TURRIS BABEL Ⅱ

仕事は遊び、遊びは仕事

ハリポタの訳者が脱税したそうな

2006-07-26 23:04:49 | 雑感
ハリーポッターを訳していた方が国税局から申告漏れを指摘されたそうな。

35億円申告漏れ 「ハリポタ」翻訳者・松岡さん

国内居住認定
 世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの邦訳を手掛けた翻訳家、松岡佑子さん(62)が東京国税局の税務調査を受け、平成16年までの3年間に約35億円の申告漏れを指摘されていたことが26日、分かった。
 松岡さんはスイスに居住しているとして、日本での確定申告をしていなかったが、国税局から実質的に国内居住者と認定された。追徴税額は過少申告加算税を含め約7億円に上るという。
 松岡さんは課税処分を不服として異議を申し立て、スイス居住を認めてもらうために日本とスイスの両国間の相互協議を申し立てたとみられる。
 関係者によると、松岡さんは、ハリーポッターシリーズを邦訳し日本で出版する権利を持つ出版社「静山社」の社長で、同社から翻訳料を得ている。松岡さんは13年に東京都内からスイスに移住したため、同社が「国内居住者ではない」として、翻訳料の20%を源泉徴収して納税していた。
 しかし、国税局は松岡さんが頻繁に帰国しており、実質的な居住地は国内と認定。源泉徴収では足りない分について、追徴課税したとみられる。
(産経新聞) - 7月26日15時31分更新

 ニュースでは阪神電鉄株で話題となった村上さんや武富士の長男といった人々も税金逃れのためにシンガポールや香港に居住地を移していたことが問題となって、同じように申告漏れを認定されたそうな。

税法や国際租税法はよくわからないのだが、しかし何かの本によれば一番良い課税方式は所得が多いものへの課税を低くするのが一番良い所得税の税率だったような。お金持ちの方が税率は少なくても良いというこの主張。この考えは興味深い。

自らの労働(今は頭脳労働かもしれない)で得た所得をどうして国にがっぽり持っていかれて、それを喜ばしいと思うのか?

また、そうした税金が不透明に使われているらしい、という一般的風潮やその問題についてあまり政治問題化しない状態のイメージが固定化した中で、税率の高い国に収めることが果たして満足できる選択肢になるとでも言うのか?

みんなが払っているから払わねばならないとか、商売をしているのならばみんなから頂いた金をお国に返す、という考え方もあるだろうが・・・

単純な金持ち批判はどうも何かおかしいと思う・・・

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