成績を上げるために必要なこと。
「こんな教材を使っています。」
「こんなシステムを導入しています。」
「当塾は、大手ですから。」
どうでしょう?
「折り込みチラシがきれいだから。」
「大手だったら安心。」
「合格実績の人数が多いから。」
「あの塾はいいと人から聞いたから。」
どうでしょう?
このブログをお読みの保護者の方に質問ですが、
「だから、お子さまの成績が上がるのですか?」
ちがいます。
「成績を上げたい。」
「点数を取りたい。」
小さくても、そんな炎が灯っている生徒が伸びるのです。
その火を起こしてくれる、炎を大きくしてくれる塾や講師に出会うことが大切なのです。
そのためには、保護者の方の勉強が何より大切。
私の生徒、お母さんによってぐんぐん伸びていった生徒もいれば、逆につぶされた経験もあります。
子供は成長します。一人の人間として。
まず、そのことを認めてあげられるか。
いつまでも自分の従属物として接していると、衝突が生まれます。
お互い、同じ目線で話ができるようになるか、が大切です。
つぶされた経験というのは・・
小学校6年修了の頃になると、
「この調子で中学に進学すれば、だいたい○○番ぐらいで、△△高校に進学できるレベルまではいくだろうな」
と、見えてきます。
(もちろん、中学時代にあらぬ方向へ目が向いてしまうこともあり、成績が下がることもあるでしょうが)
こちらでいうと、別府鶴見丘高校には入れるだろうと考えていた男の子。
最終日に、お母さんが来られて突然退塾の申し出。
理由は、ある大手に行かせたかったらしい。
そして、中3の頃、お母さんに連れられて戻ってきたときには・・・・・
どう考えても、親としての〈見栄〉としか思えない。
25年ほど前の大分市内と同じ状況。
犠牲になった子が、かわいそうに思えた。
ある生徒は、最初に大手に行き、こちらへ移ってきた。
相談時にお母さんは
「受け持ちの先生ともっと話せばよかった。子供に申し訳なかった。」と、涙を流されました。
(子が親に詫びるほど 親は子に詫びているだろうか 石川洋先生の言葉が沁みます。)
いま、通われている塾の講師がどんな人間で、どんな考えを持って我が子に接しているのか。
成績が悪いなら、どうやったらよくなるのかを、ともに何時間でも考えてくれる講師であるか。
塾選びには、大切なことだと思うのですが。
ここが、保護者の方の勉強です。
新年度、塾をお探しの保護者の方へ。
もっともっと、足を運んでください。そして、その塾の講師と話をしてください。
我が子にとってピッタリな、そして保護者の方の教育方針にあった塾をお探しください。
三寒四温、春らしい移り変わり。。ご自愛ください。