風の向くまま 気の向くまま

その名の通り、日々思いついたことをそのまま書き連ねたブログです。

チャレンジ

2010-03-31 03:07:20 | 時事問題
オタキングこと岡田斗司夫氏が「オタキングex」なる会社を始めるそうだ。新しいビジネスモデルと言っていいかもしれない。

希望すれば誰でも社員になれる。ただし給料がもらえるわけではない。それどころか月に1万、年に12万を給料として社長に支払わなければならない。
目標とする詳しい活動内容は氏のブログを参照いただきたいが、私はこの宣言を聞いて、そのチャレンジ精神にある種の爽快感を抱いた。
(※詳しくは以下を参照)
http://putikuri.way-nifty.com/blog/2010/03/free-3e97.html

21世紀を迎えた今、個の国は言いようのない閉塞感に支配されている。それはリーマンショックによる経済不況のせいなのか、莫大な赤字国債のせいなのか、それとも少子化をはじめとする未来への漠然とした不安感なのか、それとも地球規模の環境破壊のせいなのか…。
かくいう私も一個人レベルで閉塞感に支配されている。生活は一向に向上しないし、向上するキッカケすら見えはしない。もちろん社会のせいだけにしているわけではない。自らの怠惰という問題も自覚しているのだが…。それはさておき。

氏が提唱するシステムは成功するかどうかもわからない。さらにそのシステムは「貨幣経済から評価経済への転換」を謳っているように、これまでの常識を越えた未知のものであり、やすやすと社会に受け容れられないどころか、今後多くの議論を巻き起こし、多くの批判を受けるだろう。
こうしてブログの話題にしている私も、このシステムを全て理解しているわけではないし、また理解したとしても参加することはないだろう。

しかしこうした無謀とも言える試みは、漠然とした閉塞感を突き破ってくれる可能性と期待を感じさせてくれる。私が評価するのはまさしくその点である。

政治家もジャーナリストも実業家も学者も、あらゆる手立てでこうした閉塞感を突き破ろうとしているが、結局のところ現実的な、違う言い方をすれば目新しくない現行システムの「改良」にとどまっている。そして私は、おそらくは「改良」では何も変わらない気がしている。

そうではなく個の力をテコにして、集団の力で壁をぶち破る、このシステムにはそんな可能性を垣間見た。
バカにされようと非難されようとスケープゴートになろうとも、多少のことは恐れずチャレンジすることこそ今の時代には何よりも必要であり、また評価されるべきである。

備忘録の代わりに。

2010-03-15 23:28:57 | 時事問題
普天間移設問題。
もし沖縄以外の全ての自治体が移設を拒むというなら…。
それはもう日本国として、日本国民の総意として在日米軍に出て行ってもらうしかないんでないかい?
とりあえず普天間の部隊だけでも。
そして当然ながら日米安保も見直し。
これ以上、沖縄だけに負担を押しつけるわけには行くまい。

「それではいかん。抑止力が損なわれる。」
と言う政治家は、自分の地元に移設されても文句は言わないのだろうか。
例えば鳥取とか。
それとも今まで通り沖縄で、と言うつもりなのだろうか(言ってるけど)。

先日、私は県外移設がベターではないかと述べたが、もし県外移設または国外移設を本気で検討しようとするなら、5月までに決定できなくても政府および首相の責任を云々しようとは思わない。
どこぞの政党の総裁のように5月までに決定できなければ退陣せよなどとは言わない。
時間はかかってもいいから沖縄のみに負担を強いることのない結論を導き出して欲しい。

龍馬が空から笑っちょる。

2010-03-15 18:00:49 | 時事問題
鳩山邦夫氏が坂本龍馬をやりたいと言って自民党を離党したようだが、自民党が江戸幕府である以上、どう考えても勤王派ではなく佐幕派でしょう。
鳩山邦夫、与謝野、舛添各氏はせいぜいが新撰組。時勢を読めずに改革派の勤王の志士を斬りまくっているだけ。鳩山邦夫は龍馬どころか芹沢鴨がいいところ。あっちで捨てられこっちで捨てられ。
自覚がないのは悲しい…。

さて鳩山由紀夫はどうか。貴族的という意味では松平春嶽か三条実美か。小沢一郎は剛腕ぶりから察すれば岩倉具視、菅直人は桂小五郎か。
残念ながら勝、龍馬、西郷、高杉はいないように思う。天才はなかなか出現しないものだ。あるいは後世にならないとそれとはわからないものなのだろう。

自民党を佐幕派、民主党を勤王派になぞらえているので極めて主観的である点はご勘弁を。


県内移設批判とマスコミの対応

2010-03-09 08:45:59 | 時事問題
普天間問題でマスコミは政府与党の県内移設案に批判はするが、ではどうすべきかについては言及しない。何とも無責任に見える。

マスコミが県内移設に反対であるなら「沖縄以外の皆さん、もし基地が来るとこになっても我慢しましょうね。」と言うべきではないのか。
さらに国内移設すら反対するなら「日米安保を根本から議論しなおして、在日米軍には撤退してもらいましょうね。そのときのリスクも考慮しつつ。」と言うべきではないのか。

それもせずに県内移設案が持ち上がるとマニフェスト違反だと批判し、長崎案が出れば地元が反対していて現実味がないといい、グアム案が出れば抑止力はどうするんだと言い、まさにああ言えばこう言う状態。

確かに鳩山政権の対応は何ともやきもきする。しかし結論はまだ出ていないのだ。マスコミは官房長官はじめ閣僚の発言をもとに推測で批判しているに過ぎない。

私個人の意見としては、何らかの見返りを付けた上で長崎に頭を下げてお願いするのがベストではないかと思う。海兵隊の性格上、佐世保に近いことが合理的であると考えるからだ。
しかし、仮にそうだとしても恒久的にと言うのではなく、10年ごとにさらなる移設先を再検討するとか、在日米軍そのものの撤退を議論することを担保するとか、さらに条件を付けるべきであろうと思う。

もちろん現地の方に苦労を強いることになるが、その分、何らかの税金を課してでも、移設先以外の国民全体が、等しく問題意識と負担を共有すべきだと思う。
自ら何ものも負担する覚悟無しに、批判ばかりするのは卑怯だとしか思えない。よその国の話ではない。自分たちの国の話なのだ。



パック・イン・ジャーナルを見て思ったこと。

2010-03-06 13:46:12 | 時事問題
毎週視聴している朝日ニュースター「パック・イン・ジャーナル」を見た。
普天間問題についての感想を簡単に。

パネリスト達は、鳩山首相は県外国外移設を唱えながら、結果的にキャンプ・シュワブ陸上案などに決定したら民主党は瓦解する、と。そして沖縄で大きな反発が起きるだろう、と。
ふむ。かも知れない。

一方で鳩山首相は「沖縄の皆さんが納得するような解決方法を」とも言っている。実は何かうまい解決策を持っているのではないか、と。
ふむ。私も可能性は低いがそうしたこともあるのではないかと思っている。しかしこれは未だ先行き不透明。何とも言えない。

そしてキャンプ・シュワブ陸上案に落ち着いたら夏の参議院選挙では勝てないだろう、と。
ふむ。これはまず間違いのないところか。

そして思った。
果たして、明らかに選挙で負けるような結論を、小沢一郎が許すだろうか。彼は参議院選挙での勝利を最終目標に置いているはずだ。それをみすみす負けるような展開を座して待つだろうか。

とにかく普天間問題は、メディアでもネットでも、まだ結論が出ていないのに既に出たかのような仮定で話している。そのことにどれだけの意味があるのか。
また移転先は話題に上れば潰れる可能性が高い。戦略から言えば隠し球は最後まで見せないのが上策というものだろう。

ほかに、沖縄の海兵隊だけでなく、アメリカ本土からの軍の引っ越し費用まで日本が持つそうだが、実はこれが海外移転や国内基地への統合を担保しているのではないかと思ったり。つまりお金を払うからアメリカさん、よろしくね、と。
あるいはツイッターで自民党や民主党、国民新党の国会議員が辺野古周辺の土地を買っていると批判されているようだが、少なくとも民主党の議員は、陸上に基地を作らせないために買ったのではないかと思ったり。
ハイ。穿ちすぎですねwこれは冗談ですw

というわけで、あっと驚く解決策を実は持っているのではないかと期待したくなるのだが、どこかで「がっかりすることになるかも知れない」と思ってしまうのも現実。
さてどうなりますことやら。

津波騒動と気象庁の謝罪

2010-03-06 06:11:52 | 時事問題
先日の津波騒動についてひとつだけ簡単に。

津波予測が不正確で解除まで時間がかかったということで気象庁が謝罪したそうだが、(既にネットなどでは多く語られてはいるが)私も謝罪の必要などなし、と考える。

津波の予測など高さも時間も正確にできるものではない。明日の天気がどうなるか、というものとは違うのだ。
天気ですら最近ではかなり予測の精度が上がったとは言え、それでも100%ではないのだし。

謝罪というのは、その行動によって、つまり津波予測の不正確さによって人名や財産や名誉に多大な悪影響を及ぼした場合か、もしくは恣意的に悪意を持って不正確なことをしていたことが発覚したときにすればよいのだ。
今回の気象庁はそのどちらでもない。

どうも最近ではリスク管理を声高に叫ぶ余り、コンプライアンスに縛られているケースが多いように見受けられる。
もう少し緩やかにゆったりとした気持ちで過ごしたいものだ。
あまり社会的にストレスを高めすぎると、毎日の生活は窮屈になるばかりで益など一つもない。