無精髭

無精者の日記です

浪江・山林火災 発生から8日目に「鎮圧」

2017-05-08 10:09:45 | 日記

浪江・山林火災 発生から8日目に「鎮圧」

 

 連日、私の家では今日も朝5時前後に重低音の自衛隊ヘリのエンジン音が響き渡っています。
浪江町の山林火災の消火活動に向かっているようです。

 4月29日に発生した火災はやっと鎮火に向かったようです。火災現場は居住制限地区でいまだに4~10μSVほどの高線量地域のため消火活動にも大変な困難を伴ったようです。50ヘクタール以上の山林が焼失したためかなりの量のセシウムが再拡散したことは間違いありません。セシウムは680℃で気化し放射性プルームとなって煙とともに拡散していきます。「周辺の空間線量に大きな変化はない」というだけでは不十分でしょう。

 県のデータによると確かに周辺のモニタリングデータはジワリと上昇傾向を示しているものの大きな変化は見えませんが、もともとが高線量なので目に見えるような変化が出るためには相当量の放射線の増加が必要だからです。大気中粉塵の方は最大5倍ほどのデータも一部地区ではでています。

 被災者の本格的な帰還が始められている今日、こういった放射能再拡散につながる災害対策を早急に準備することが求められます。これからは燃えた灰が風雨によって徐々に流域に拡散されます。これらの調査検討も必要です。

 追加 5/14

 山火事は5月8日に鎮火という記事がありましたが実際は10日になってやっと鎮火したようです。しかし鎮火後の11日には現場の東方に位置する石熊公民館で「大気浮遊塵」の値が通常の30倍の15.55mBq/㎥を観測しました。

 また福島県が発表している石熊公民館のモニタリングポストのデータが火災発生当初と6~8日付近で「調整中」として欠損しています(上記県のデータリンクから参照してください)。異常データが観測されたので調整した??? 気象庁の過去データからこの期間の風向きを見ると「西風」です。 30倍の浮遊塵のデータが観測された11日も西風でした。偶然の一致であることを祈るばかりです。

    上記福島県データから引用

 

 


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