環太平洋経済連携協定

　今日からオーストラリアとのＥＰＡ交渉（２国間経済連携協定）が始まったという。

　先日、ある農業関係の新聞の特集欄に農家のお母さんの投稿記事の一節にこんなくだりがあった。「お正月くらい高級な
道内産の○○○牛肉を食べようと思った。普段安い輸入牛肉ばかり食べている私にとっては高価すぎたが、思い切って
買った」と・・・。

　先日、私どものあるスーパーで道内牛肉の消費拡大のキャンペーンをやっていた。「焼いて試食させていた」がいままで
あまり見たことがなかっただけに、力の入りようが分かった。とても大切なことだと思った。その日の昼食は道内産の牛肉で
昼食を終えた。

　先日、ある農業関係の新聞にＴＰＰ反対の特集号を出すためのコメントを求められた。
指摘を受けるかも知れないが「断固反対」とか「地域が崩壊する」などではなく私なりの意見を述べた。
「国民の命と健康を守る重要な使命を持つ農業」とか「食料を自国でまかなうことの大切さを消費者にもっとよく理解して
もらうことを含め、十分な国内対策を講じることが先決では」と・・。
　
　先日、ある会議の挨拶で「厳しい言い方になるかも知れないが」と前置きして「確かに大切な食料を生産しているが、私た
ちは酪農を生活するための産業の一つとして経営している以上、どんな厳しい農業情勢になろうともそれに耐えうる経営体
にしていくことは必要なことかもしれない」と・・・。

　先日のある集まりで語った。消費者を牧場に迎え酪農体験などの活動をしている自分の取り組みを紹介しつつ、こうした
活動は消費者に酪農を理解してもらい、食の大切さを知っていただける最大の効果かも知れないと・・・。