（1980/EMI EMC3318/UK ◎1980/Toshiba EMI EMS-81317/Japan）
（◎2000/Ponycanyon POCY-01453/Japan）
1. IRON MAIDEN Sanctuary
2. SLEDGEHAMMER Sledgehammer
3. E.F.BAND Fighting For Rock And Roll
4. TOAD THE WET SPROCKET Blues In A
5. PRAYING MANTIS Captured City
6. ETHEL THE FROG Fight Back
7. ANGEL WITCH Baphomet
8. IRON MAIDEN Wrathchild
9. SAMSON Tomorrow Or Yesterday
10. NUTZ Bootliggers
NWOBHMを代表するバンドが一同に会した感のある、NWOBHM最初期コンピレーション・アルバム群中で最も重要なものと言っても過言ではないこのアルバムは、当時、『ヘヴィ・メタルへの招待』というタイトルで国内盤LPも発売されました。"New Electric Warriors"や"Roksnax"といった1980年に発売された他のNWOBHMコンピレーション盤とともに、後のコンピレーション・ブームを引き起こす先駆けとなったアルバムで、EMIもこのvol.2、そしてさらにはvol.3にあたる4曲入り12"EP "MUTHAS PRIDE"（1980/EMI 12 EMI 5074/UK）を制作しました。収録曲を見ればわかるとおり、IRON MAIDEN だけが2曲収録されており、別格扱いだったことがわかります。2曲とも曲の完成度の高さが、その判断に誤りがなかったことを物語っています。ベテラン・バンドによる⑩以外はどの曲も若いヘヴィ・メタル・バンドによる勢いとオリジナリティに溢れ（⑩も楽曲はいいです）、まさにハード・ロックがヘヴィ・メタルへと移行した瞬間を的確に捉えています。曲間における緩急の変化が見事で、 個人的に ANGEL WITCH の最高傑作曲として挙げたい⑦、バラード調から一転ドラマチックな起伏を持つ SAMSON の⑨を推します♪
なおこのオリジナル盤に忠実なCD化の前に、IRON MAIDEN の2曲をカットして、その代わりに WILD HORSESを1曲とシリーズのvol.2から DARK STAR、XERO、WHITE SPIRIT、CHEVY、TRESPASSをそれぞれ1曲ずつ収録した徳用盤（？）ともいえる『ハード・ロック教典 ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル編』（◎1989/Toshiba EMI TOCP-6092/Japan）というタイトルのCDが発売されたことがあります。
