中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

こんなのはじめて

2016-12-31 | 生活


お隣の国の首都は、大気汚染がひどくて、というのは身を持って知っております。

20年前に住んでいた時には、冬になると抜けるような青空で乾燥しきった空気がキーンと冷えて寒かったものです。

車が少なかった頃は、50kmほど離れた場所に行くのに、車で一時間で行けたものですが、この数年は、朝夕のラッシュ時だけではなく、慢性的に町中が渋滞していて、夜の会食場所を聞いて、ちょっと離れているので車で一時間では、たどり着けないかもしれないと思うのが、ほんの10km程の場所だったりします。

会社のスタッフは、自宅からわずか9kmの距離を1.5時間かけて車で通勤して来ています。

12月、今年最もスモッグが激しいという警報が出ている中出張してきました。

首都上空に近づいて高度を下げていくと、小さな渦を巻いたような白とも灰色ともつかない色の雲のようなものが一面に広がっています。

その中に入ると飛行機の羽の先端位迄しかはっきりと見えない世界。



雲なら着陸直前には抜けてスッキリと下界が見えますが、霧のように着陸する迄そのままの状態。


空港の管制塔も霞んでよく見えない中で無事に着陸です。



今迄も何度か汚染が激しい時に着陸したことはありましたが、なんか違う感じでした。

過去は、灰色の濃い霧に入って行く感じでしたが、今回は白っぽい濁りに入って行く感じ。

到着して、ほぼそのまま宴会場へ直行でしたが、ホテルに戻ってからも喉がチリチリ痛い感じが続きました。

ホテルから外へ出ると、化学品のような匂いがします。マスクをしてしまうと、マスクの匂いでわからなくなりますが、マスクは汚染微粒子を通しにくいだけでこのケミカルは体内に届いてしまうのではないのかなぁと、初めて心配になりました。

現地の人も、マスク族は確実に増えています。

装着率は、汚染400だった昨夜、半分位でしょうか。

普段は時間があれば、出張中でも散歩ばかりしている私ですが、外に出る気になれず、不必要な外出を回避しまくった出張でした。

風が吹くと、首都周辺の汚染は改善されます。

環境が改善したのではなく、韓国、日本方面へ飛散しただけです。

気流に乗って全世界へ薄まりながら広がって、蓄積されています。

地球が、人の住めなくなる世界になるのは、宇宙戦艦ヤマトのような放射線、では無く、こういう正体不明の汚染物質なんだろうな、と思っています。


それにしても、驚くしかないのはTVの報道。

もちろん国が統制しているのですが、英語放送は真面目に取り組んでいるよ、嘘の報道はしていないよ、とばかりに汚染問題がトップニュース。

国民向けの通常放送は当然のことながら政治がトップニュース、汚染問題もそのうち出て来ますが、こんなに違反している企業を見つけたので操業停止にした、というようなニュースが続き、その次にはパリやロンドンでも汚染がヒドイ、という順序。

これを見ている人たちは、先進国になったのだから仕方が無い、でも政府はちゃんと対策しているから大丈夫、と思うのでしょうか?

メディアをフル活用するのは、とても上手ですよね。
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