ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

教える事

2008-02-10 20:51:13 | Weblog
酪農ヘルパー組合に就職した23歳ちゃんが私の牧場に研修に入って、6日間が過ぎた。1年ほどの酪農実習の経験があると聞いていたため、ある程度安心して受け入れたが、なかなか難しい面が多くある。「教える」と言うことは大変な事だとあらためて感ずる。

酪農ヘルパーとして毎日ちがった牧場をヘルパーするため、様々なことを想定して一通りの作業工程を教えなくてはいけない。
飼料給与、掃除、搾乳などなど・・・。一輪車押しなどの超肉体労働も。
全てが1年生である。
 とりわけ、乳を搾るための機械であるミルカーの装着、とくに乳房からの外すタイミングを覚えるのに苦労している。乳が出なくなったのに装着していても、早く外しすぎても乳房に障害を起こす。その状態を手で触って覚えるのである。

時々発する大きな声に「すいません」と慎重な声が返ってくる。素人に触られる牛も気の毒だ。というよりその事が原因で疾病になることも度々ある。
「人材を育てるためにある程度の犠牲も必要か」と割り切ってボランティアしている。

今日、初めてトラクターの操作を教えた。教える方も老体であり、大きな声を出しながらの動作は倍して疲れる。操作を誤り故障の原因を作ったりするがジッと耐える。

あと1週間、早く覚えて酪農家に「喜ばれ期待されるヘルパーになってよ」と祈のらずにはいられない。
23歳ちゃんもいつもニコニコ「ハイハイ」との元気な声で頑張っている姿が逞しくもあり、すがすがしさも感ずる。

老いた腰にムチうって「教える事」に精だすしかないな~~。
コメント
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