buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

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外国人看護士・介護福祉士の帰国

2010年07月11日 | 授業
日本の看護士不足は深刻だ。
父や母が入院した時、看護士さんたちの激務ぶりを目の当たりにしている。
また、最近のテレビドラマでも医療関係者のとんでもない勤務実態が取り上げられた。

医療現場の労働環境がよくなるといいな、と、はたから見ていても強く感じている。

<外国人看護士招聘のはじまり>
マスコミでかなり以前から話題になっていたが、
外国から看護士を招き、日本の各病院で働いてもらおう、という試み(準備)が
2004年から始まった。
中でもフィリピンは看護士受け入れを積極的に日本政府に働きかけて来たという。
フィリピンは英語圏で看護士不足に悩むアメリカやイギリスに多くの看護士を派遣してきた
実績がある。
フィリピンでは高額な給料を保証される日本での看護士資格は
『ジャパニーズドリーム』の第1歩と呼ばれているそうだ。
だから日本に行ってみたいと思っている看護士はかなりの数にのぼるといわれている。

<研修の過程>
派遣の過程は次のようになっている。
まず、フィリピン人看護士は母国で若干の予備教育を受け、

日本に入国後まずは6ヶ月の日本語研修を受ける。
その後、病院や施設で看護助手などの単純な仕事をしながら研修を積み、
3年以内に日本の看護士試験を受け、合格しなければならない。
(合格しないと帰国となる)

<成果>
2008年に始まったこの事業ではこれまで370名が来日し、
初回の試験となった昨年は82名が受験したそうだが、
合格者は0。
今年は254人が受験、3名の合格者が出たそうだ。
合格率1、2%の狭き狭き門だ。

<問題点>
このような現状に失望し、日本での資格取得をあきらめ、帰国する人も出ているそうだ。
まず、彼らにとっての乗り越えなければならない大きな壁は日本語の習得である。
日本語はそんなに簡単にマスターできるものではない。
特に医療関係の用語は複雑な上、日本人の病人にも接するときにはデリケートな
コミュニケーション能力も必要となって来る。
専門用語は外来語が多くとも、やはり外来語は英語ではなく日本語だ。
漢字を使った医療用語も難解なものがたくさんある。
しかも研修(労働)をしながらの日本語と看護士資格の受験勉強は相当きついはずである。

<提案>
外国人看護士を招聘するために、これまで多額の資金が費やされた。

もし、本当に外国人看護士が必要なら、(個人的な意見だが)
高校を卒業した外国人を選抜し、日本で日本語研修を受けさせ、
日本人と同じように看護学校へ入学させ、看護士資格を取らせるのはどうだろうか。
もちろん、奨学金を与え、日本人と同じように就労後、少しずつ返済、という形を
とってもいい。
少なくとも4年以上の時間がかかるが、日本語をしっかりマスターして
看護学校に通っていれば、1、2%の合格率、なんてことはないように思う。

<私的感想>
実は私の知人が勤める日本語学校では,外国人看護士の日本語研修を請け負った。
日本語学校にとっても、研修費が入るので、悪い条件ではない。
しかし、ここまで合格率が低いと、やっぱり研修を請け負った方でもあまり気持ちのよい
結果ではないだろうな~、と思う。

帰国の道を選んだ人たちは、どんな気持ちなのかな?
みんな最初はやる気を持って、夢を膨らませて日本に来たはずだと思う。
在日外国人のキャリアデザインに興味を持っている私としては、
ちょっと残念なできごとだ。
かれらのキャリアをうまく活用できれば、日本の医療現場の環境改善にも
結びついていくに違いないのだが、、、。

看護士不足は深刻だ。外国人看護士がいてもまったくおかしくはない。
ただ、その準備,教育は更なる改善と工夫が必要だと思う。

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今日はちょっとまじめに書いてしまいました。
ブログ開設3年目で初めてかもしれません。







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