ミシャライ放浪記

ミシャライ(現在社会人)の日々の記録

御柱祭

2010-04-12 00:01:47 | おでかけ
今年は天下の奇祭「御柱祭」が行われる年です。
7年に一度のお祭りですからね(実際は6年に1度?)盛り上がり方が半端じゃないですよ。
僕もせっかくのお祭りなんで柄にも無く参加してきましたよ。

なんでも諏訪大社の宝殿を6年に1回立て替える?ためそのときに結界?である柱も交換するみたいです。
この柱は山で切り出したものを全て人力で諏訪大社まで運んできて立てるんですが、主にこの柱を運んでくる工程と、諏訪大社に柱を立てる工程を御柱祭と言っているんだと思います。
うそばっかりだったらごめんなさい。

細かく説明するとキリがないんですが、とりあえず4月初旬に山で切り出した木を諏訪大社の近くまで引っ張ってくるのが「山出し」と言い、5月初旬に諏訪大社に柱を立てるのを「里曳き」と言うようです。

この祭りはですね、いつかの時代の処刑のように木を引きずりまわり、坂があれば遠回りもせず荒々しく落とし、最後には極寒の川の中にボチャンと落とす、まさに奇祭と呼ぶにふさわしい祭りです。
まあ、これは半分冗談として、みなさんそれぞれの柱を御神木(神が宿る木)と呼び、命懸けで諏訪大社まで運んで行くのです。

僕は上社へ木を運ぶ御柱に参加してきました。
(上社って何とか、この辺の説明は長くなるので省略です。)

僕が難所と言うか見所と感じるのが、次の4箇所ですね。
①大曲(山出し)
②木落とし(山出し)
③川越し(山出し)
④建御柱(里曳き)

今回は②と③を見てきました。
まずは木落としです。



御柱と言えば木落としと言っても過言ではなく、一番の見所と言っても良いでしょう。
あの坂の上から木を落とします。
ちなみにVの字になった木に登っている人たちもろとも落とします。
上社の木落としは美しさを重視するような感がありますが、下社の御柱はより勢い良く落ちるので、時にけが人も出るほど熱くなります。
観客もやっている人たちも、最も燃え上がる瞬間でしょう。

次に川越し。



これは上社ならではの工程です。
川を越す際に柱を清めます。ここも大きな見所ですね。
諏訪の4月はまだ寒く、雪が降っていることもあります。
そんな中、地元民は川に入って行き、木を対岸に渡します。
地区によっては、ふんどし一丁で川を泳いで行き、綱を対岸に渡したりします。

ちなみこれが大曲。



細いクランクになった道ですが、強引に柱を通過させて行きます。
民家の屋根や壁を削ることもしばしば。
個人的にはここが見たかったのですが、平日だったため断念。

こんな感じで3日間かけて、木を山から諏訪大社の近くの御柱屋敷に運んできます。
今現在は柱は御柱屋敷で休んでるところですね。
ここまでが山出しです。
そして、今週下社の山出しが行われました。

今度の5月は柱を諏訪大社に建てる、建御柱が行われます。
こんな感じで、柱を建てて行きます。



最終的に垂直にします。上に乗っている人々は木を引っ張ってるワイヤーをつたって降りてきます。
これで御柱祭は終了です。

里曳きは見れるかわかりませんが、見所である木落としと川越しを見てきて楽しかったです。
祭りはみなさんが活気付いていていいですね。
次回は是非とも全工程に参加してみたいもんです。