしれません。

5月22日、桜ヶ丘保育所の園児さんが、箕面市牧落にある農業委員 細井清司さんの野菜畑(そら豆)を体験しました。

みどりの葉が茂る中に、豆のさやがいくつもできていました。
「お豆いっぱいできてるねー」「あっ、てんとうむしやー!」
畑では、自然と誰もが笑顔です。最後は、「そら豆のうた」を大合唱。

そら豆は子どもたちにむいてもらいました。
「豆でっかいなー」「そら豆のベッドふかふかやー!」
ここでも「そら豆のうた」を口ずさみながら、楽しく豆むきができました。


採れたてのやわらかくて立派なそら豆を塩ゆでにして、おやつに食べました。
身近に田畑があるからこそ、味わえる旬の味でもあります。「いっただきまーす!」

次世代のエース、田畑を楽しんでもらえたかなあ・・・
平成27年4月に都市農業振興基本法が制定されて、「農産物の生産」「国土・環境の保全」「良好な景観形成」「農業体験・交流の場」など田畑の持つ多様な機能の発揮が改めて求められています。
箕面市農業委員会では、今後も、政府・国会に対して、都市部の田畑の保全が、子どもたちの未来への投資である認識のもと、政策提案をしてまいります。

 

 

箕面市では、2017年4月1日(土曜日)から2017年7月31日(月曜日)まで、「病気やけが、何かあったら#7119救急安心センターおおさかへ!」を統一キャンペーンとして実施中です。

 


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コメづくり始まる5月、農業を学ぶ体験!

2017年05月10日 | 農業委員会事務局

こんにちは、箕面市農業委員会事務局長 野澤 昌弘です。

若葉が日に輝き、新たな芽が吹き始める ”芽生え(めばえ)”の5月です。

箕面市の北部 止々呂美 ビワ畑では、5月初旬から袋かけが本格化しています。 

 

止々呂美地区のビワ栽培の歴史は古く、延元年間(1336~1340年)に始まったとも言われています。

高さ10メートルほどにもなる樹木に、農家さんは梯子をかけてのぼり、ひとつひとつ手作業で実を袋で覆い、繊細なビワの果実を守ります!

 

長く大きな楕円形の葉、新緑に温かみある褐色が幾重にも重なり広がっています。

箕面の特産品ビワは、「田中」という品種で、肉質が柔らかく、みずみずしい大ぶりの実が特徴です。6月下旬から7月にかけて果実が大きく成長し、出荷されます。

販売は改めてご案内させていただきます!

 

近くでは、田んぼの準備が進み、水が引かれるのを待つばかりです。

春は農家さんにとっては忙しくなりはじめる季節です。

田んぼに水を引く前にトラクターで土を掘り返し耕します。

この耕起で、種まきや植付けに適した土塊の大きさに砕き、収穫後の稲わらをすき込み、土を軟らかくします。

 

 

おコメは八十八の手間がかかるとも言われています。

耕起により十分な作土を確保することは、水稲の根張りの深さを決めることになり、この後の田植えや稲の生育に大きく影響します。八十八・・・その一つ一つがおコメの味に関わってくる大切な作業です。

 

1.コメ作りがはじまる5月。あちこちで農業を学ぶ体験も!

子どもたちにとって、世界は知らないことばかりでできています。

5月2日(火曜日)箕面保育園では、園児たちが、種籾(たねもみ)から出芽させる(いわゆる「育苗」)体験を行いました。

お米(コメ)の種子は、「もみ」と呼ばれ、植物学的にいうと果実(玄米)をもみ殻が包んだ形です。稲の一生のスタートは種もみの発芽から始まります。

種もみが発芽するには、3つの条件が必要です。1つめが水です。種もみの重さの約15%の水を吸うと発芽を始めます。2つめが温度です。いくら水を吸っても、10℃以下の温度では発芽できません。発芽の最適温度は32℃です。3つめが酸素です。水中の酸素がひどく不足すると、発芽は異常になります。小学校の理科で習いますが、農家さんのご協力で目の前で実体験しました。

園児たちによって、種もみが苗床(育苗箱)に均等に撒かれていきます。最後に先生がスコップで軽く土をかぶせていかれました。

苗床にまかれ、覆土された種もみの幼根は土の中へ伸び、幼芽は覆土を貫いて地上に出てきます、出芽です。幼芽や幼根は、もみの中の胚乳の養分を消費しながら生長します。この苗を水田に移植することが”田植え”です。田植えした苗は2~3日すると新しく根が出て、その根が伸び始めて活着(かっちゃく)していくのです。

 

 

2.市民のみなさんも参加できる”田植え体験”を実施します! ~参加希望受付中!~

6月3日(土曜日)白島地区の田んぼで、コメづくり体験を行います。今年は、市民40組の参加を募集しています。

参加費は、1世帯2,000円。毎年、1組あたり3~5㌔のおコメを収穫して持って帰っていただいています。

泥んこになって自分たちで植えたおコメは、味も格別です!

【田植え体験】

日時

63日(土曜日)10時から12時頃

場所

白島2丁目

参加料

12,000

申込締切

524日(水曜日)

 

 

 

 

 

申込み方法は、こちらページをどうぞ!

 

田植体験の場所は、4月29日(祝)に開催された白島レンゲまつりの真ん中にある田んぼです。

 

レンゲ祭りが終わって、5月2日(火曜日)お世話いただけるコメ農家 岡村幸雄さんがレンゲをすき込みながら田んぼを耕されていました。

レンゲの持つ窒素栄養分がそのまま田んぼの地力(養分)になります。

コメづくり体験、是非ご参加くさだい!

 

 

3.平成29年度箕面市農業委員会事業計画が決まりました!

4月13日(木曜日)、農業委員会総会が開催され「平成29年度箕面市農業委員会事業計画」を決定しました。

本年7月には現農業委員の任期(3年)が満了し、新委員へ交代となります。

平成29年度事業計画は、年次の事業計画であるとともに、新体制に“何を引き継ぐ”“何を伝える”のかを示すものと位置づけています。(事業計画はホームページでも公開しています)

   

農業委員会が昨年8月に行った農業者アンケート調査では、「農業後継者がいない」が約32%、「(概ね5年後の)農業経営は離農や縮小を考える」が約25%を占めています。

箕面の農業を支える高齢農家の皆さんの将来への不安・悩みを、同じ農業に関わる農業委員が、早期に把握して適切なアドバイスを行い、また、実行組合や近隣農家など ”地域で支え合う中へ”橋渡しをしていくことが重要です。

課題の早期発見、そして早期の的確な対応!

そのために、農業委員の農地パトロール活動をはじめ日常的な地域内での活動を今年も委員会活動の根幹としていきます。

 

(5月8日(月曜日)、市内農地の状況を見て回る農業委員の皆さん。上写真は白島地区、下写真は奥地区。)

 

新体制移行まであと3か月、地区毎の課題をきちんと整理し後進へ引き継ぐ、継続性と信頼、期待される農業委員会活動をめざします。

  ・平成29年度 箕面市農業委員会事業計画

  ・平成28年度 箕面市農業委員会事業報告

 

4.箕面東高校16歳の農業実習生! がんばる!

箕面市農業公社では、大阪府立箕面東高等学校から29年度前期デュアル実習(職業体験)の受入を行っています。

4月25日から8月29日までの期間で毎週火曜日に農業を学びに来られるのは、高校2年生16歳 名賀 菜々子(みょうが ななこ)さん。

(写真右が名賀さん。左が公社職員長谷川さん)

「おばあちゃんの田舎は山梨県で、梨(果樹)や大根を育てていました。農業に興味があって、将来は自分も農業関係の仕事に就きたいです。畑で体を動かすことは、とても好きです!」

 

5月9日(火曜日) 外院地区で学校給食に出荷する新玉ねぎの収穫です。

名賀さんに感想を尋ねると、「畑は想像していたとおり、いつも面白いです! 玉ねぎは、手でひっこ抜くんだあ・・・知らなかった!」と話されてました。

名賀さん、夏にむかって暑くなりますが、体調管理しながら、頑張ってください!

 

さて、箕面市農業公社では、5月8日(月曜日)から(早生)玉ねぎの収穫をはじめています。学校給食でも、5月から市内農家さんからも、箕面産玉ねぎの入荷がはじまり、6月・7月は全量が箕面産になるほどです!

身近で穫れた甘い玉ねぎです!

 

 

箕面市農業公社では、玉ねぎの収穫を体験したい方を募集しています。

「収穫ということを味わいたい方」、「農業というものを体全体で感じてみたい方」、「応援したいという方」、農業委員会事務局農業振興課までお問い合わせください!

農業公社の体験募集は、こちらのページをどうぞ!


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授かる春。朝市も バーベキューも レンゲ祭りも 開幕!

2017年04月10日 | 農業委員会事務局

こんにちは。農業委員会事務局長 野澤昌弘です。
春の桜が見頃をむかえ、箕面の畑も新緑、豆(マメ)の白い花も咲きはじめています。
4月は、朝市や学校給食にも旬の味覚 さやいんげん や えんどうまめ がお目見えします!

 

箕面では、
毎春、”土から芽が出て、花を咲かせる”という、畑の一刻一刻にも、
季節が今年もまた巡ってきてくれたこと。そして、
恵みの作物を授けてくださることを、感じとれます。

 

1.朝市も春のにぎわい

止々呂美ふれあい朝市(箕面市上止々呂美内信寺北約50メートル)も、冬季休業をあけて、3月19日(日曜日)から営業を再開しています。

 

箕面グリーンロード(箕面有料トンネル)を止々呂美インターで下りると、風景は大阪都心とは一変、温かく穏やかな春の田園が広がります。国道423号を亀岡方面へ車で5分ほどで朝市の看板が見えてきます。
毎週日曜日に開催される朝市では、今は、ほうれんそうやブロッコリー、菜花、特産品しいたけ、山菜やタケノコなど春野菜がならびます。
旬の野菜は、食感よくシャキシャキ感は抜群です。

【開催場所】箕面市上止々呂美内信寺北約50メートル
(池田から亀岡方面へ 国道423号線沿い)
【開催日】 毎週日曜日
【開催時間】午前8時から正午
【開催期間】平成29(2017)年は3月19日(日曜日)~12月24日(日曜日)まで。
12月25日からは冬季休業期間です。

 


(国道423号線、この看板が目印です。駐車場もあります。)

(毎月、いろんな季節のイベントが催されます)

 

 

 

 

 

(止々呂美地区での原木しいたけ栽培の様子です)

箕面の朝市は市ホームページでも紹介しています。


2.バーベキュー・川遊び

4月から11月は、とどろみ朝市横の余野川にて、渓流釣り(ニジマス・アマゴ・イワナ)、バーベキュー、川遊びも楽しめます。
(主催:止々呂美漁業協同組合 電話 072-739-1844(営業日))
毎週土・日曜日、祝日の朝8時~夕方4時30分まで開催されています。(雨天時利用不可)

 
3.4月29日(祝)は、石丸レンゲ祭り!

箕面市石丸地区では、毎週日・水・金曜日に石丸朝市が開催されています。
(開催場所)箕面市石丸(萱野東小会館西約100メートル)
(販売日時)毎週日・水・金曜日 午前8時から正午
(販売品目)野菜、果物、花卉など


のどかな原風景の水田が広がる石丸地区は、毎年、田植えが始まる前の4月に、農家さんがジュータンを敷き詰めたようなピンク色に染まった田んぼを無料開放され、レンゲ祭りが行われます。
今年で第20回目をむかえる石丸レンゲ祭りは、4月29日(祝日:土曜日)に開催されます(主催:石丸れんげ同好会)
地元野菜の販売や野だて、やきとりなど出店で、春の一日をのんびり過ごせます。


ご家族で、お友達同士で、お弁当を作ったりしながら、どうですか。
石丸レンゲ祭り会場となる田んぼは、みのおキューズモールから、東へ歩いて10分!
千里中央より阪急バス⑪「石丸」下車、南へ100mです。


4.学校給食も、箕面産 春野菜でスタートです!

学校も新年度を迎え、給食は 今週12日(水曜日)から始まります。(小学1年生は4月26日からです)

学校給食は、栄養のバランスがとれた食事を友達や先生と一緒に食べるという心のふれあいの中で、子どもたちの健康や体位の向上を図ろうとするものです。また、子どもたちに食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものです。

今年度も、箕面の農家さんから新鮮な春野菜をふんだんに出荷していただけます!
箕面のコメ・野菜をたっぷり使った”美味しい箕面産学校給食”を楽しみにしていてください。

(「4月は、ほうれんそう!」と出荷を楽しみにされている新稲の稲垣恵一さん。)

 

 

 

箕面市では、2017年4月1日(土曜日)から2017年7月31日(月曜日)まで、「病気やけが、何かあったら♯7119救急安心センターおおさかへ!」を統一キャンペーンとして実施中です。


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