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「あれから、もう1年です!」

2010-09-22 17:56:39 | 塾長の一言
ちょうど1年前になります。


「私立校は受験しないの?!」と先生に言われたカオリさん(仮名)
「悔しくて、悔しくて」という気持ちで文理に来ました。

「私立校は受験しないの?」=「今の志望校は厳しい」という意味です。

 当然、彼女にもそんなことの意味は十分わかっていたのです。
わかっていても言われると・・・「悔しかったようです」
さらに、早い段階で言われたので、相当なショックのようでした。

 ちょうど1年前のことでした。
中間テストも終わり、結果が出た後のことでした。

 内申点も足りず、志望校にも点数が足りません。
5教科で270点くらいしか取れていませんでした。

 でも彼女には夢があり、その夢を実現するには、進学校に行くしかない。
でもなかなか成績が上がりません。300点すら届いたことがないのです。

 まじめな性格の子でしたから、すべてのことを丁寧に時間をかけないと
気がすまない。

 その丁寧さゆえに、思った以上に点数が取れません。
努力しても、なかなか結果が出ないのです。

 お母様もお父様も「娘が勉強したいのなら、いくらでも応援します。
やる気はあるようですから。送り迎えも頑張ります」

 だから、「何とか娘の希望を叶えて欲しい」と言うのです。

毎年、このような生徒さんが来ます。

「なかなか成績が上がらないけど、やる気はある」という生徒さんに
出会うと私も燃えてきます」

 「やる気がある」ということで引き受けれることにしました。
でも「あなたを特別にするというこではないから・・・」とも言ってあります。

 彼女には「今までの勉強方をすべて変えてもらいました」
そして、できるだけ「塾にいる時間を長くしてもらいました」

 12月の実力テストで、初めて300点台を取ったのです。
彼女もお母様も喜んでくれましたが、でもまだまだです。
50点以上足りません。

 数学がなかなか伸びないのです。
数学は
  ①困ったら「絵を描く」
  ②線を引く
  ③文字を使う
これがなかなか身につかない。

 そこで、消極的な発送ではありましたが
教科の目標点を設定することにしました。(時間がないからです)

英語:75点
数学:最低でも55点
国語:85点
理科:80点
社会:80点
・・・・・・・・・
合計375点

これだったらいけるだろう。
特に力を入れた教科が国語、理科、社会でした。

数学は最低でも55点取れればおOK
他の教科を伸ばすことに徹底しました。

英語は中1、中2の教科書を声を出して何十回も読みました。
声を出して読むことは、耳から音声として入ってくるので
理解しやすいのです。

国語は点数の取れる読み方を演習しました。

細かい内容は省略します。

ただ言える事は「塾に長くいる」「家は食事と寝るだけ」です。
余裕がありませんでしたから。

・「一斉授業」+「個別即アップ演習」
・「計算ミスやり直しプリント」
・「忘れ物リスト」の書き込み、チェック

※特に「忘れ物リスト」は相当、効果がありました。
彼女も私もビックリしました。

 これを繰り返しました。
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 そして、2月の私立高の受験が終わり結果がでました。

結果、382点で「特進科」合格。見事でした。

 彼女は自分でも驚いていました。
初めて350点を超えたのですから。

 しかし「本番の公立高の受験では、通常の精神ではないので
30点くらいは下がるから、より慎重に!」と言いました。

 入試まで、残り1カ月。
残り1カ月は、新しいことには手を出さないで、今までやってきたことを
「忘れ物リスト」を使って徹底的に反復学習しただけです。

 知識が定着すれば、慌てることはありません。
また、自信も付いてきます。

 新しいことをしなくてもいいだけ、いろんな問題を演習してきたので
大丈夫です。

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 ついに、公立高の受験日がやってきました。

前の日に「今まで一生懸命頑張ったから大丈夫」
「私は頑張りました。だから、高校の先生、私の力を見てください」
こんなつもりで頑張れと言いました。

 入試の後は何も聞きませんでした。大丈夫だと思っていたからです。
でも彼女の方から電話があって「塾長、なんかいけそう!」と
元気な声。

 「自己採点」をしたようです。

「そうかー、じゃあ何点取れたか楽しみにしておこう」

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 合格発表当日。

合格発表の早い生徒から電話がじゃんじゃん鳴り始めました。
毎年、全員合格するので心配はしないようにしてるんですが
「万一・・・」を考えるとやはり心配になります。

 彼女の高校は発表が午後4時以降。
大丈夫とは思うものの、タバコの本数が増え、コーヒーのお変わりが
多くなり、胃が・・・。

 発表が4時の生徒から電話がなり始めました。
携帯電話を持っている生徒の連絡は早いです。

 皆から合格の電話はくるけれども、カオリさんからは
電話がきません。
「まさか!!!」

と、そのとき他の生徒が「カオリちゃん走ってるよ!」と。

忘れもしません。

顔中に汗をかいて「ハーハー」いいながらやってきたのです。
「塾長、塾長、やったーやったー、やったよ」
「合格したけー」(思わず酒田弁)

「いやー、よかったー」
「頑張ってえがったのー」(私もつられて酒田弁)

 カオリさんは大泣きです。
周りに他の生徒がいても関係なく大泣きです。

 私も涙が出るほどうれしかったのですが、他の生徒の手前もあり
ぐっと涙をこらえました。

 皆のことも当然うれしいけれども
頑張ったカオリさんも凄い人です。

 その後、お母様も仕事を早退してやってきました。
お母様は、朝からあまりの緊張で携帯を内に忘れてしまったそうで
「塾に来てようやく合格がわかった」ということ。

お母様も大泣きでした。
「ありがとうございます。ありがとうございます」
ただそれだけです。

 こんな日のために我々は頑張っているようなものですね。

毎年、このような感動ができる仕事ができて本当にうれしいです。
皆さんに感謝ですね。


 現在、カオリさんは部活をしながら、毎日のように塾にきて
頑張っています。

 勉強が楽しくて仕方ないようです。凄い!

出会いとは「人を変える」きっかけになることがある。
毎年感じることです。
我々の仕事は本当にいいものです。

 あれから一年、早いものですね。



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