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奥瀬英三の油絵

2014-09-09 18:35:22 | 古いもの


夕暮れどきの江ノ島風景。人影もまばらです。
何故かしみじみとくるよい絵です。
これは1948(昭和23)年の作。
奥瀬(1891-1975)は、三重県伊賀の生まれ。
1931年以降は、浦和にアトリエを構えました。
この絵が描かれたのは、戦後3年目の年。
多くの画家とともに戦争画に動員された奥瀬にとって、
苦渋の時だったのかもしれません。
この絵には、彼の持ち味であるおおらかさはありません。
沈んだ色調で、一種内省的な絵に見えてくるのです。

 (絵38×45センチ、額58×66センチ)
  <売約済みになりました>
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