オベロン会ブログ

英米文学の研究会、オベロン会の専用ブログです。

2014年1月25日のオベロン会のお知らせ

2014-01-23 | キャリバン
お待たせしました!

師走から現在に至るまで、
何かと慌ただしく、さらに
試験やら採点やらで、
とにかくいろいろありまして、
こんな遅くになりました。
お許し下さい。

さて、寒さ厳しき中、
急遽予定を変更して戴き、
登場して下さるのが、
宮本正秀さんです。
ありがとうございます。

以下に、宮本さんから戴いた発表に関することを掲げます。


タイトルは、「劇場の解剖学:ヨーロッパからロンドンへ」
概要:人体解剖は、16世紀イタリアの大学で、正式なカリキュラムに
組み込まれて、学問的地位を確立した。その代表例である、
パドヴァ大学には解剖学劇場(Anatomical Theare)が開設されている。
新しい学問分野である人体解剖は、多くの留学生をイタリアの大学に
引き寄せたが、相当数のイングランド人学生もその中に含まれていた。
17世紀に入るとイングランドにおいても人体解剖が行われるようになり、
医学のみならず、文化全般に大きな影響を及ぼすようになる。

今回の発表では、ヨーロッパからイングランドに輸入された解剖学の
知見が、学問と文化におよぼした影響について考えてみたい。
文学のテキストとしては、John Ford の 'Tis Pity She's a Whore、The Broken Heart、
Cyril Tourneur の The Atheist's Tragedy、John Donne の Devotions upon Emergent Occasions などについて言及する予定です。


以上です。

人体解剖から覗いた17世紀イングランド。
これまでになかった視点ではないでしょうか。
興味深いですね。
皆さん、どうか聴きに来て下さい。

発表後、美味しいビールや紅茶とサンドイッチなどを取りながら、
多彩な知的関心事を巡って、快活な談笑の時間があります。
お楽しみに。


時間は、14時からです。
場所は、以下の通り、いつもの所です。

国際文化会館 
   都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分
   東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分