自由空間

喘息などに効果のある呼吸法を紹介していましたが、自然環境や世の中の激変で、さまざまな話を自由にしていく事にしました。

本来の場所に戻す大切さー加筆あり

2014-06-30 21:27:54 | Weblog
今日、呼吸法を受講した方が「口呼吸の方が楽だ・・・」と仰っていました。

長く口呼吸を習慣にされていますと、習慣化した癖を元に戻すのは大変な努力が必要になります。

口呼吸を日常的にするのは、人間だけです。他の哺乳類は、死に際に口呼吸をします。

(犬は激しく疾走した時など体温、発汗調整を舌で行う関係上、口呼吸をします)


本来は、幼い時から鼻呼吸を自然にしている事が正常で在り、望ましい事です。

常に口呼吸をしていると、口の周りの筋肉が緩み、歯列不正、不整合や受け口などの症状を誘発しやすくなります。

何故、歯列不正、不整合や受け口などの歯や、顔の骨格に不都合が出るのでしょうか?

話は鼻呼吸から別の話に飛びます。

知り合いの子供は、股関節形成不全で生まれました。先生からはこんな酷いの見たことない!、歩けないよ・・・とまで言われたそうです。

足の太もも(大腿骨)の上端の丸い骨が無い、頭が骨盤のくぼみ(寛骨臼)は、板の様でした。

受け側も、ハマる側も未発達だたのです。

股関節形成不全、いわゆる脱臼は、日本人とアフリカ人に発症が多いようです。整形外科の先生が仰っておりました。

現在は、オムツの変化から、激減しているそうです。

股関節の形成不全も、10か月~5歳の幼い間に(大腿骨)と(寛骨臼)を所定の正しい位置に合わせて刺激を与えると、

骨のスイッチが入り、骨の形成が誘発されます。知り合いの子も見る見る、窪みが出来はじめました。

凄く興味深い現象で、レントゲンを見るたびに変化したことに驚いたと話していました。


歯も同じ原理です。幼い時期に口をポカンと開け、上顎と下あごが合さらない、習慣的な口呼吸は、あごの骨、歯の上下の

正しい発育に、多大な影響を与えます。正常な状態にもどす事が大切です。

鼻呼吸が早ければ早いほど、歯列不正、不整合や受け口は無くなります。


股関節の形成不全等の場合、10か月~5歳ぐらいの幼い間に、有るべき所定の場所に骨を戻すと良い。

顎の骨の場合、顔の骨の形成は60パーセントまで生後4年で出来上がり、90%までは12歳ごろまでに出来上がり、

下あごは18歳ごろまで成長は続きます。ゆえには、鼻呼吸とそれに伴う舌の位置が重要になります。