(2007/Cargo Records ◎2007/Bounty XQAN-1036/Japan)
何て刹那いアルバムなんだろう・・・。ヘヴィ・メタルを聴き始めたきっかけがNWOBHMであり、IRON MAIDEN だっただけに、その1stや2ndは何度聴いたかわからず、これらはもう自分と切り離すことが出来ない細胞の一部とすらなっているような気がするんです。若いファンにとってはブルースが馴染み深いのでしょうが、自分にとっての IRON MAIDEN とはポール時代であり、特に1stだったんです。それだけにそのポールが IRON MAIDEN 時代の曲をセルフ・カヴァーしたこのアルバムを聴くと、胸が締めつけられてしまうんです。声はポールですが年を経た分、当然ながらオリジナルのアルバムの声とは変わっています。なぜ今さらセルフ・カヴァーなのかを問い、そして現在の IRON MAIDEN とポールを対比すると、どうしても刹那くなってしまうんです。だからいつの日にか、もっと普通にこのアルバムを楽しめる日が来るまで封印しよう。ギターのビル・リースギャングは元 XERO のメンバー。
1. Wrathchild
2. Strange World
3. Charlotte The Harlot
4. Killers
5. Prowler
6. Murders In The Rue Morgue
7. Running Free
8. Remember Tomorrow
9. Phantom Of The Opera
10. Sanctuary
11. Women In Uniform
12. Iron Maiden
BONUS TRACK FOR JAPAN
13. Serrching For You
Paul DiAnno: Vocals
Mikael Fassberg, Carlo Micheletti, Staffan Osterlind, Antonie Amante, Lea Hart and Bill Liesgang: Guitars
Matteo Panzavolta and Andreas Grufstedt: Bass Guitars
Gianluca, Johan Helgesson and Pete Jupp: Drums
Produced by Lea Hart