文化式貼雑帖(ぶんかしきはりまぜちょう)

物件の紹介を中心とした不動産関係の日記帳

またまたお引越し

2018-09-01 17:47:46 | 日記
文化式貼雑帖は以下へお引越ししました。

https://bunka2103.com/



今後ともよろしくお願い申し上げます。


花街近くの艶っぽい家

2017-11-08 14:09:48 | 物件の紹介
長崎には江戸時代に日本三大花街のひとつと云われた丸山があります。全盛期の元禄時代には遊女が丸山・寄合町あわせて1,443人いたそうで、現在も残っている史跡が、往時の賑わいを偲ばせます。


長崎検番 検番とは芸子(芸者)が所属する事務所で、全盛期は二百数十人の芸妓、舞妓がいたそうです。現在は17名です。


史跡料亭花月 ここの柱には坂本龍馬が付けたと云われている刀創があります。現在も営業中で、芸子さんも呼べます。


見返り柳 かつての花街への入口(山の口)に立つ柳の木。花街へと足を運んだ人々が、ここで振り返り丸山遊女との別れを惜しんだらしいです。


忍び坂 丸山遊郭で遊んだ人々が帰る際、丸山の大門を通るのは気が引けるというので、この裏階段を通っていたことから名付けられたそうです。

※上の写真は全て長崎市公式観光サイト「あっとながさき」より転載  https://www.at-nagasaki.jp/

そんな丸山の近く、思案橋停留所の次の終点停留所に「正覚寺下」があります。元々は思案橋停留所が終点だったそうですが、なんでも、当時力のある人の妾宅が清水寺辺りにあったので、その近くに「正覚寺下停留所」を設けたとかいう伝説があるところです。
今回、お話を頂いた物件が、正覚寺下近くの高平町にあります。


かなり渋い外観ですね。10年近く空き家だそうです。

昭和40年代の建物で、室内の造作がよかったので、古さを生かした内装にしたいと思いました。せっかくの逸話がありますので、コンセプトは「花街近くの妾宅」です。


リノベーション後の外観。実際は3階建てで道下に1階があります。道路並みの2階は車庫にしました。


玄関には当時のままの下足箱が。なんとナショナル製です。


畳だった居間に床を貼りました。そのままの床の間に合わせて、ビンテージ調の床材にしました。


建具は光を通すものがよかったので、障子にしました。


襖には梅の絵が。丸山の遊女たちが信仰した「梅園身代わり天満宮」にちなんで。


この欄間が恰好良くて絶対に残したいと思いました。


そのままの天井と床の間。細かいところの造作がおしゃれですね。


玄関はアルミのフラッシュドアです。レトロな玄関周りに合うようにLED照明もクラシックなフォルムのものにしました。


バルコニーには造りつけの花台があります。花を愛でる暮らしができそうです。


バルコニーからの眺め。町並みは変わっていきますね。


水周りは全て新しくしましたが、元からあったペンダントライトが妙にマッチしました。


古いタイルは僕好みです。

一応賃貸物件として作りましたが、僕の偏った好みで仕上げたので一般うけしそうにないですね。





食べ物を自分で作る家

2016-07-23 14:35:25 | 物件の紹介
僕は元々食べることが大好きで、おいしい店があると聞けば食べずにいられないほうでした。また、おいしい料理は家で自分で再現してみたりしていました。そこで、食べ物を作ることに興味を持ち、自分で作った野菜や米を使って料理をしたいという思いもあり、田舎暮らしを始めた次第です。


少しだけ竹林があるので、春にはタケノコが採れます。採れたてを茹で上げます。


5月頃に採れる野菜たち。無農薬、ほぼ有機栽培なので型は小さいですが、味が濃いようです。


自家製のニンニク、鷹の爪、トマト、ししとう、きゅうりが入ったパスタ。すごくおいしく思えるのは気のせいでしょうか。

それに、日本の食料自給率が大変なことになっているので、いざというときの為に、食べ物を少しでも自分で作れるようになっておきたいですね。
何らかの理由で食糧が輸入できなくなった場合、1年後には3000万人が餓死するという試算があるそうです。



そこで、畑付の家はいかがでしょうか?


建物は古いですが、今月一部改装しました。弊社では、その住みやすさからいつもおすすめしている平屋一戸建てです。ちなみに僕も平屋一戸建てに住んでいます。


建物の奥が畑です。


今年3月まで住んでいた前の借主さんが野菜を作っておられたそうで、すぐに使えそうです。また40坪超の広さがあるので、いろんな野菜が作れそうです。


部屋内から緑がみえるのはいいですね。日当たり、風通しがいいので、健康的な生活が送れそうです。


縁側もあります。玄関前にも緑が見えます。


玄関内のレトロ照明と型ガラスの入った欄間、意匠的な引き戸の枠、懐かしいブロック塀。古い家が好きな方も満足できるポイントが随所に見られます。


長崎らしい坂の上の家ですから、長崎港一望の眺望も魅力です。海に沈む夕日も見えます。

【物件概要】

名称   小ヶ倉町貸家  

所在   長崎市小ヶ倉町1丁目

構造   木造平屋建て

間取   3K

専有面積 55.22㎡

交通   上揚バス停徒歩4分

敷金   3ヶ月分

賃料   月額53,000円

備考   駐車場近隣 月額6,000円 ペット可(猫・大型犬可)
     
取引態様 仲介


詳細は”文化不動産事務所”で検索して下さい。  



動物と暮らす家

2016-05-19 18:09:10 | 物件の紹介
僕らが子供の頃(昭和40年代ですね)は野良犬も野良猫もその辺にいっぱいいて、箱に入れて捨ててある子犬や子猫を学校の帰り道にみつけることも多くありました。僕の家でも、姉がどこかから貰ってきた犬や、妹が拾ってきた猫を飼っていました。その頃の僕ら家族が住んでいた家は借家でしたが、大家さんの許可などいらなかったようです。また、犬は当然庭で飼うものでしたし、猫は家の中と外を自由に行き来していました。犬は番犬ですから吠えて当たり前でしたし、猫もねずみを捕るのが仕事でした。今は犬も猫も家族の一員となり、家の中で飼うことが主流になりました。ただし、借家となるとペット不可のところがほとんどで、住まいの事情で飼えなかったり、手放すことになったという話をよく耳にします。


ネパールでは今でも野良犬が幅をきかせています。

 僕も昨年犬を手に入れて一緒に生活するようになりました。おととしから田舎暮らしをしているので、番犬用にと保護施設より引き取ったのですが、これが予想以上のかわいさですっかり虜になってしまいました。

 
我が家の愛犬「ふく」です。屋久島犬の血を統いているので狩りが大好きで、猫や穴熊に異常に反応します。

そこで、犬や猫と暮らしやすい部屋を提供したいと思い、外郭団体の元社宅を改装してペット共生型マンションにしました。


3階建全6戸のマンションです。

 
文化アパートメントという名前です。


共用で使える足洗い場を設けました。うんちダストも試験運用中です。


各戸の玄関横と共用部分3か所にリードフックがあります。

  
室内には犬や猫が滑りにくい床や、引っ掻きに強く消臭効果のある壁紙を採用しました。また、キャットウォークとペット脱臭機を備えています。

【物件概要】

名称   文化アパートメント

所在   長崎市花丘町

構造   RC3階建て

間取   洋6 LDK10

専有面積 44.75㎡

交通   住吉電停徒歩4分

敷金   3ヶ月分

賃料   月額55,000円

共益費  月額 3,250円

取引態様 貸主


詳細は”文化不動産事務所”で検索して下さい。  





自転車で通えるあまり遠くない場所

2016-04-23 15:02:38 | 物件の紹介
 長崎市は東京や大阪や福岡など大都会と比べたらすごく小さな町ですが、江戸時代に天領であり唯一の貿易港だったことで、商人をはじめとした町人が力を持った町であります。長崎市の中心部にはそんな歴史を感じさせる建物や史跡が多くありますが、そんな市中の富裕層が別荘を建てた場所のひとつが旧上長崎村である西山地区です。


町年寄(町人)の使用人が深堀藩屋敷に殴り込みに行く長崎喧嘩騒動

画像 ながさき坂道めぐり から引用 http://modal.x0.com/saka2.html





その西山地区は、市中心部から近い割には山手であることもあり、現在でも環境が良い場所です。僕も、小学生から大人になって独立するまで住んでいたところです。小学生のころは家の周りにも畑や田んぼが多くあり、サンショウウオやオタマジャクシやセミやクワガタなどを採って遊んでいました。中学生から高校生のころは、学校が終わったらそのまま友達と長崎で一番の繁華街である「浜ん町」まで歩いて行って”浜ぶら”を楽しんだものです。また、思案橋付近までアルバイトに行っていたころは、自転車で通勤したこともあります。そんな街からあまり遠くない場所である西山にある物件は、広くてきれいなのに、家賃がお手頃です。


外壁の色がエキゾチックです。車両乗入れ不可のようにみえますが、実は1階に車庫もあります。


狭い部屋だと採用できないカウンターキッチン仕様です。


窓が2方にあり明るい洋室。ここの床は全て無垢材を使用していて、裸足で歩くと気持ちがいいんです。


玄関ホールの様子。1DKですが、複雑な間取がもたらす奥行き感です。


窓から差し込むやさしい木漏れ日。環境の良さを窺わせます。


独立式の洗面台と室内洗濯機置き場がある脱衣室。街中の物件ではスペースがない場合もありますね。


玄関にはシューズボックスがあります。光が差し込む方にはDKがあります。


広いルーフバルコニーです。休日にはテーブルと椅子を置いてのんびりしましょう。

【物件概要】

名称 さつき荘 202号

構造 鉄骨造4階建て

間取 洋4.8 DK7.1

専有面積 36.60㎡

築年月  1977年3月

交通   水源地跡バス停徒歩2分

敷金   3ヵ月分

賃料   月額55,000円

共益費  月額1,500円

駐車場  月額10,800円

取引態様 仲介

詳細は”文化不動産事務所”で検索して下さい。