バスターミナルなブログ

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伊予鉄道 松山観光港リムジンバス

2017年04月21日 | バス旅
2016年6月の伊予鉄道リムジンバス乗車記です。



『待ち人 来たらず』

今、おみくじを引いたならば、神様は間違いなくこの文字を出すでしょう。

そんな思いで道後温泉(愛媛県)のバスターミナルにたたずんでいました。待ち人とは、もちろんバス。私が狙っているのは、日野のブルーリボン観光型(RU60/63系)です。全国各地で見る事が出来たRU60/63系のブルーリボンも、気が付いた時には台数を減らし、貴重なバスになりました。

伊予鉄道なら、まだ乗れるはず。そう期待して夜行バスで愛媛へ向かうも「リムジンに入るのは予備を含めて数台しか残ってないのでは?」という知人の情報に困惑。覚悟を決めて松山に到着しました。最初は松山駅で空港リムジンを狙うも結果は撃沈。そこで路面電車で道後温泉へと向かいました。ところが、道後温泉駅まで残り数停留所のところで、青色のリムジンカラーをした松山空港行きのRU637とすれ違うではありませんか。

「(うーん、ここですれ違うか…)」

意気消沈しながら道後温泉駅に到着。それでも30分ほど張っていると、念願のRU637が姿を現しました。しかも伊予鉄の旧高速/観光カラーです。

「(よしっ!)」

しかし、これはぬか喜びに終わります。松山観光港からの乗客を降ろすと、バスの行先表示は、無情にも「回送」に変更。



そして入庫へ(涙)

「(・・・そういえば、「予備を含めて数台」って言ってなかったっけ(^^;))」

2台のRU637を逃してしまいました。運の悪さを嘆くばかり。こうなりゃヤケです。とことん付き合いましょう。そのうち、さっきの青色リムジンが戻ってくるでしょうから。



という訳で、時間をつぶすために道後温泉本館へ。

入浴してお茶とお菓子を楽しんだり、、、



ポカポカ気分で街を散策したりと、完全に観光モード。



しかし、バスターミナルに戻ると、この現実。

やって来るのは、青色やオレンジ色のセレガ、セレガRばかり。

「(まいったな・・・)」



実は、ブルーリボンの観光型に乗りたい理由には、伏線がありました。

5年前の2011年に、一ノ関駅で岩手急行バスのブルーリボンに乗り損ねているのです。列車で駅に着いたのが、バス発車の数分前だったこともあり、慌ただしさからバスを1台見送ってしまいました。(そもそも、間に合わない可能性を考慮して1つ後の便に乗車するつもりでした)

「(ブルーリボンの高速バスなら、そのうちまた乗れるだろう)」

この考えが甘かった。当時もそれなりに貴重なバスだったのに、逃してしまったのです。

あれから、5年経過していますが、ブルーリボンの観光型には当たっていません。この後悔を、今までずっと引きずっていました。



そして、待つこと約2時間。やっと来てくれました。

先程、回送入庫したRU637が、再び出庫してきたのです。

伊予鉄道 松山観光港リムジンバス
道後温泉駅前 13時26分発




『待ち人 来たる』

旧タイプの日野ウイングマークが輝いていました。



念願の車内へ。



道後温泉駅前での乗客は私一人。ドアが閉まり、発車しました。

1Aの座席に座ると、空調用のサブエンジンが始動を始め、ブルブルと震えるような振動が継続して伝わってきました。新しいバスでは味わえない醍醐味です。



繁華街の大街道から乗客が増え始め、JR松山駅前まで来ると、そこそこ座席が埋まりました。



JR松山駅前を発車すると、松山観光港までノンストップ。郊外の道を淡々と走ります。



目的地の松山観光港に接近。2004年に開通した高浜トンネルへ入りました。

こう配もあるのでしょうか。歴史を刻んだRU637とは不釣り合いな、真新しいトンネルを一生懸命に走る姿が印象に残りました。



道後温泉駅前から約40分で終点の松山観光港に到着。

ブルーリボン観光型に乗車という5年越しの願いが叶いました。



最後に、終点で撮らせて頂いたドア横の「銘板」です。

製造年は昭和63年(1988年)と刻印されていました。なんと昭和生まれの28年選手です。

伊予鉄道もバスの代替が進み、今回のようにRU637に乗車するためには、網を張る必要や、運も必要になりますが、それだけの価値がある車両だと思います。乗りたいバスに乗れる事は、バスファンにとってこの上ない幸せ。諦めずに待って良かったです。

<撮影2016年6月>
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7 コメント

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4年まえに乗れました (あずさ)
2017-04-22 09:17:46
4年まえに松山観光港に行ったときに旧型ブルーリボンに当たりました。
座席がしっかりしていたのとエンジンも元気で短い時間でしたが楽しめました。

旧型車の期待ができるのはほかには宮崎交通位でしょうか。
まだ現役なんですね~ (たびあそびにん)
2017-04-23 12:57:29
いつも綺麗なバス写真を拝見させていただいています。
ブルーリボンRU637・・・高校時代の遠足で当時最新車種のこの車体(東武バスでしたが)に乗り、友人と共にガイドさん・バスを一緒に写真を撮ったのを思い出しました。
あれから30年弱・・・40代も半ばのオッサンになりました。
1点、訂正をお願いします。
反映されてない間にほかの皆さんのご指摘があるかもしれませんが・・・18年選手ではなく28年選手ですよね?
またお邪魔させていただきます。
こんばんは。 (雲羽百三)
2017-04-23 21:38:32
 努力が実って良かったですね。
 まるで自分のことのように嬉しいです。
 一般の人達からしてみれば、ただのオンボロバスなのでしょうが、私達バスファンから見ればレアモンスターのようなものですからね。
 この辺りは、鉄オタの皆様方が1編成しか残らなくなった旧型車両に当たる為に網を張るのとよく似ていますね。

 因みに写真にあった伊予鉄道軌道線5系統「JR松山駅前」行きの2000系を見て、“電車でGO!旅情編”を思い出してしまいました。
RU637 (バスターミナルなブログ管理人)
2017-04-23 21:44:10
>あずささま
検索かけると、伊予鉄道のRU637は今も現役のようで、ちょくちょくひっかかりますが、やっぱり運次第のようです。宮崎交通も同世代が現役でしたっけ。行きたいです。

>たびあそびにんさま
こちらこそありがとうございます(^^)現行セレガも登場から12年ですし、初代のセレガを見かける機会も減ったように感じます。電車と違ってバスは代替が早いですね。

追伸:訂正ありがとうございます。直しておきました。(助かりました)
RU637 (バスターミナルなブログ管理人)
2017-04-23 21:47:51
>雲羽百三さま
ありがとうございます。途中からはやけくそでした(笑)鉄道と違って目撃情報が少ないのでバスは苦労します。その分、見つけた時の喜びもひとしおです。

そういえば、電車でGOに伊予鉄道ありましたね。
Wikipediaより (ももいわそう)
2017-04-24 15:30:04
東日本急行と岩手急行バスは宮城県や岩手県の沿線のバス事業者の出資をもとに作られたバス事業者でもあり、何らかの形で協定を結んでいるものと推測します。仙台発の東日本急行と岩手急行の高速バスは東北新幹線の速達性に伍して、運賃が新幹線の約2/3で行けることも手伝い利用率も堅調に推移している模様です。仙台市内の金券ショップでも回数券のバラ売りが東北新幹線むけだけでなく、東北各地に行く高速バスのチケットを販売しているケースもあります。
5〜6年くらい前にくりこま高原駅からレンタカー使用の機会を得ましたが仙台の中心部に宿をとっていたこともあり、仙台駅に行くよりも最寄りのくりこま高原駅に行くバス停が近いこともあり高速バスで行くことに。仙台発朝下りの初便にて空席多数も、上り便は混んでいました。
車両は盛岡線「アーバン」号と栗原地域(金成や佐沼など)・一関線と共通運用を組んでいる模様、岩手急行バスを含めて日野といすゞを採用していてときたま貸切車両が一関線などに運用されることもあります。
岩手急行 (バスターミナルなブログ管理人)
2017-04-24 21:11:36
>ももいわそうさま
一時期は貸切専業だった岩手急行ですが、一ノ関線に参入して東日本急行と共同になりました。同じように合弁会社から始まったバス事業者なので、つながりもあるのかもしれませんね。数は少ないものの東日本急行にはエアロエースもいるようで、見かけました。でもイメージは日野の会社です。

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